しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

3度目のJR貨物フェスティバル広島車両所-(1)EF66七変化 

2014-11-08 23:47:46 | インポート

Img_2787 2014年10月25日(土)


 朝寝坊してしまいました。予約してあるバスに乗るため高松まで車を走らせますがあと少しのところでバスに乗り遅れてしまいます。<こうなったら行くのを中止する か・・・>とも思いました。でも<否!>と叫ぶ自分がここに居ます。<断固、行くべし。広島へ。>という心の声が私を突き動かします。<今日行かなくてどうするの!>こんな悲壮な決意を抱いてJR高松駅で切符を買い直し、マリンライナー、のぞみ号を乗り継いで広島駅へ。そこから芸備線に乗り継いで矢賀駅到着10:26.予定より1時間遅れましたが到着です。<JR貨物フェスティバル広島車両所公開>会場に到着しました。2005年、2009年に続き3度目の訪問となります。ここで大阪からやって来た大Img_2384学鉄研同期のドラえもん氏と合流します。

 今回の目玉は、ここで保存されているEF66-1と今なお現役で国鉄時代に一番近いスタイルを保っている27号機の国鉄色2両横並び展示です。2両とも美しい状態でのお披露目で、熱心なスタッフ達により
盛んにヘッドマークを交換しています。おそらくこんな豪華な展示は2度とないでしょう。大勢のギャラリーが飽きること無くシャッターを切り続けています。過去に活躍した列車のHMもあれば、縁も所縁もない列車のHMも掲げたりしますが、意外と似合っているものもあったりします。でも意外とHMを外した姿になった時<うおー!>という歓声がギャラリーから上がったのをみるとEF66は、HM無しのすっぴンの姿が一番似合っているのかもしれません。

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18きっぷの旅

2014-09-08 23:31:39 | インポート

2014年9月5日(金)

8月に津山、鳥取方面へ列車で日帰り旅をしました。その時使ったのが青春18切符!この切符を買うのは3年振りくらいでしょうか・・・。翌週2枚。そして利用期限最後の週末で2枚と使いきるつもりでした。が、悪天候で外出を中止しました。これで2回分は放棄が決定しました。最後の週末2日間で18きっぷの購入価格以上の距離を乗車して、最低でも元を取るべく少し遠出をします。

2014年9月6日(土)

Dsc_0622 Dsc_0623夜行バスに揺られて新宿にやって来ました。土曜日早朝の新宿駅は、店舗のほとんどがシャッターで塞がれ、人影もまばらで早朝特有の気だるい、よそよそしい感じが漂います。新線新宿駅から京王新線に乗車します。この3.6㎞の京王新線部分は初乗りです。初乗りとは言え、ほとんど地下を走るのですから感動もありません。とはいDsc_0624 え、ささやかですが私鉄完乗に一歩近づきます。そのまま高幡不動まで普通電車に揺られます。
 高幡不動からは多摩モノレールに乗り換え北上します。この線の立川北から上北台 までが未乗区間となっています。モグラ状態の京王新線と違い高所を走るモノレールの見晴らしは良く、線形も道路や地形を忠実にトレースする為、大きなカーブや急こう配が各所にあり、乗っていて飽きることがありません。終点上北台まで乗って多摩モノレール完乗です。ここでも私鉄完乗に一歩近づいた事になり、まずは嬉しいというべきですが、うかうかしていると、ここ
上北台からさらに路線延長されてしまいそうです。モノレールの軌道は早く伸ばしてくれと言わんばかりに主張しているように見えます。私としては、そうならないうちに残りを乗っておかねばとの危機感を抱きます。
 私としては、1度完乗してしまえば、もう乗りつぶしは止めようと思っています。だってこんなことに振り回されるのはもう止めたいですから…。大いなる自己矛盾ですが。多摩モノレール完乗で国内私鉄は95.2%乗車したことになります。距離で言うと350㎞余りですが、難易度の高い
ケーブルカーが数カ所残っています。今後、風光明美であっても交通不便な場所にある鋼索鉄道を1つづつ潰していかなければなりません。気が遠くなります・・・。

 折り返しで立川まで戻ります。

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 JR立川駅で18きっぷに日付印をおしてもらい、中央線で新宿に出ます。山手線で原Dsc_0631 Dsc_0627 宿に出て、そこから東京メトロ千代田線に乗り換えて乃木坂で下車。そのまま、連絡通路で国立新美術館に入ります。現在開催中のオルセー美術館展を覗いていきます。二十年ほど前、何の予備知識もなくパリのオルセー美術館を訪問して、マネの<笛を吹く少年>と出会い衝撃を受けました。この絵と出会うまで、私は絵画について何の興味も持っていませんでした。むしろ中学生時代の美術教師への反感から必要以上に美術に対して反発を抱いていました。でも、この絵を前にして自分の中で何かが変わりました。教科書に載っている作品が目の前にある事に対する興奮もありました。この絵から笛の音が聞こえてきそうな、少年が目の前で居るような<力>が感じられました。この時の「絵って<力>を与えてくれるんだ」という感動がその後の美術館巡りを続ける原動力となったのです。久しぶりに再会した少年は昔と同じように、上手ではないけれど、一生懸命、明るい旋律を奏でているように感じました。

 今回はこの絵と再会するために夜行バスに揺られて東京まで来ました。パリに行くことを考えれば時間も費用も節約できるからという考え(プラス余った18きっぷの処理を兼ねて)でした。でも何かすっきりしません。

 今回の展覧会は<笛を吹く少年>以外の作品にこれと言ったものが無く、正直<オルセー美術館展>の名をのるほどでは無いと思ったのは私だけでしょうか。これなら時間とお金を掛けてパリまで行く方が賢いのかもしれない・・・。そんな屈折した思いを抱いてしまいました。少しもやもやした気持ちで美術館を出ました。その頃には空は晴れ渡り、日差しは夏に戻ったようです。

<こんなことなら、朝から撮影に出かければよかった。>

とは言え、今回は終日雨という天気予報を信じて撮影準備もしていません。


 東京駅から東海道線で熱海に出ます。そこからさらに鈍行を乗りついで細長い静岡県を横断します。


そして尼崎へ ナロー天国を目撃する 

2014-07-21 00:08:32 | インポート

2014年7月11日(金

今朝、眠りから覚めたのは神戸のホテルです。昨日のうちに徳島の自宅に帰るつもりが台風による強風で大鳴門橋が長い間通行止めになったため、神戸に宿泊することになってしまいました。皮肉なことにホテルにチェックインした直後に、通行止めが解除され夕方からは高速バスが動き出したみたいです。大型で猛烈に強いと云われていた台風は、京阪神、徳島地区に大した(実質何も)被害ももたらさずに東へ抜けてしまいました。恐れていた北海道方面からは遠い海上を抜けて、かすりもしませんでした。後から考えると本来の予定通り、今日の飛行機で北海道から帰ってくるべきでした。後の祭りです・・・。

Img_1351 今朝は早朝から須磨に出張って西から来る貨物を撮影しようと思いましたが、貨物列車は台風の影響が残っており、運休多数の為行く気が失せました。でも、運命のいたずら(大げさですが)で、今神戸に居るのですから、何か出来る事は無いのだろうか?

そんなことを考えながら、ホテルの朝食を食べながら考えていました。そして、今だから出来る事を思いつきました。

チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ。

シャア大佐は最終回でこう言ってバズーカ砲を持ってキシリア少将をふっ飛ばしに出かけますが、私はカメラを持ってかねてImg_1362よりの宿願を果たすことにします。

 三ノ宮から阪神電車で尼崎へ。そこから南へ歩くこと15分。新日鐵住金尼崎製造所にやって来ました。資材運搬用の軌道が県道を横断して東西の工場を結んでいます。現役の762mm軌間のナローが大阪にほど近いこの地にあって、多数の機関車が活躍している事は以前から知っていましたが、休日はあまり走らない様なので、工場が盛業中の平日に休みを取って行く必要がありました。今回の不幸な神戸足止めを奇貨として、平日にやって来れました。

門衛であいさつすると、外から撮る分は構わないとの事。踏切の脇で待機します。

Img_1372工場の中を覗くと西側の敷地にはパイプを積んだ貨車が留置 されています。また東側の工場奥では黄色い機関車が入れ替えで動き回っているのが遠目に分かります。30分ほど待つと緑の機関車が東側の構内から出てきました。信号で車を止めたのを確認後にゆっくりと公道を渡って行きます。実に珍しい光景です。来てよかった。

神戸で足止めを喰らい意気消沈しましたが、旅の最後はハッピーな気持ちで終われそうです。ようやく天国と地獄を味わった5泊6日の旅を終え 鳴門大橋を渡って自宅に帰れます。

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