2014年10月25日(土)
フェスティバル閉幕30分前に広島車両所を出ます。JR矢賀駅から電車を乗り継いで西広島駅へ向かいます。時刻は午後3時になろうとしています。日没が早いこの季節では、撮影可能時間はあと1時間余りでしょうか。ドラえもん氏とJRの駅を出て正面方向にある太田川放水路にかかる国道2号線<新己斐橋>まで歩きます。歩道上から宮島方向に向かう<ひろでん>をひたすら撮影します。大都市広島をはしるトラムとあって本数は多く、非常に充実した撮影Timeを過ごせたのですが、悲しいかなほとんどのカットが並走する自動車と被ってしまいます。さらに、広電自慢の新型連接車の大きなLED行き先表示は撮影するとほとんど崩れてしまいます。とはいえ、先ほどのフェスティバルと違い動く車両を撮影するのは実に楽しい。きっちり1時間楽しみました。
西広島から広島駅に戻り、駅前のお好み焼き店でドラえもん氏と反省会を開きます。本日撮影した写真をカメラ背面の液晶モニターでチェックしていきます。右手でコテを握り、左手でカメラのダイヤルを操作していきます。お互い本日の成果に満足の様で、広島お好み焼きを美味しく頂きます。私が「今日、唯一残念だったのは、私が好きな<出雲>と<瀬戸>のヘッドマークをEF66が掲げてくれなかった事だよな・・・・。」と呟くと、「あんた何言うとんの!お昼休み終わってしばらく後に2つとも掛ってたん、知らんかったんか?これ証拠の写真な・・・」と言い、満面の笑みを浮かべて、私にとってのスーパーショット<出雲>と<瀬戸>揃い踏みのカットを見せてくれます。私がカレンダーを求めるためにその場を外したわずかな間に、(私的)夢のシーンは終わってしまいました。右手に握ったコテを思わず天に突き出し、次に自らの詰めの甘さに肩を落とします・・・・。/p>
2014年10月25日(土)
さらに構内を回ります。奥の方に教材用なのか記念物の意図なのか電気機関車のカットモデルが展示されています。いつ見ても上半身だけのトナカイのはく製を連想してしてしまい、目をそむけたくなるのですが、それでも見入ってしまいます。が前と様子が違う。以前ここにあったEF58ー113が居なくなっています。私の記憶違いかと思いましたが、スマホで検索してみると、昨年北陸ロジティクスに輸送されたとなっています。この車両所の裏手にあたるこのエリアは一見、何にも変わっていないように見えていますが、少しづつ変化しているようです。残された車両もカットモデルの宿命なのかカット部分から腐食が進んでいるようです。
広島の主?といえるもみじ色のEF67も交代が進んでおり、そう遠くないうちに桃太郎300番台に置き換わるのでしょうが、今日の1号機の晴れ姿を見ているとそんな現実が信じられません。
少し前までは、四国以外のどこでも見られた気がするDD51も、ここ数年で活躍範囲を劇的に狭めています。こんな姿を見る事が出来るのもあとわずかでしょう・・・。
今日は時間的にも金銭的にも少し無理をしての訪問となりましたが、来年このクラスの機関車達が展示される保証は無く、まさに一期一会の出会いとなりました。良い思い出になります・・・・。
2014年10月25日(土)
2機の原色EF66撮影の合間に構内を回ります。機関車修繕公開コーナーではEF67の吊り下げ実演が行われています。もみじ色の重量感ある車体が軽々と釣り上げられ、集まったギャラリー全ての視線を浴びつつ、静かに移動していきます。
庫内の一隅では鉄道部品が売りに出されています。興味をそそられるモノ、持って帰っても扱いに困りそうなモノが床の上に並べられています。入札待ちのたくさんのEF81のナンバープレートを見ていると、もうこの一時代を築いたカマも終焉が近づいているんだと実感します。
工場内では機関車達がお腹を開けて検査を受けています。取り外された様々なパーツが並べられていて興味が尽きません。
奥のエリアでは新しげなスイッチャーが休んでいました。
朝寝坊してしまいました。予約してあるバスに乗るため高松まで車を走らせますがあと少しのところでバスに乗り遅れてしまいます。<こうなったら行くのを中止する
か・・・>とも思いました。でも<否!>と叫ぶ自分がここに居ます。<断固、行くべし。広島へ。>という心の声が私を突き動かします。<今日行かなくてどうするの!>こんな悲壮な決意を抱いてJR高松駅で切符を買い直し、マリンライナー、のぞみ号を乗り継いで広島駅へ。そこから芸備線に乗り継いで矢賀駅到着10:26.予定より1時間遅れましたが到着です。<JR貨物フェスティバル広島車両所公開>会場に到着しました。2005年、2009年に続き3度目の訪問となります。ここで大阪からやって来た大学鉄研同期のドラえもん氏と合流します。
今回の目玉は、ここで保存されているEF66-1と今なお現役で国鉄時代に一番近いスタイルを保っている27号機の国鉄色2両横並び展示です。2両とも美しい状態でのお披露目で、熱心なスタッフ達により盛んにヘッドマークを交換しています。おそらくこんな豪華な展示は2度とないでしょう。大勢のギャラリーが飽きること無くシャッターを切り続けています。過去に活躍した列車のHMもあれば、縁も所縁もない列車のHMも掲げたりしますが、意外と似合っているものもあったりします。でも意外とHMを外した姿になった時<うおー!>という歓声がギャラリーから上がったのをみるとEF66は、HM無しのすっぴンの姿が一番似合っているのかもしれません。