しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

函館で連絡船に乗り込み、五稜郭でコンテナに夢中になり本来の目的を忘れる

2016-06-10 23:27:55 | 北海道
2016年6月4日(土)
伊丹から函館まで小さな飛行機で飛びます、飛びます・・・・。

レンタカーを借りて、まずは腹ごしらえ。函館といえば(わたしのなかでは)塩ラーメン。



おなかが満たされたところで、函館駅方面へ向かいます。やってきたのは


船内を探検します。私は青函航路は廃止直前に1往復したのみですが、その時利用した、リクライニングしない青い普通座席を見ると、その時の思い出がよみがえります。

ブリッジに入ってクルーになった気分で

一通り船内を見て回ったのですが、車両甲板に降りるルートが見つかりません。鉄道連絡船の車両甲板に入って船の中に引かれたレールを見てみたいという思いが子供の頃からありました。今日、その夢が叶うという事でここを訪問したのですが、どう行けば良いのか分かりません。困惑してしまいます。乗船口に戻り、職員さんに車両甲板への通路を尋ねます。職員さんは<車両甲板はアスベストを一部に使用しておりまして、見学者様の安全を配慮して立ち入りを禁止しております。青森の八甲田丸は対策が施されているため車両甲板の立ち入りが可能なのであちらで見学するのが良いかと思います。>と申し訳ないという表情を浮かべます。今から津軽海峡を渡る訳にもいかず、少し肩を落としながら摩周丸をあとにします。





車両甲板に降りられなかったのは残念ですが、気を取り直して、先に進みます。五稜郭駅に来ました。函館に来るとこの駅に来てしまいます。ホームに入場して、頻繁に到着する貨物列車の機関車交換を飽きずに眺めます。









コンテナの写真を飽きること無く撮影し続けます。



北海道お名残撮影記(6)粘りの撮影と最後の試練

2015-06-30 23:56:09 | 北海道
2015年6月10日(水)
 苫小牧のビジネスホテルを慌てて出発したのは4時45分。

またまた有珠のSカーブ。カシオペア。同業者2名。

稀府に来ました。

登別温泉で旅の汗を流します。
最後に
以上で今回の北海道の撮影旅行は終了です。レンタカーを返却し、千歳空港で搭乗手続きをしようとします。が、最後に最大の試練が待ち受けていました。


北海道お名残撮影記(5)

2015-06-29 23:59:26 | 北海道
2015年6月9日(火)
長万部の宿をでて高速道路で東へ向かいます。今日の目的地は北海道ブルトレ撮影の定番中の定番、北入江信号所―有珠にある通称<有珠S字カーブ>に向かいます。虻田洞爺湖ICを降り、国道37号線を室蘭方面に。有珠駅の手前にあるラーメン店<宇宙軒>を山側に入り踏切を渡ったら、左にある細い道に入ります。轍が深く削られ、車の底がこすりそうな急坂を恐る恐る上ります。上方にある広場に車を置いて少し歩くと、一般紙や旅行会社のパンフレットでも見た事がある北海道らしい雄大な景色が視界に拡がります。とは言え、実際は林の向こう数百メートル先は国道沿いの市街があり、時折、走行するトラッの音が聞こえてきます。ここに実際に来るまでは、人里離れた場所で、到達するのは難しいと長い間思っていましたが、実際にはJR有珠駅からでも歩いて来れます。火曜日で曇天という事で、線路を見下ろす広いお立ち台には同業者は3人。静かに<北斗星>の通過を待ちます。


<北斗星>が通過した頃から、雨が激しくなり始めます。これ以上の撮影は今日は無理だと判断します。この旅行も4日目に入り、そろそろ疲れも感じています。温泉にでも入り、しばし身体を休める事にします。向かったのは、このお立ち台から程近い洞爺湖温泉の湖畔の宿<かわなみ>です。ウィークデイの午前中とあって、大浴場は私一人。貸切状態です。湯船に浸かり何も考えない時間を過ごします。が、
あることに気がつきました。
<この旅行で、初めてくつろいでいる自分がいる!>
<今日までの追われるような強行スケジュールは、休暇の使い方として正しいのだろうか?>という根本的な疑問が頭から離れなくなります。


風呂から出て、伊達市内の蕎麦屋で遅い昼飯を食べながら、人生の残り時間をこのように浪費することが良いものか考えます。蕎麦湯を啜りながら、<蕎麦を食べながら悩むのも人生。とどまるのも進むのも人生・・・>と考えますが、結局、何の結論も出さずに先に進む事にしました。店を出る自分には、天候は嵐の様相になっていました。
今日は苫小牧に泊まります。

北海道お名残撮影記(3)

2015-06-22 23:29:25 | 北海道
2015年6月8日(月)
 午前4時前に函館市内のホテルを出発。進路を西に取り、昨日下見をした渡島当別-釜谷のお立ち台に向かいます。車を降り、ビューポイントまでの細い道をひたすら歩きます。道の両側に腰の高さまで伸びた夏草が、行く手を阻み、かつ朝露を容赦なく身体にかけてズボンを重くします。夏草との戦いにかろうじて勝利し、ようやく海峡線を見下ろすポイントに到着。既に多くのカメラマンで狭くは無い丘が埋まっています。

函館方向から金太郎の牽く貨物列車が通過して間もなく、青森方向から小さな丘の切り通しを抜けて赤い機関車に牽かれた<カシオペア>がやって来ます。




 機関車は比較的状態(見た目)の良い13号機でした。正面に陽も当たり皆さんさぞ満足な表情を浮かべ撮影の余韻に浸るのかと思い、辺りを見渡します。が!余韻に浸る人など私くらいであることが、皆さんの表情、行動から読み取れます。皆さん真剣な表情で三脚をたたみ、駆け足で夏草の覆う小道を各自が停めた自動車まで移動して行きます。軍隊の様に一列になって黙々と進んでいきます。この後来る貨物が撮影可能なのに、ここに残る人はいません。
<皆さん、追っかけするんだ・・・!>
私は、当地でまったりと貨物を撮影するつもりでしたが、先ほど通過した<カシオペア>に追いつけるのなら、私も2回目の撮影にチャレンジします。
 お立ち台撤収は最後の方になりましたが、カメラマン達の車列を追いかけます。函館市街をショートカットしてやって来たのは仁山-大沼(大沼駅から南へ1㎞付近)の小沼沿い直線区間。反対方向の駒ケ岳が綺麗です。車を飛ばした訳ではありませんが<カシオペア>が函館駅で機関車を付け替えている間に、20分近く先回り出来ました。折角つかんだチャンスです。ありがたく頂きます。

<カシオペア>通過後、かなりのカメラマン達が海峡線の時と同様に猛スピードで撤収していきます。これからの勾配区間でスピードを落とす<カシオペア>を追い抜き、3度目の撮影にチャレンジするつもりなのでしょう。私もそれについて行きたい衝動に駆られますが、ここは自重します。このまま、長万部方面まで追いかけてしまえば、今回の旅行のスケジュールは無茶苦茶になってしまいます。
 少し北方に移動します。大沼駅南にある踏切で撮影。貨物とスーパー北斗を撮影し30分程で撤収。