しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

ぐるっと東四国

2007-09-17 14:55:27 | 鉄道

9月9日(日)

余った18切符を使い切るため、強引に外出します。早朝に徳島を出発して、鳥取か北近畿を目指すつもりが、朝起きたら9時。仕方がないので、手近な所を廻ります。

11時1分発の徳島線で阿波池田を目指します。数年ぶりの徳島線乗車です。阿波池田から土讃線で多度津行きに乗り換え。キハ54単行列車は、阿波池田を出た時点で25人ほどの乗車でしたが、どうも8割は18キッパーのようです。18切符シーズンが終わればどうなるのだろうかと心配になります。讃岐財田で普通列車交換と後から来た特急に追い抜かれるため、延々停車します。

Img_0566Img_0572 ←長い運転停車を利用して駅撮り2題

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←多度津駅にて いつの間にか塗色変更が完了

高松駅デラックス 

私が高松駅を利用するのは早朝深夜が多く、昼下がりの高松駅は新鮮に映ります。端頭式ホームには様々な列車が次々と発着していきます。さすがは、JR四国の旗艦駅。

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いつの間にか店開きしている宇高連絡船うどんに心惹かれます・・・Img_0632_2

Img_0585_1 ←フリーゲージ、出来るのでしょうか?


島原への道(3)ヒガシフクマとタキ1100

2007-09-02 23:58:14 | 旅行記

諫早から鈍行で博多に着いたのは日付の変わる30分ほど前・・・。その日は、そのまま駅前のカプセルホテルに投宿・・・・。疲れた・・・。

8月26日 日曜日 そしてそして

翌朝、6時過ぎに起床。寝ぼけた頭を覚ますため、一風呂あびます。ひげを剃りながらハッと気がつきました。「ロッカーのキーが無い!」どうやら、入浴前に施設備え付けガウンのポケットにキーを入れたまま、返却BOXに投げ入れた様です。返却BOXの中を覗くと、すでに中身は回収されクリーニングのため運び出された後の様です。さすがに困りました。ロッカーの合い鍵は、フロントに言えば用意してくれるでしょうが、それまでの時間が無駄になるでしょう。それに加え、紛失鍵の代金を請求されるのも痛いし。何の為に安宿を選んだか分からないと言ったところです。<こんな事になるなら、すぐ側の東横インに泊まれば良かった・・・・。>後悔していても始まらないので、階下の係(学生アルバイト風)の人に経緯をまくし立て、事態を打開しようとしました。半ばパニック状態の私に対し、またかという表情で私の話を聞いていました。そして「分かりましたが、捜してみます。でも、その前に」少し間を置いて、「お客さん、パンツをはいて下さい・・・・。」とキャビネットからサウナ用パンツを取り出して渡してくれました。人間、パンツを履くと冷静になるのか?ソファーに大人しく座っていると、しばらくして「お客さんありました。」と行方不明だったキーを持ってきてくれました。私は、大金の入った財布が還って来たみたいに、係の人に厚く感謝の気持ちを表しましたが、係の人は<よくある事です>と、ゴルゴ13みたいな無表情で去っていきました。

とにかく、今日はしょっぱなからアクシデントに見舞われています。

予定より半時間遅く宿を出たのがたたり、東福間に着いたのは、9時過ぎ。ここから東郷方向にてくてく歩いて行くと、生コンプラントが見えてきます。そこを線路方向に曲がると、そこは関東の<ヒガハス>に匹敵する?有名撮影地。ちょうど1年前の今日のほぼ同時刻に、当地に来ていました。そのとき撮った写真がいまいち(特にブルートレイン「はやぶさ」)だったのでリベンジのために性懲りもなくやって来ました。

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いろんな列車がやって来ます。陽も差しています・・・・

いよいよ 「はやぶさ」通過時間が迫ってきます。いつの間にか、同業者も増えてきました。遠くから赤い機関車が見えてきました。が・・・・。

通過10秒前に厚い雲が陽を遮りました。もう露出の変更は間に合わない・・・・。

Img_0431画面暗すぎ。大失敗!

次のリベンジまでにブルートレイン「はやぶさ」は残っているのだろうか?

ともかく さらば、九州・・・・・!

これからまた長い長い山陽本線の旅が始まる

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Img_0454厚狭駅の下関よりの構内に*タキ1100が留置されている事を、2日まえの行きの車窓から確認していました。まずは走行する車内から1枚撮影。さらに近くから撮影すべく厚狭駅で下車します。炎天下を相当歩いて、撮影出来たのは、バリバリの逆光写真。思わずがっくり・・・。

*タキ1100  平成9年に登場した行きと帰りで異なる2種類の積み荷を積載するこの世界では画期的なタンク車である。通常タンク車は帰り空で運行するのだが、帰りも違う荷を積載できれば効率この上ない。もう少し早く実用化出来ていれば、車扱い貨物の凋落ももう少し延びていたか?まさに登場が遅すぎた名機MS-14<ゲルググ>みたい!そんなことも無いか・・・。因みに当地区しか走っていないので、私的には貴重。

Img_0465←小野田セメント所有ホキ9500 を撮影できたのは、本日の成果なり。

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3日連続の鈍行旅行はさすがに辛くなってきました。徳山から福山まで新幹線を使います。5000円とちょっとの追加投資ですが、おかげで2時間早く帰れます。福山からは、また鈍行旅行に戻ります。列車を乗り継ぎ、宇多津駅についたのは18時37分。Img_0497

←改札を出ると本物のボンネットバスが出迎えてくれていました。何かのイベント用のようですが、驚きました。


島原への道(2)温泉と猫たち

2007-09-01 23:57:59 | 旅行記

8月25日 土曜日(2) そしてImg_0292

バスを待つ間、加津佐駅周辺を散策すると、何匹かの猫たちと出会いました。

Img_0295_1Img_0296←こちらの白いネコさんたちは、 見るからに上品そうで、カメラを向けても物怖じしません。        

Img_0305_1 ←この子だけは少し怖がり。カメラを向けると緊張のためガチガチに

小浜温泉へ 加津佐からバスで半島南部を回ります。ここから小浜温泉までは、初めて足を踏み入れる地域です。大縮尺地図の地図では分かりませんでしたが、半島の南西部は山が海岸にそのまま落ち込んでいる地形の連続でこのあたりに鉄道が敷設されなかったのも納得です。まあ人口が少ないというのが第一理由でしょうが。バスは小さな入り江の集落に立ち寄っては乗客を拾っては、降ろしていきます。

2年前に初めてこの地を訪問しました。その時に一番気に入ったImg_0336海上温泉茜の湯に向かいます。番台で300円払って防波堤の向こう側にある浴槽に階段を下りていきます。海上温泉の名の通り橘湾に湯船がせり出しています。直下80㎝?では波が「ちゃぽん・ちゃぽん」と音を立てています。温泉に入って青い海と流れる雲を眺めていると、過ぎていく時間さえ忘れてしまいます。

さて、ここに来たもう一つの目的は前回訪問時に温泉で飼われていたたくさんの子猫たちの行方が気になっていたから。ところが、以前脱衣場に居た、彼らの姿が見えません。どうしても気になったので番台のおじさんに聞Img_0343いてみました。すると「みんな、あげてしもた。ただ、ここに居る1匹を除いて・・・。」「その一匹、見せてくれませんか。」と私。「見せるも何も、ここに居るから。」とおじさん番台の机を指さすと、そこにドデーンと寝転がる1匹のねこ。「名前はなんというのですか?」と聞くと、おじさん曰く「そんなもの、無かと。」

おじさんは、せっかく遠くから来てくれているのだから、ネコに挨拶させると言ってこの名無しのネコを揺すったり引っ張ったりしましたが、ついには起きてはくれませんでした。とにかく、あの時のネコさんたちが皆さん無事の様で安心しました。

本日使用している鉄道・バス・フェリーの1日乗車券の「島原半島遊湯券」には地域の旅館の温泉に1箇所だけ入れる入浴券がついています。これをどこで使うかが、本日後半のテーマでありましたが、小浜温泉「春陽館」にします。重厚な木造建築の正面玄関に一目惚れしてしまいました。

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屋上にある天上の湯。眺めはすばらしく、ここから沈み行く夕日が観られたらさぞかし素晴らしいのでは・・・。でもお湯は内湯の方が良かったような。

ともかく、1枚しかない入浴券を有効に使えたようです。

雲仙へ

まだ日暮れまで時間があるので、バスで雲仙温泉街に向かいます。

残念なことに次の雲仙行きは1日乗車券の使えない長崎県営バス。が、ボンネット風Img_0367 のヘンテコなスタイルのバスがやって来てびっくり。なんか幼稚園の送迎バスの様な・・・。

雲仙バスターミナルに着くと、一番近い共同浴場の場所を聞いて、ダッシュ・・・。温泉地のバス最終は異常に早く、諫早方面は6時10分とのこと。30分でひとっ風呂浴びてバス停まで帰ってこなければなりません。近道の看板に従って路地裏に入っていくと、つげ吉春の漫画の世界みたいな風景を通り抜け、目的の湯の里温泉に・・・・。

100円を払いいざ浴室へ。楕円の浴槽が中心にひとつだけ。白濁した硫黄泉で結構熱い。地元の先客が、他所から部活の合宿で来た中学生たちに温泉に入る時のマナーを教えています。結構濃密で贅沢な時間が流れていますが、私は、もうここを立ち去らねばならない・・・。

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今日最後に出会った動物は、白くて大きいわんこでありました。