しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

そして尼崎へ ナロー天国を目撃する 

2014-07-21 00:08:32 | インポート

2014年7月11日(金

今朝、眠りから覚めたのは神戸のホテルです。昨日のうちに徳島の自宅に帰るつもりが台風による強風で大鳴門橋が長い間通行止めになったため、神戸に宿泊することになってしまいました。皮肉なことにホテルにチェックインした直後に、通行止めが解除され夕方からは高速バスが動き出したみたいです。大型で猛烈に強いと云われていた台風は、京阪神、徳島地区に大した(実質何も)被害ももたらさずに東へ抜けてしまいました。恐れていた北海道方面からは遠い海上を抜けて、かすりもしませんでした。後から考えると本来の予定通り、今日の飛行機で北海道から帰ってくるべきでした。後の祭りです・・・。

Img_1351 今朝は早朝から須磨に出張って西から来る貨物を撮影しようと思いましたが、貨物列車は台風の影響が残っており、運休多数の為行く気が失せました。でも、運命のいたずら(大げさですが)で、今神戸に居るのですから、何か出来る事は無いのだろうか?

そんなことを考えながら、ホテルの朝食を食べながら考えていました。そして、今だから出来る事を思いつきました。

チャンスは最大限に生かす、それが私の主義だ。

シャア大佐は最終回でこう言ってバズーカ砲を持ってキシリア少将をふっ飛ばしに出かけますが、私はカメラを持ってかねてImg_1362よりの宿願を果たすことにします。

 三ノ宮から阪神電車で尼崎へ。そこから南へ歩くこと15分。新日鐵住金尼崎製造所にやって来ました。資材運搬用の軌道が県道を横断して東西の工場を結んでいます。現役の762mm軌間のナローが大阪にほど近いこの地にあって、多数の機関車が活躍している事は以前から知っていましたが、休日はあまり走らない様なので、工場が盛業中の平日に休みを取って行く必要がありました。今回の不幸な神戸足止めを奇貨として、平日にやって来れました。

門衛であいさつすると、外から撮る分は構わないとの事。踏切の脇で待機します。

Img_1372工場の中を覗くと西側の敷地にはパイプを積んだ貨車が留置 されています。また東側の工場奥では黄色い機関車が入れ替えで動き回っているのが遠目に分かります。30分ほど待つと緑の機関車が東側の構内から出てきました。信号で車を止めたのを確認後にゆっくりと公道を渡って行きます。実に珍しい光景です。来てよかった。

神戸で足止めを喰らい意気消沈しましたが、旅の最後はハッピーな気持ちで終われそうです。ようやく天国と地獄を味わった5泊6日の旅を終え 鳴門大橋を渡って自宅に帰れます。

Img_1415


そして北海道へ そして神戸へ 天国と地獄 

2014-07-20 00:00:36 | インポート

2014年7月9日(水)

Dsc_0574 青森駅のスターバックスでこれからのスケジュールを検討します。天気予報では台風8号は明日の朝には九州に上陸し、そのまま東進する様な予報となっています。進路が北寄りの場合は明後日に北海道に来ます。帰りは明後日の新千歳からの飛行機を予約しています。ここで旅行を中止して新青森から東京経由で新幹線を使って帰る事も考えましたが、東海地方も台風の予報進路に入っています。東海道新幹線の車中に何時間も足止めされるリスクもあり得ます。ここは、とりあえず北海道入りして飛行機で帰る事にします。そういう思案に明け暮れているうちに店は閉店となり、駅に向かいます。はまなすのチケットを購入します。窓配置がユニーク(中はもっとユニーク)で以前より気になっていたカーペット車を希望しました。が、車両検査の為、不連結との事。そういえば朝Img_1305 撮影した<はまなす>にはカーペット車は連結されていなかった事を思い出します。

私もよくよく運のない男だな。

ここでもシャア少佐のように呟きます・・・

それなら自由席でも良いかと思いましたが、今回は念のため指定席<ドリームカー>を取りました。幾度となく<はまなす>を利用してきましたが、自由席ばかりでした。

入線してきた<はまなす>のドリームカーに乗り込んで

Img_1339 実際座ってみると、乗り心地は自由席とは雲泥の差です。元キハ183系のグリーン車の座席を流用していて深い角度までリクライニングしますし、シートピッチも広い。指定料金520円以上の価値はあります。

やるな!JR北海道・・・

シャア大佐がブライトを称えたように呟きます。先ほどのカーペット車に乗れなかった落胆が、喜びに変わります。現金なものです・・・。

客車列車独特の癖のある乗り心地に身を委ねます。2年前に<はまなす>に乗車した時が最後の乗車になるものだと思っていましたが、今Img_1312 回、もう一度乗車する事が出来ました(当初は白鳥で北海道入りの計画)。次に青函トンネルを使うときは新幹線開業後となるでしょうから、<はまなす>に乗るのはこれが本当に最後になる事でしょう。今夜は最後の夜行定期急行列車の旅を心置きなく味わうつもりでしたが、列車が青函トンネルに入って5分も立たないうちに深い眠りに落ちてしまいました。夢なぞ見ることなく、ただただ泥の様な眠りにつきます。





2014年7月10日(木)

眠りから覚めたのは苫小牧を過ぎてから。もうすぐ南千歳です。外は薄暗いですが強い雨が降っています。

これから札幌に出て丸1日かけて<北斗星、カシオペア、トワイライト>や貨物を撮影しようと計画していましたが、悪天候下で撮影しても得られる成果は少ないであろう事は容易に想像できます。雨に濡れながら、列車を待つのが辛いこともあります。また買ったばかりのカメラを濡らすのはもっと気が進みません。もう今日の撮影には未練はありません。そんな事より、明日予約した飛行機が欠航になり自宅に帰れなくなる事が問題です。ここは腹を決め南千歳で下車し新千歳に向かいます。

<もし今日の午前の神戸便に変更できるなら、それに乗って帰ろう・・・。>

空港には7時前に到着。早い時間ですが早朝から各地に出発する乗客たちでターミナルは活気があります。待合室にあるTV画面は台風情報一色です。スカイマークのカウンターで搭乗便の変更を申し出ます。あすの便をキャンセルして新たに予約するので、キャンセル料1500円と通常料金でチケット購入するので(割安)事前購入との差額9000円の10500円が追加で発生するとの事。航空運賃の規則は複雑なようでよくわかりませんが、意外と出費が増えます。それでも、台風で足止めされた場合は航空運賃以外の費用がそれ以上掛かりそうです。10時25分初の便で神戸に戻ります。

今回の旅行の北海道滞在時間<はまなす>乗車時間を入れると10時間ほどですが、実質は新千歳空港ターミナルにいた3時間余りです。

実に短い北海道の旅でした・・・。

12時半には神戸空港に到着。雨もやみ、風も吹いていません。台風接近というのが信じられません。

空港ターミナル外のバスターミナルで徳島行きのバスを待ちますが、出発時間が来てもバスはやって来ない。

スマホでバス会社のHPを見てみると、大鳴門橋が強風で通行止めの為運休中と出ています。

「これではなんにもならんじゃないか、ブライト君」

ファーストガンダムでのリード中尉のようにヒステリックに叫びます・・・。

私もよくよく運のない男だな。

そして今回の旅行で何度目かの台詞が口から出ました。今回ばかりは心からそう思いました・・・。


東北 天国と地獄 酸ヶ湯へ

2014-07-17 23:35:09 | インポート

2014年7月9日(水)

Img_1303 八戸から、青森市までの帰路、どのルートにするかをカーナビで検討します。最短距離の国道4号、みちのく有料道路コースと十和田方面から帰ってもそう大きな差が無い事に気がつきました。せっかくなので景色のよさそうな十和田市から八甲田山の南から傘松峠を越え青森市内に下るルートです。車はようやくサミットを越え、下りにかかります。間もなく酸ヶ湯の大きな建物が見えてきます。

<酸ヶ湯か・・・。何もかもなつかしい>

見覚えのある木造の建物群を一瞥して沖田艦長の様につぶやきます。

Dsc_0573Dsc_0571ここには20年近く前、会社の同期と来た事があります。千人風呂に 入った記憶が残っています。懐かしさがこみあげ、ひと風呂浴びる事にします。総ヒバ造りの巨大な浴室には白く濁った硫黄泉の湯が満々と湛えられ、大きな浴槽故に波打ってさえいます。酸性のお湯なのでメガネを外して入ります。わずかな時間であったかもしれませんがすべてを忘れて、湯につかっていました。あまりの心地よさに居眠りしそうになり ますが、そのたびに酸性の湯が目に入り痛みで我に返ります。酸ヶ湯は以前と何も変わっていませんでした。

新青森駅近くのレンタカー店に車を返却したのは午後7時を少し回った頃です。2日前に対応してくれた職員さんが声をかけてくれます。「列車の写真、うまく撮れましたか?」わたしはにっこり「上手くいきました」とニッコリ応えます(初日の失敗は黙っていましたが・・・・)。職員さんは「それは良かった。」と自分の事の様に喜んでくれます。思えばこの方が2日前にかけてくれた激励(=プレッシャー)のおかげで、今朝の中小国での撮影にチャレンジ出来たのです。何気ない言葉のやり取りが、思わぬ結果を生みます・・・。これも旅の醍醐味です。


東北 天国と地獄 八戸臨海鉄道北沼駅へ

2014-07-16 20:43:28 | インポート

2014年7月9日(水)

 油川での撮影を切り上げ、青森市街地に戻ります。今後は接近する台風8号の影響で北日本も雨模様になりそうです。早晩必要になると判断してビニール傘を購入します。ただ、傘を購入すると同時に雨が上がります。
 

 車を東に向け、みちのく有料道路を通り八戸へ向かいます。同一県内の移動なのでもっと短時間で到着できるものだと思っていましたが、2時間半掛かりました。青森県が広いからなのか、高速道路の有無なのか分かりませんが、とにかく疲れました。

八戸臨海鉄道北沼駅に到着します。Img_1205

当地は、九州辺りにある台風からは相当離れてはいますが、暖かい空気が供給されているのか、湿った空気が肌にまとわり付き、私の体力を奪っていきます。

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現地に到着したころ到着貨物がやって来ます。

 

反対側には製紙工場の機関車が、工場からの貨物の出荷と受け入れの為に来ているはずですが、数百メートルの距離をダッシュする気力は、この時残っていませんでした。

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 機関車は製紙工場から出荷されるコンテナを受け取って八戸貨物駅に帰って行きます。

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本来なら、機関庫やら市内各所にある貨物線廃線跡巡りをしたいところですが、ここ数日の旅の強行軍の為、疲れがたまっているようです。もう、鉄道はいいかという気分になっています。心の隅の冷静な自分が、リフレッシュの旅なのにストレスばかり溜めてどうするの!と言っています。今日の鉄道趣味アワーはこの辺で切り上げる事にします。


東北 天国と地獄 延長戦 油川へ

2014-07-15 23:56:55 | インポート

2014年7月9日(水)

 中小国での撮影を終え、青森寄りの油川ー津軽宮田に移動します。

到着時点はお日様も出ていますが、昨日の天気予報は正しく・・・・

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だんだん、雲行が怪しくなっていきます・・・。

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2本目のED79重連貨物までなんとか、天気は持ってくれました・・・。

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 そのあとの貨物からは豪雨となり撤収します。

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