スルッとKANSAI2Dayチケットがあと1日残っていたので、日帰りで奈良方面に 行く事にしました。
3時25分徳島港発南海フェリーで和歌山港へ。そこから南海電車で難波へ。そこからは近鉄電車を乗り継いで、9時過ぎに室生口大野へ。
駅裏の細い道をたどっていくと、雑誌等で有名な大きな橋梁を見下ろせるポイントに出くわします。結構、感動ものですが、この時間、光線状態が良くありません。おまけに手前に太いケーブルがあり、撮影意欲は一気に萎えます。
そこで、鉄橋の裏側(南側)へ。こちらからは、光線状態申し分なく、
ただし大阪方橋脚の付け根に大きな製材所があり、これまた画面での処理に難あり。
とは言え、いろんな種類の電車が次から次へやってきて、飽きる事がありません。楽しいひとときを過ごします。来て良かった・・・
◆春の古寺巡礼とその顛末
駅からバスに10分ほど揺られて、いよいよ室生寺を参拝します。石楠花を中心に様々な花が咲き、山寺を彩っています。ユニークなスタイルの五重塔やいろいろな顔の石仏を眺めていると時間の経つのも忘れます。
長い石段を上がりきった所にある奥の院で、おみくじをひきます。
凶!(女性に、ぼこぼこにたたかれている男性のイラストあり)
内容は、気が弱い人が読めば卒倒してしまう程の救いのない不幸のオンパレード・・・。いくら何でも、ここまで書いて良いのかと思えるほどの辛辣なもので、ここに書くのもはばかれます。病や縁談は十中八九だめとか、勝負事で勝つのは2分しか望めないとか、いかに将来が暗いかを具体的数値で説明しています。「生きていても良いことは何もないよ」と言っている様に思えます。私は、力なくそこいらの枝に、この忌まわしいおみくじをくくりつけ、失意の内に下山しました。
野生のお猿さんにも笑われている(私の主観)
先ほど引いたおみくじと言えどもあまりの内容の非情さに、釈然としないものを感じていましたので、掟破りでありますが、下の本殿でもう一度おみくじを引くことにしました。その前に、如来様を拝み、賽銭を幾ばくか投げ入れます(決して、袖の下ではございません)
その結果は
大吉!
とは言え、これで先のおみくじの結果を相殺することが出来るのか、はなはだ不安であります。
当初の予定では、このまま長谷寺も参拝するつもりでしたが、気分的にまだブルー・・・。すべてのスケジュールを変更して、このまま大阪方面へ戻ります。
電車の待ち時間を利用して撮影を続けますが、心なし意欲が減退しているのが分かるでしょうか?
あまりに気分がめいっていたので、撮影を切り上げ乗り鉄に変更とします。
私鉄未乗車区間の乗りつぶしということで、最近延長した大阪モノレール支線と新規開通した大阪市地下鉄今里線に乗車しに行きます。
大阪モノレールの車窓風景の白眉は<太陽の塔>だと思います。20世紀を代表する芸術だと思います。大阪モノレール彩都線に乗ると、<太陽の塔>の裏に青い顔がある事がわかります。裏の顔には、どんなメッセージがあるのか、考えていたらもう夕暮れです・・・。
ともかく、長かった一日が終わりました。さてはて、私の今後の運勢はどうなることか・・・