しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

春の九州行1-不完全燃焼!復活ブルトレ撮影記

2010-03-27 23:49:39 | 鉄道写真

3月20日(土)

宇多津駅駐車場に車を停めて、朝一番の「しおかぜ」に乗り込んだら、3両編成の車内は予想外の満員・・・。旅の前途が思いやられますが、岡山までの短い旅程。ひたすら我慢・・・・。新幹031 038 032線と鹿児島本線を乗り継ぎ大牟田へ。

大牟田駅では化成コンテナの入替えにしばし見とれます。大牟田駅近くでレンタカーを借り、一般道を南下し鹿児島本線の長洲-大野下間の撮影ポイントに到着。ここはタイガーロープも無く少し上下線が開き気味なので編成写真には打って付けと考えてやってきました。目的は本日走る復活ブルトレです。列車の来る1時間前ですが1組の親子以外誰も居ず、拍子抜けします

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長閑であった撮影ポイントも復活ブルトレ通過20分前ほどから車で乗り付ける同業者で騒がしくなります。福岡方面から追っかけてきたのでしょう。

いよいよ、という所で直前にやってきた複数のカメラやらビデオなどを三脚にセットした年配者から、<どいてください>との声が・・・。(私の居た場所は線路からは、当然ながら離れた所でした。後ろの人の方が線路に近い)直前にやって来てそれは無いだろうと思いましたが、こんなところで口論も厭でしたので(もう通過が迫っていました)後ろに下がる事に・・・。クレームを入れてきたカメラマンの後ろに陣取りファインダーを覗くと、条件は先ほどより悪くなっています。さらに驚いた事に、普通の編成写真ならば鉄道敷地外にいた自分が写り込む事はあり得ません。前方の私が支障すると言う事は、よほどの広角か、ビデオカメラを広角からズームインするかなのでしょう。こんな自身の理想を実現するために、先に居る人を退かせる感覚に憤りをおぼえます。そして、理不尽な要求に従ってしまった自分に腹を立てます。不幸な事に、集中力を欠いたこの瞬間、復活ブルトレ<はやぶさ>はやって来ました。

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集中力を欠き、思う様なショットを切れませんでした・・・・。クレームを入れてきたカメラマンを含め、多くの同業者は手早く撤収し、大急ぎで車に乗り込み南下していきました。私は、行き場の無い怒りを抱え、旅を続けます。私の心そのままに、天候は急激に悪化しやがて嵐へと変化していきます。薄暗い熊本平野の上空をまるでキングギドラの怪光線の様な稲妻が走り、風に飛ばされた小枝やビニールが空を舞っています。世界の終わりを暗示するかのような光景を眺めながら、私も暗澹たる気持ちを抱いて九州道を南下していきます。