しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

7月の関東紀行(4) 群馬ゆけむり編

2009-07-31 23:15:45 | 旅行記

7月20日(海の日)

朝、目が覚めると6時30分。雲が多いものの晴れています。携帯目覚ましを4時にセットしていましたが、駄目でした。起床する事は、出来ませんでした。茶ガマ<あけぼの>を撮影するチャンスを活かす事は出来ませんでした・・・。

気を取り直し、ホテルの朝食を摂ってから行動開始します。

Img_1191 本日より青春18切符が使えます。JR高崎駅から長野原行き普通電車に乗り込みます。これから吾妻線に揺られて川原湯温泉へ向かいます。群馬県の川原湯温泉は、数年後には八ッ場ダム完成で温泉街が湖の底に沈む事になっています。今のうちに行かねば悔いが残ると思い、他の魅力的なプランへの思いを裁ち切り来てしまいました。なつかしい木造駅舎を出て15分ほど坂道を上がります。まずは当地を代表する共同浴場<聖天の湯>へ。すでに先客の方が居られImg_1175ます。挨拶すると「どこから来たの?」と話し掛けられ、それをきっかけにその常連さんと話が弾みます。話題は、最近の日帰り入浴客のマナーの悪さについてになりました。湯船の中で弁当を食べたり、無断で入浴中の人の写真を撮ったり(ここは混浴なので女性の写真を隠し撮りしようとする。犯罪です)、無人なのを良いことに料金を払わなかったり・・・。そして常連さん達が、マナー違反を見つけて注意したら逆切れして大声で騒いだり、後でネット上で注意した常連客を誹謗したりするとの事です。傍若無人な<いちげんさん>に対する憤りがどんどんヒートアップしていきます。お湯はあくまで熱く、常連さんの怒りのもどんどん熱くなっていきます。とそこにリュックを背負った若者が浴室に突然現れ、入浴中の我々に何の断りも無く、携帯で写真を撮り始めました。私たちの無防備な姿も写真に撮られたみたいです。男と言えども、黙って裸の写真を撮られる事は、嫌な感じがします。その出来事にも驚きましたが、温和だった、先客さんの表情が大魔神に変わり、私はハラハラしました(古いですが、朝までテレビで爆発寸前の大島監督状態)。いちげんさんは、それから服を脱ぎ、五分程入浴して立ち去りました。その間一言も発しませんでした・・・・。常連客さんは、私に対して吐き捨てるように言います。「18切符のシーズンになると、一人で電車乗り継いでやって来る奴が増えて困るんだヨ!」「18切符で一人で来るやつらは、挨拶も出来ねエ、ロクなのいないな!友達のいない、女もいない、コミュニケーション能力のない、人間的に駄目なやつらなんだよ・・・・。18切符のシーズンだけは常連客でも来ないと言う人も多いんだ。」18切符のユーザーは、多大な迷惑を掛けているようです。が、先ほどの無礼なリュックサック男が18切符ユーザーである証拠は無いのですが(可能性は高いと思います)。

常連さんの怒る気持は充分分かるのですが、私も18切符を使って一人でここに来たので、私の事を言われているようで、少し気まずい入浴タイムとなってきました。話題を変えようと、『ここってダムに沈むんですよねぇ…』と私。『本当なら5~6年後にダムが出来て沈むはずだったんだが…。今度の選挙で民主党が勝ったら、ダム建設中止になって、ここ残るから。鳩山さんがダムの建設現場を見に来て<無駄な公共事業は中止する>とマスコミの前でアジっていたから』と常連さん。現在の政局がこの温泉の運命に影響しているとは驚きました。でも、ダム湖に沈まないのであれば、無理して今日来る事もなかったのに…。熱い湯船に沈みながら、どっと疲れが出て きます。とは言え肩の凝りは少しとれました。でもココロの疲れは余りとれなかったみたいです。

Img_1176_2 ←「笹湯」地元の方々に親しまれている「笹湯」。外見はくたびれているけど(失礼)、中は清潔。快適。地元の方との楽しい語らいで気分もリフレッシュ・・・。それにしても、関東の人に徳島県の位置を説明するのは難しいです。大抵高知、香川とごちゃ混ぜにされています。
Img_1181 ← 観光客向けの?立派な共同浴場。「王湯」露天風呂と内風呂
の2つがあり、お得感あり。
3カ所の共同浴場廻りを終えて、帰途につきます。身体はとっくにのぼせ上っています・・・・。
高崎から電車に揺られ続けへ、赤羽へ。京浜東北線に乗り換え西日暮里に向かいます。
Img_1207今回の旅行の最後は、私鉄乗りつぶし。2008年3月開業の東京都交通局日暮里・舎人ライナー9.7㎞、見沼代親水公園駅までの旅です、四国の片隅に住む私にとって、都心の北側は馴染みがありません。今回乗車した舎人ライナーは神戸のポートライナーのような新交通システムですが、高い高架上を走る車内からの眺めは、新鮮でした。ゆったりとした墨田川、荒川を越えて行きます。都心方向には高層ビル群が聳えているのが一望出来ます。 
Img_1213終着駅の側にある見沼代親水公園に行ってみました。駅の名前になる位だから巨大公園を想像していましたが、小さな小川の周囲を緑地化したものでした。でも子供達が川の中に入って水遊びを楽しそうにしています。お年寄りは川縁に腰掛けて談笑しています。地域の人々の普段着の憩いの場として親しまれているようです。昔の農業用水路を、改修したとの事で1.7㎞ほどのグリーンベルトになっているようです。実際、細長いけど大公園と言えそうです。私も折り返し電車を待つ間、ちいさなせせらぎに心を休ませます。ここから数百m程北に歩くと、もう埼玉県です。
東京駅からは新幹線で。うれしい事にN700系は今回が初めて・・・。車内で祝杯をあげるためチョット贅沢にエビスビールを買い込みます。

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7月の関東紀行(3) 埼玉さすらい編

2009-07-29 23:55:18 | 旅行記

7月19日(日)

「朝五時に起きて、久喜で上り寝台列車を狙うんだ」と前夜K池氏に宣言したものの、翌朝目覚めたのが6時30分。K池氏のマンションのある東武五反野駅から、今すぐ出発しても精々大宮より少し東の <ヒガハス>程度までしかいけません。それでも限界まで数を減らしたブルトレ撮影の機会を逃すつもりはありません。<チャンスは、最大限生かす>とシャア大佐も言っていました。

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時折、大粒の雨がぱらつく、あいにくの天気ですが有名お立ち台付近は、前回訪問以上の人の数・・・・。線路からもっとも離れたエリアで待ちかまえます。隣に陣取った方は、私と同じくカメラ手持ちでスタンバイされています。お話してみると神戸から出張の合間を利用しての撮影とのこと。氏が言うには、「明日の<あけぼの>は茶ガマの予定なのでぜひ撮影に行くべきです。この運用のあとしばらく運用を離脱するそうですよ。熊谷駅の南方向、徒歩20分程に良いポイントがあるので検討してみては?」と興味をそそる情報を教えてくれました。

<チャンスは、最大限生かす>とまたも、シャア大佐の言葉が頭に浮かびます。しかし、今夜は高崎のビジネスホテルを予約しています。選択肢としては上り一番列車。すなわち高崎4:37発、急行<能登>で熊谷に移動する事が可能です。がその場合4時起床が前提条件となります。

そんな事を考えているとカシオペアがゆっくりと目の前を通過して行きます。ほんの少し時間をおいて今度は<北斗星>が機関車牽引列車と思えない高速で目の前を駆け抜けていきました。

前回のヒガハス訪問→http://blog.goo.ne.jp/hally583/d/20070608

次の目的地は熊谷。これから秩父鉄道一日乗車券を購入して、旧国鉄101系電車を改造した1000系電車を撮影するつもりです。現在1000系電車はファンサービス?として標準色の他に、国鉄時代のスカイブルー、オレンジ、イエロー、ウグイスの4色とむかしの秩父鉄道色の5色の特別塗装編成が走っています。最近、旧東急電車を投入し始めたので、バラエティーに富む現在の状況は、あまり長続きしそうにありません。そういうわけで、消えゆく国鉄タイプを見に来ました。

今日1日で何色の電車を撮影出来る事でしょうか?

Img_0997 標準色の1000系電車に乗り秩父方面に向かいます。長瀞駅でパレオエクスプレスを追い抜きます。本日はSLが不調とのことでELが代走しています。先ほど追い抜いたパレオエクスプレスを撮影するため、次の上長瀞で下車します。パレオエクスプレスを撮影した直後、上長瀞で交換したスカイブルー1000系がやって来ました。

←ELがピンチヒッターのパレオエクスプレス

後ろで写真を撮っていた人がELを見て唸っていました。知らなかったんだろうな・・・。

Img_1010 ←まずは、スカイブルー編成をゲット!

せっかく上長瀞で降りたので、駅から近い有名撮影地荒川鉄橋に向かいます。が、この地に来てみてびっくり・・・。広い河原の半分はキャンパーの車で埋め尽くされています。残りの河原のいたる場所でたくさんの家族連れや若者達がバーベキューをしています。あたりは肉が焼ける良い匂いと炭火の紫の煙が立ちこめています。煙と人々を避けて撮影ポジションを探します。ようやく、静かな(少しだけ)高台を見つけて、列車の鉄橋通過を待ちます。やがてお目当ての国鉄塗色電車がやって来ました。

Img_1022 ←まずオレンジ編成を

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←国鉄色ではありませんが、懐かしの旧秩父塗色

静かだった、このポイントにも、ビーチバレーをしにキャンパーが進出してきました。彼らが、バレーボールでジャンプするたび、私のスタンバイしているカメラの画面に入ってきます。これ以上の長居は無理だと判断して、このポイントからImg_1046引き上げます。

上長瀞駅まできて驚きました。目の前を貨物列車が武川方 向に下っていきます。今まで、貨物列車に出会わなかったので、この三連休中は貨物は運転中止と勝手に思いこんでいました。貨物の時刻を調べてこなかった事が悔やまれます。熊谷方向の電車に乗り込みますが、次の長瀞駅で先ほど目撃した貨物列車を追い抜いてしまいました。これは、チャンス!

<チャンスは、最大限生かす>

とお経のように唱えてみます・・・・。

樋口駅で下車し、先刻目星を付けていたポイントに先回りして、貨物列車を待ち受けます。

Img_1076 何とか撮影出来た鉱石列車。

少しだけ、元気が出てきます。

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←元東急8500系7000系電車

今後更に勢力を増やして1000系電車を駆逐していく見込み。

樋口駅前のお蕎麦屋さんで胡桃そばを注文。美味でした。ビールも一緒に頂きたかったのですが、これから後の撮影を考え、我慢します。足腰がふらついては良い写真Img_1095は撮れない事はもちろん、危険でもありますから。蕎麦屋さんの窓の外では鉱石列車がゆっくり通過していきます。貨物列車の時刻が分からないので、あらかじめポイントで待ち受ける事が出来ません。蕎麦をすすりながら、悔しい思いで列車を見送ります。蕎麦屋を出て先ほど貨物列車を撮影したポイントに戻ります。が、先ほどまで、相当な頻度で運転されていた電車が、半時間ほど来ません。時刻表(電車の時刻表は持参)通りなら3本は通過しているはずなのに?

何か、起きている!

そう思い始めた矢先、黄色いスクーターに乗った男性が、線路際にいる私の側に近づいて来ました。肩に三脚を掛けているので、同業者さんの様です。言い辛そうに「電車は、先ほどから止まっていますよ。上長瀞の踏切で自動車と電車がぶつかったみたいで、復旧には時間がかかりそうですよ・・・・。現在は寄居で折り返しをしているみたいです。」衝撃的な事実を伝えて、スクーターの同業者は去っていきました。

そうと分かれば長居は無用!もし復旧が翌日にでもなろうモノならば、明日の予定はめちゃくちゃになります。一刻も早くここから電車の動いている寄居に出ねばと思い、国道でタクシーを拾おうとしますが、このような状況下では空車を捕まえるのは至難の業です。結局、先ほどの蕎麦屋さんに戻り、電話でタクシーを呼んでもらいました。

樋口駅前から寄居駅まで3320円かかりました。とは言えこれで埼玉県の一隅に閉じこめられる事は回避出来ました。寄居にさえ出られたなら、秩父鉄道の他にJRや東武東上線があり東京・群馬方向へも抜けられます。高い出費ですがこれも危機管理のためのコストと割り切れば安いモノと思いこむ事にします。が、

秩父鉄道は当分動かないと信じていたのですが、改札口で駅員が間もなく動くと乗客に説明しています。ダイヤは無茶苦茶でしたがしばらくして秩父方面から電車がやって来ます。結果的には樋口駅で待っていても良かったと言う事なのでしょうが、気を利かせたのが裏目に出たと言おうか、けど大人の判断としては、タクシーでの脱出は間違いでない様な・・・・・。でもちょっと間が抜けた様な、気が抜けたような感じがします・・・・。ここで、緊張が解けたのか、ホームの自販機でビールを買い、一気に飲み干します・・・・。

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昨日のビールはこの上なく美味しく感じたのですが、今日の一番搾りはこの上なく苦く感じました・・・・。

←ビールを飲み干すとやって来たオレンジ編成。画面が傾いているのは、酔いが廻ったせい?

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←武川で旧秩父鉄道色、熊谷でイエローを撮影。残りのウグイスは、車庫でお昼寝中でした。コンプリートならず!残念・・・・

※踏切事故を教えてくれた、スクーターの同業者さんには感謝しています。もし、彼が状況を知らせていなかったら、ずっと同じ場所で来ない列車を待ち続けていたでしょうから。


7月の関東紀行(2) V作戦強行偵察編

2009-07-26 23:56:32 | 旅行記

7月18日(土)つづき

Tiba01<モノサク>を後にして、次に向かったのは同じ千葉県内の木更津!あわよくば最近、旧国鉄色に戻されたキハ30を撮影出来たら・・・との淡い期待を抱いて駅に降り立ちます。構内を見渡すと遙か向こうにお目当てのクリーム+朱色のディーゼルカーが見えています。ターンテーブルの向こう側に押し込められている様で、しばらくは動かす気が無いように思われます。ここまで来て動いている姿が見られないのは残念ですが、今は1両のみの国鉄色もやがては3両になるとのことで、いずれは撮影できるのではと、期待して差の場を後にします。(再訪出来るかどうか分からないですが)

Img_0807 Img_0815

蘇我駅で貨物の入れ替えと、折り返しを待つ京葉線を眺めながらまったりとした時間を過ごします。元山手線205系試作編成がやって来ます。

日もだいぶん傾き始めました。京葉線に揺られ新木場に出て、りんかい線に乗り換え東京テレポート駅で下車します。人の流れに身を任せて10分ほど歩くと木々の向こうに、どこかでよく見たシルエットが見えてきます。林を抜け目に飛び込んできた光景は、あまりに非現実的です。「アニメの中でのみ存在していたRX78ガンダムがそこにあるんです・・・・!」「大きい!」思わず声を上げてしまいます。ここお台場潮風公園では8月31日まで実物大ガンダム立像が展示されています。この巨大ガンダム偵察(見物)こそ旅行の主要目的です。正直・・・。そしてついに見ました・・・・。

18mの巨体がビルをバックに、群集を見下ろしています。群集はご神体を崇める信者の様に、ガンダムの前にひれ伏しているかのように見えます。実際、神々しさと言った感じさえします。私も、今この瞬間はガンダム教の信者です。

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ガンダムの足下に近づきます。やがて各部分からスモークが吹き出し首が動き、その度に観客は、歓声を上げます。私も有名アーティストの野外コンサートの乗りで会場一体となりどよめきます。

こうして、夢のような時間が過ぎていきます。

気が付けば8時。まだまだ熱気さめやらぬ会場をあとに、大学鉄研同期のK氏と会うため、ゆりかもめで豊洲に向かいます。夕食は、東京生活も長くなったK池氏の案内で月島でもんじゃ焼になりました。さっきまで、遠い未来<宇宙世紀>に思いを馳せていたのが、今では昔話に花を咲かせています。

F1010179昔話には、もんじゃ焼きがピッタリ!


7月の関東紀行(1) モノサク編

2009-07-24 23:57:54 | 鉄道写真
7月に入り、私が暑い中営業で得意先回りをしていると、大学鉄研同期のA木氏から携帯メールが入ってきます。少し早いバカンスの便です。北海道で撮り鉄三昧の日々を送っているとの事。最初は「いい気なモノだなア」と羨ましくもあり、ちょっぴり腹立たしくもあり複雑な思いを氏に抱いていましたが、やがて自分もどこか遠くで撮り鉄三昧してみたいと思うようになりました。18日からちょうど3連休が始まります。この休みを利用して久しぶりに関東に出かける事にしました。
7月17日(金)
出発当日の夕方、ほぼ定時に職場を出ようとした矢先、本日期限の報告が上がってきていないという本部からの催促の電話がかかってきました。この件に関しては本来関係のない私は、そのまま帰っても良かったのですが、何故か呼び止められ、私が残業して仕上げる事に。(担当のパソコン処理能力が低い為!)
予想外の残業を大急ぎで済ませ、いったん自宅に戻り、大急ぎで旅支度をします。これから夜行バスに乗り込み東京を目指すのです。が、予想外の残業が祟り、バス停に着いた頃には、予定の発車時間を大分過ぎていました。内心乗車を諦めていましたが、バスは乗客の荷物の積み込みに手間取っており、まだ出発できずにいました。結局ギリギリセーフと言ったところで、乗車出来ました・・・。
ここまでは、良い!
でも、大問題が!
出発準備が充分出来ずに、肝心要の貨物時刻表を持って来られなかった・・・・!私の気持ちとしては、貨物列車の写真が撮れなければ、今回の旅は失敗したも同然です。
急遽、すでにバカンスを終えて自宅に戻っていたA木氏に携帯メールを打ち、第1日目の撮影予定地の貨レ通過時刻を教えてもらう事で、当面の危機を凌ぐことが出来ました。明日は大学鉄研同期で貨車研究家のK池氏のアパートに泊めてもらう予定でしたので、宿泊の際に氏が持っている貨物時刻表を見せてもらえば、以後の撮影に関しても問題ないと、その時は思っていました。
7月18日(土)
翌朝、私は憧れの地?<モノサク>に立っていました。総武線の物井駅と佐倉駅の間は東京近郊と思えないような長閑な田園風景が広がっています。房総地区では、屈指の名撮影地と思われる、<モノサク>で、何時かEF65ー500番台貨物や183系特急電車の写真を撮りたいと思っていましたが、そうこうしている間に撮影したかった上記車両たちは引退してしまい、今や平成生まれの成田エクスプレスでさえ、新型に置き換わろうとしています。

物井駅寄りのカーブで下りをねらいます。

関東の方には見慣れた車両でしょうが、四国に逼塞する私にとっては来る列車、皆珍しい!しかも本数が多い!お猿さん状態でシャッターを切り続けます。

Monosaku01 A木氏からの情報のおかげで貨物1本目GET!

Monosaku02 飽きるほど来る成田エクスプレス!でも新型に置き換わる前に、これを撮影したかった!

Monosaku03 スカ色113系、予想以上に頻繁に来ます。

Monosaku04 サプライズ!新型NEXの試運転に遭遇!うれしいー!でも後で良く確認してみると、画面左下に後から来たマニアさんがバッチリ自己主張されています。ちょっとがっかり・・・。

もっとも数年後には、この車両にすべて置き換わるので稀少価値がある写真では無いのでしょうが・・・

次に佐倉寄りトンネル方向に移動します。

Monosaku07 移動途中に2本目の下り貨物が来てしまいました。あわてて、レンズを向けます。それにしても、更新機ばかりが来ます。というか、原色機の数が減ってしまったという事でしょうが・・・・。

Monosaku08

Monosaku09

10時過ぎから13時過ぎまで、曇りとはいえ高温多湿の不快指数MAXな気候下で撮影を続けていると、さすがに体力も消耗してきます。お腹も空いてきた事ですし、ここでの撮影を終了します。トンネルのある小山を越え佐倉駅を目指します。丘の上の道路から先ほどまで撮影していたエリアを一望出来ます。

Monosaku11 東京駅から1地時間圏内に展開する長閑な田園風景にしばし見とれます。

トンネル付近から30分ほど歩き佐倉駅へ。駅の北口にある王将に飛び込み昼間から生ジョッキを注文し、冷えたビールを疲れ切った身体に流し込みます。ささやかなんですが、ここしばらく味わった事がない幸福感に満たされていきます。しょぼい満足感に浸りながら、今回のモノサク訪問は終了したのでした・・・・。

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