しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

今日は吉備路で撮影三昧ー(2)吉井川鉄橋でトワイライト撮影

2016-02-14 10:59:09 | 鉄道写真
2016年2月6日(土)

高梁川鉄橋でドクターイエローを撮影し終え、次のポイントに移動します。山陽道を東進し山陽ICをおりて、JR山陽線万富駅東の吉井川鉄橋西岸土手にやって来ました。土手の上にカメラの砲列が出来ている様子は遠くからでも伺えます。その砲列の隙間に入れていただき、カメラをスタンバイし終えると、はるか遠くから深緑の列車がゆっくりと近づいています。

車体の深緑が、背景の山に溶け込みすぎです。カメレオンの様に近づいてきます。

50人ぐらいいた同業者はトワイライト通過後にほとんどが撤収してしまいました。残った方々と後続の貨物列車を狙います。
桃太郎300番台を撮影するのは初めてです。この後の貨物列車も300番台でした。今までは撮りたくて仕方なかったんですが・・・。

四国在住の私にとって初代マリンライナー>213系には特別の思いがあります。213系が活躍した瀬戸大橋開通直後は、鉄道旅行には良い時代でした。18きっぷで日本中旅出来た印象があります。今やJR線は切れ切れで、鈍行を使った旅にはいろんな制約がついて来ます。


このまま夕方まで吉井川の鉄橋端で撮影し続けてもいいなと思えるくらい、日差しは温かく長閑な景色でした。1時間程前までいた高梁川鉄橋脇の寒さとは大違いです。とは言え、先ほど通過したトワイライトは瀬戸駅で長時間停車をするので今から追いかけてもあとワンカット撮影出来ます。

途中、瀬戸駅に寄り道。運転停車中のトワイライトの撮影にトライしますが・・・。
現地に行ってみると、本来なら良い形式写真が撮れそうな光線具合なのですが、余りに光線が当たりすぎ、それを見事に反射するものですか、かなり苦しい・・・。機関車正面を対向ホームから撮影出来るポジションは立ち入り禁止にされており、時間を無駄にしただけとなってしまいました。


食堂車の窓越しにコックさん達が調理する姿を眺められ、肉の焼ける音や匂いが漂ってきそうな気分になります。そういえば昼飯、まだだった。


瀬戸駅と上道駅中間点付近?の農道わきで、トワイライトを待ちます。何故ここにしたかと言うと、ただ事無い数のカメラマンが群がっていたから。さすがに後から来た私がもぐりこめる場所は、列の一番外側ですが、それも良しとします。


まだ日暮れまで、少し時間があります。先ほどまでいた吉井川鉄橋に戻り、あと何本か貨物列車を撮影します。トワイライト通過時の人込みは夢だったのか、私一人で通過する列車を出迎えます。






今日は吉備路で撮影三昧ー(1)高梁川鉄橋でエヴァ500系とドクターイエローに遭遇

2016-02-13 14:36:52 | 鉄道写真
2016年2月2日(土)

数日前、大阪在住大学鉄研同期のドラえもん氏と電話で話をしました。話題は今年来た年賀状の話になりました。
ドラ氏「鉄研OBから来る年賀状の図柄も、だんだん鉄道写真が少なくなってるな・・・。とうとう○○さんも家族の写真になってしまった。今年ちゃんとした鉄道写真の年賀状を送って来たのは、■■氏、◆◆さん、▲▲・・・・。」
私「ふむふむ、そうやね。寂しい事やね・・・・」
ドラ氏「××さん、◎◎さん・・・・」
私「うーむ、他にはいませんか・・・・」
ドラ氏「そんなところかな―。まともな写真を送ってくる人は・・・・」
私「他にはもういませんか・・・・」
ドラ氏「もうおれへんで―。あとはお子様レベルやし。」
その瞬間、私の心の中で<プチッ>という乾いた音が鳴ります。
「わしの写真は、お子様レベルかえー!」
思わず、大きな声が出てしまいました。
ドラ氏「ああ、そうそう。君も頑張ってはる。がんばってはるよ・・・。忘れていた。すまん。がんばっている・・・。」
私の棘のある返答に対して、その場を取り繕うとしている様子に、私はさらに苛立ってしまいました。

とは言え、ドラ氏に対して怒るなど、大人げない事です。ドラ氏をはじめ鉄研写真班OB諸氏との撮影技量の差は埋めがたいものがあります。その事は十二分に認識しています。要は、私の技量が足りていないという事です。ドラえもん氏を責めてはいけません。ここは気持ちを切り替え、撮影の機会を増やし経験を積み、力量をUPさせるしかありません。

という事で、今年初めての鉄道写真撮影に出かけました。場所は岡山県、総社市。山陽新幹線高梁川東岸の山腹から上り列車を狙います。2008年11月23日にこの地に来て以来7年3ヶ月の歳月が流れました。前回は0系レストランの時期でした。→
以前はもっと竹が密集して視界も狭かった記憶がありますが、良い悪い別にして、どなたかが前方の邪魔な竹をへし折り、快適?に撮影出来るようになっています。でもいかにも強引にへし折った感が大きく、痛々しい眺めでもあり複雑です。
3ヶ月振りの鉄道写真撮影に、戦場に臨むランバ・ラルの台詞が脳裏をよぎります。
「この風!この肌触りこそ撮影(戦争)よ!」
2時間半ほど当地にいて、普通の700系はこの1本しか来ませんでした。絶滅危惧種になってしまったのか。

山陽筋でも主役はN700系です。でも16連は輸送力過剰のような・・・。

N700系7000番台は、前回訪問時は先行量産車が試運転の頃で撮影出来ていません。時の流れを感じます。

前回訪問時には山陽筋の実質的スターであった700系レイルスターが、今は端役に追いやられています。時の流れは残酷です。

今日の1つ目の目玉、エヴァ500系。予想以上に似合っていて驚きます。

今日の2つ目の目玉?普通の500系。登場から約20年も経つのに、いまだにカッコいい!

今日の3つ目の目玉?ドクターイエロー!ここまで粘った甲斐がありました。


ここに2時間半居て、新幹線の写真をただただ撮り続けました。5人程の同業者がほぼ定位置で、撮影を続けていました。竹林の影の撮影地は、凍える事半端では無く、<寒いー><寒いです。><寒すぎる><死にそうです><本当に死んでしまいます>以外の会話が同業者間で交わされることはありませんでした。私にとって苦行の撮影はじめでありました。

ドラ氏に写真を認めて頂くまでの道のりは、まだ始まったばかりです・・・。