衆議院選挙の投票を済ませて、海陽町に車を走らせます。 海部駅に到着したのが午後1時前。高架駅の階段を上がると同業者がちらほら。本日より高千穂鉄道より譲渡された気動車※が営業運転に入ります。皆さん、それが目当てです。
←先に徳島方よりキハ47が入線してきます。後ろに見えるのが、有名な「山がない」トンネル。とは言え、てっぺんに木が生えてきて、以前より立派に見えます。
※宮崎県の神話の里、高千穂を結んでいた高千穂鉄道は2005年9月の台風被害で甚大な被害を受け、全線運転休止とりましたが、復旧費用が莫大になる事から運転再開を果たせぬまま、そのまま全線廃止となりました。今回移籍して来たTR201は、そのまま解体される運命であったかもしれませんが、海を隔てた阿佐海岸鉄道では、2008年に2両しかない車両の1両が事故で廃車となった為、乞われて嫁入りする事になりました。TR201第2の人生が良きものであるようにと祈ります・・・。
やがて、本日初お披露目のTR201が入ってきます。車内は、地元新聞主催の鉄道ツアーのお客さんでにぎわっています。両列車とも、わずかな停車でそれぞれ自分が来た方向へ帰って行きました。それと同時に、先ほどまでの喧噪が嘘のように静寂が駅を支配します。
TR201を追いかけて宍喰方向に向かいます。宍喰駅南の宍喰川橋梁で、上りをキャッチ。あいにくの曇り空でぱっとしませんが、良しとします。
TR201は宍喰駅で長い待機Timeに入っています。目をこらすと、乗客達がホームから線路降りて、撮影しているではありませんか。私も、それに加わるために入場券を購入し高架ホームに上がります。おかげで、きれいな形式写真が撮影できました。外装・内装とも高千穂時代と同じようです。
←宍喰川南岸の車庫付近にて
その後、宍喰・海部間で海をバックに撮影しようと悪戦苦闘しましたが、上手くいきません。実際、国道沿いからきれいに海を収められるポイントは無い様です。が、私は今日、知ってしまいました!宍喰駅で停車中のTR201の車内に青い太平洋を背に走るTR201の写真(試運転)が飾ってあるのを見たのです! 見事な俯瞰写真です。ここから撮ってみたい!宍喰付近の山上から撮影したみたいです。天気の良い日にまた来てみたい。とは言え、この場所に行く入口を見つけるのがたいへんそうです。ジャブローの入口をなかなか見つけられなかったジオン軍のように苦労しそうでありますが・・・・。
撮影も一段落し、帰路につきます。途中、牟岐・辺川間の中間ほどにかかる牟岐川の橋梁付近で185系特急気動車<むろと>とキハ40の普通を撮影。 ここでは1年半前に撮影していますが、季節や天候が違えば違った印象になります。
前回訪問→http://blog.goo.ne.jp/hally583/d/20080504
知っているつもりの牟岐線でしたが、まだまだ知られていない撮影ポイントがあるはずです。未知(自分だけかもしれませんが)のポイントを探しながら、徳島に帰る事にします。また近いうちに牟岐線通信が発信できればと思います。
←日和佐・山河内間の小さな橋梁。