しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

J南高校映画部OB会の皆様への連絡事項

2012-06-24 15:47:26 | 映画部OB会行事

ごく限られた方々への連絡です。

当ブログの過去記事とカテゴリーの整理を行っています。ついては、J南高校映画部OB会関連の記事はカテゴリー→映画部OB会行事クリックで閲覧できます。

ないしは→http://hally583.de-blog.jp/hally/ob/ クリック

関ヶ原関係の追加と過去記事内容一部修正を行っています。どこが変わったか分ります?

当ブログは方向性が不明確なため、内容を変更しようと考えています。ご意見等があれば、よろしくお願いします。


しょぼい映画日記 『幕末太陽傳』by尾道

2012-06-23 23:25:02 | 映画

2012年6月17日(日)

Img_2142Img_2141お目当ての映画の上映時間が近づいて来ました。海に近い映画館に到着。そこは、まさに昭和の映画館。古びたガラスケースの中には近日上映作品のポスターが。適度に薄暗いエントランスに懐かしさを感じます。とは言え中は清潔でかつ前後のシートの間隔が広く、都会のシネコンに快適さでは負けてはいません・・・。ホール内にピアノが置いてあるのが印象的ではありました。

幕末太陽傳』

F1001376 話は今年の2月。職場の飲み会であまり話した事がない職場の上席が、突然映画について語り出します。昭和30年代から40年代にかけての日本映画について熱く熱く語るのです。その知識量にも圧倒されましたが、映画に対する愛情の深さに驚きました。その中で特に熱く私に説いたのは、『幕末太陽傳』を見たか?見てないなら、見るべきだ!絶対!と・・・。ちょうど昨年末から日活100周年としてデジタル修復版が各地で順次公開されています。どうせならDVDで家で見るよりは映画館で見ようと思いました。そうこうしているうちに、近辺での上映は終わり、この尾道での上映が(今回の)最期の上映となる事を知り、あわてて駆けつけたわけです。

内容にただただ圧倒されました。舞台となる遊郭旅籠<相模屋>の巨大なセットに、その当時の日本映画の勢いを感じました。今ならCGでごまかしてしまうのでしょうが、この巨大感は登場人物が旅籠の中を右往左往駆け回るシーンで大きな効果を上げています。お金掛かっただろうなア。南田洋子と左幸子のつかみ合いのシーンでは、庭で始まった叩きあいが、廊下・階段そして2階へと1カットで収めています。観客も、その場で取り巻居ている様な錯覚をおぼえます。ストーリは、いくつもの古典落語を下敷きにし、それが次のエピソードへと繋がっていきます。フランキー堺の怪熱と脇を固める日活スター達の輝きでぐいぐい観客を引き込んでいきます。気が付けばラストまでフランキー堺演じる佐平治と一緒に駆け足で走っている気分に・・・。当時の風俗や時代背景を知らないと戸惑う事もありますが、2時間弱、監督川島雄三の力技と日活豪華俳優陣の熱演に酔いしれます。見に来て良かった・・・。

F1001375 映画を観た後は、海沿いの鉄板焼きの店でお好み焼きをいただきます。もちろん広島焼きです、店主とこの街の話しをしているうちに電車の時間が来ました。あたりは夕暮れ。海も空も街もぼんやり朱に染まっていきます・・・。


梅雨の晴れ間の尾道紀行 尾道ラーメンとおみくじ

2012-06-23 23:24:20 | 旅行記

2012年6月17日(日)

Img_1940 Img_1986_2 JRを乗り継ぎ11時前に尾道駅に降り立ちます。まずは、細長いアーケードに覆われた商店街を1kmほど歩きます。街全体が昭和を感じさせ、子供の頃の思い出がふと湧き上がってきます。たどり着いたのは尾道を代表するラーメン店と言われている<朱華園>。まだお昼前なので、すんなりと中に 入れました。外見は少々古びていましたが、中は改装されており、明るく機能的で安心します。間もなく運ばれてきた中華そばをいただきます。一口食べてみて、不思議な気分を味わいます。上品な醤油と鶏がらのスープと平打ちの細麺の組み合わせは今まで食べた事の無い味と食感で、新鮮に感じImg_1944るのですが、それでいてなぜか懐かしい。何故なんだろう・・・・。薄いチャーシューは淡白でありますが、このスープには合うんでしょう。スープの海に大量の麩が浮いています。何故?と考える間もなく食してみると、麩ではない。口の中で溶けてしまいます。Img_1945これは・・・<背脂>!ラードの小粒です。とは言え脂ギッシュ感はあまり感じず、むしろ上品なスープを引き締めている感が・・・。店を出る頃には、<朱華園>目当ての観光客の大行列が出来ていました。早めに来てよかった。店を出て、すぐそばの岸壁に腰掛けて潮風に吹かれていると不意に先ほど<朱華園>で感じた懐かしさの意味が分りました。あの味は、チキンラーメンの味に通じるものがあります。チキンラーメンを磨いて、洗練していけばあのような味になるのか?等と勝手な事を妄想してしまいます。それにしても記憶に残る味です。

Img_1925 Img_2003 Img_1982 お腹も膨れましたが、今回の旅の目的の映画上映時間まで3時間ほどあります。今まで曇っていた天候が、いつの間にか夏空に・・・。予定外ですが、線路際に向かい久しぶりに撮り鉄にいそしみます。細長い市街地と山に挟まれた地形のため、長編成の写真には向きませんが、石段や古寺を入れた写真にチャレンジします。しばらく見ない間に黄色い電車が増殖していますが、時たま湘南色や旧西日本色の115系が通り興味は尽きません。さすがに物流の大動脈<山陽本線>です。貨物列車も多く、楽しいのですがこの時間帯は桃太郎ことEF210ばかりがやってきます。

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Img_2044Img_2130撮影の片手間で八幡神社にお参りをします。すると、すぐ後ろで踏切の警報機が鳴りお参りを中断して線路際 でカメラを構えます。そんな光景を神様はちゃんと見て おいでになったのか、直後にひいたおみくじは<末吉>。内容は《ふらふらした気持ちを改めよ!》とのお言葉でした。戒めとすべきでしょう。傍らの高麗犬様が私を呆れて見下ろしている様に見えます。


しょぼい日曜日

2012-06-17 23:56:31 | 出来ごと

6月10日(日)

今日は愛媛県新居浜市で一般公開されている元青函連絡船<羊蹄丸>を見に行く事にします。東京の船の科学館で展示されていたものが、解体の為四国まで回航されてきたもので、本日が最終日との事。これを逃すともう2度と<羊蹄丸>の姿を見ることはできません。朝、徳島インターから徳島自動車道に入り、一路新居浜へ向かいます。今からなら、お昼前には到着出来そうです。徳島インターは現時点で始発点の為、入口から数キロ西に料金所(発券所)があります。前の車に続いてETCレーンに進入。時速20キロ程で駆け抜けようとしました。が、バーが上がらない・・・。急停車して事態を確かめようとします。

なぜ!なぜ!何故に!何故だー!

うろたえる私に対し、何処からか<そのまま動かないで>との声が・・・。

職員さんが通行券を持ってあらわれます。通行券を受け取り、ETCを利用しない状態で次のインターまで走り、料金所で400円現金を払います。そのあと、車をとめてETCの車載機を確認。電源も入っているし、カードも入っている。2週間前は使えていました。不思議です。念の為カードを取り出してみます。やっと分りました。

<なぞは、すべて解けた!>と名探偵コナンの様に呟けれたら良いのですが、、それよりも<僕は取り返しの無い事をしてしまったー>とララーを誤って殺めたしまったアムロの様な惨めな気持ちになってしまいました、そうです。カードの有効期限が2012年5月までだったのです。

惨めな気持ちで40分かけて自宅に引き返し、新しいETCカードの入った封筒を探し、それを発見出来たのが午後2時。もはやTimeOver・・・・。もう2度と<羊蹄丸>の姿を見ることはできません。本日は、しょぼい日曜日となりました・・・・・。