こんばんは、白黒茶々です。
今年の春先頃に、私のもとに母校の愛知学院大学から案内状が届きました。 気になるその内容は……… 毎年6月頃に卒業生によっておこなわれている定期総会が、今年は大学の構内のホールを会場にして開催するというのです
これまでは名古屋市内のホテルでやったり、コロナで中止になったりしたこともあって、大学でおこなわれるのは4年ぶりとなります。
定期総会は自由参加の卒業生が、大学の学長や講師の話や会計報告を聞いたりするのですけど、私はそのあとに控えている懇親会に魅了されています。
ちなみに4年前は、ビュッフェ形式での立食パーティーで、参加費無料でご馳走が食べ放題でした。
そのあとには大学の構内を巡るツアーも企画されていて、懐かしみながら食後の散策をすることができました。
もちろん、今回も迷わずに参加表明しますよ
そしていよいよその当日の、6月11日になりました。 渚園での犬キャン△から1週間後なのですけど、その日は朝から雨でした。
それでも、大学でのイベントはほとんどが屋内で、波と狛に罪悪感を持たずに出かけられるので、かえってよかったです。
そんな彼女らに見送られて向かったところは………
母校の大学ではなくて、そこへ行く道中の豊川市にある宿(しゅく)さんという喫茶店でした。 こちらでの目的は……… もちろんモーニングですよ
私は開店時間より少し早めに到着したのですけど、その軒下には雨の中でもお店が開くのを待っているお客が数人いました。
間もなくして、受け入れていただきました。 その店内は広く、やや昭和レトロな内装なのですけど、綺麗で清潔に保たれていました。
そうしたら、モーニングメニューを頼みますよ 最近料金が改訂されたみたいですけど、それでもブレンド珈琲は450円の良心価格でした。
宿(しゅく)といえば……… 元R(ろっこつ)マニアのしゅくはじめさんは今頃どうしてるのかな?なんて考えていたら………
お待ちかねのモーニングセットが運ばれてきました ドリンク類に無料で付いてくるレギュラーモーニングに、私は小倉あん(60円)をチョイスしました。
あらかじめバターが塗られているトーストに盛ってもヨシ、そのまま嘗めてもヨシ。
それらのメニューで朝の活力を注入した私は再び車に乗り込み、雨の高速道路を走って………
名古屋市の郊外の日進市と長久手市にまたがる、愛知学院大学(略して愛院大)にたどり着きましたよ ちなみに目の前に聳える巨大な建物は、100周年記念講堂にございます。
さらにその裏手には………
1号館の校舎が。 東京大学でいうところの安田講堂みたいなところで、私は昔その建物の教室で講義を受けたことがあります。
愛院大は中部地方では最大級の私立大学で、本部がある日進キャンパスの敷地はかなり広いです。 私の下宿から門までは3分だったのですけど、さらにそこから教室までは10分近くもかかったのですよ。
それはさておき、今回の定期総会の会場となるけやきテラスに到着しました。 私が学生の頃は、その場所には第一食堂が建っていて、その手前にあった電話ボックスには、心霊伝説が………
今ではその面影は全くないので、本来の目的に入りましょう。 文学部と心身科学部が創立し、同窓会が発足してから、今年は50周年となるみたいです。
さらに、定期総会のほうも50回目で、記念すべき年なのですね。
私にとっては、卒業してから今年でちょうど30年になり……… って、歳がバレてしまいますね。
さすがにそれほどの年月が経ったこともあって、今回の参加者の中に私が知っている元学生は1人もいませんでした。
それでも、昔お世話になったゼミの講師のK田先生が来ていて、私のことも覚えていてくださったので、救われたというか嬉しかったです。
その定期総会の終盤には校歌斉唱があるので、奮って歌いますよ せっかくなので、パソコンやスマホの前の皆さまもご一緒に
さん、はいっ
♪だ~いこうど~の、あ~さぼらけ~、こ~こにこぞ~れる~、と~ものかお~、………
一部カンニングしながらも、3番まで元気に楽しく歌うことができました。 その式典が終わったら………
フロアを移動して、いよいよお楽しみの懇親会……… ではなく、まだコロナの脅威から完全には解放されていないということもあって、「ランチタイム」と銘打った食事会となりました。 具体的には、個別包装された料理やデザートを好きなだけ取っていく方式となったのですけど………
ついつい欲張ってしまいました。 その中には、名古屋名物のひつまぶしや、天むすの弁当がありますね。
また、アルコール類は厳しいということで、代わりにノンアルコールのビールが用意されました。
それでも寿司やうなぎは久しぶりで、テンションが上がりました。
しかし、さすがの私でも全部はムリで、一部は持ち帰りました。
お食事会でお腹も心も満たされたら、大学の構内を散策しますよ その頃には雨はほぼやんでいたので、ちょうどよかったです。
他の地域に一部の学部が移転したこともあって7号館の校舎は解体され、構内はより広くなっていました。
さらにその先には………
なんと、坐禅堂があるのですよ 愛院大は曹洞宗の系列の大学ということから、宗教文化学科(私がいた頃は宗教学科)があり、すべての1年生は宗教学が必須となっていました。
また、降誕会(4月8日)や成道会(12月8日)などの宗教関係の記念日は、大学は休みとなります。
この日は坐禅堂が開放されていて、内部を見学したり座禅の体験ができるようになっていました。
向こうに見えるのは、14号館の校舎ですね。 私が在学していた頃にはなくて、けっこう新しい建物です。
ということで、そこから入っていきますよ
今回の見学コースには、心身科学部の実験施設も含まれていました。
階段式の教室も、いかにも大学らしい風景で懐かしいですね。
そして、私は文学部博物館に行き着きました。 こちらには兵馬俑やミロのヴィーナス、興福寺の仏頭といった世界の宝の複製品が展示されているのですけど、撮影禁止となっていました。
そのあとは定期総会の受付で、名札と引き換えに、手土産をもらって解散となりました。 その包みをあとで開けてみて、ビックリ
なんとその中身は、今回のイベントのために特注したクッキーの詰合せだったのです。
それだけでなく、参加者全員が抽選の対象となる1万円ぶんの旅行券が、私に当たったのです
これでもかというほどのおもてなしを受けたら、また来たくなってしまいます。
帰る頃には雨足が強まっていたのですけど………
愛院大から近いといえなくもない帰り道にある、岩崎城跡に寄っていきました。 こちらは天正12年(1584年)の小牧・長久手の戦いの舞台にもなったところです。
中世の城跡なのですけど、それに似つかわしくない模擬天守と史料館が聳えているのですよ。
それでも私はそれらには肯定的で、学生の頃は自転車に乗ってよく訪れていました。
小牧・長久手の戦いでは、こちらで場外戦がおこなわれました。 羽柴秀吉軍と徳川家康軍が小牧で対峙しているスキを突いて、池田恒興と森長可は徳川の領地の三河に侵略していきました。
その通り道にある岩崎城で、徳川方の城主の丹羽氏重はこれに対抗し、籠城戦を挑んだのですけど、程なくして討死。
享年16歳。岩崎城も落ちたのですけど、池田・森軍がここで足止めしたことによって、追ってきた徳川軍に討ち取られてしまいました。
「どうする家康」に岩崎城が出てくるのか気になるのですけど、今度は晴れた日にゆっくり訪れたいです。
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