しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

Deep 高知

2008-05-09 21:50:45 | 旅行記

5月3日(土) 憲法記念日 

GW後半がスタートします。ここ十年、北海道や九州は何度も訪れていますが、距離的に近い高知市以西(正確には伊野以西)は鉄道では20年以上。車でも10年以上訪問していません。私にとっては心理的に、遙かなる地となっています。

海陽町のアパートを車で出発したのが6時45分過ぎ。旧宍喰町の海岸はサーファーで埋め尽くされていて、びっくり・・・・。ものすごい数の人の頭が波間に浮かんでいます。そして素人の私が見ても、素晴らしい波が打ち寄せています。普段は静かな田舎町ですが、この時期、海岸は賑やかになります。東洋町から室戸岬にかけて海岸には次々と高波が打ち寄せています。そんな風景も、室戸岬を西に回り込むと一転して波のない穏やかな表情に変化します。同じ太平洋とは思えません。海岸沿いの国道55線をひたすら走り、土佐くろしお鉄道奈半利駅へ。

本日は、瀬戸大橋線開業20周年記念「四国鉄道まるごとパス」という期間限定トクトク切符を使います。JRの他四国の私鉄全線の普通列車が乗り放題という優れものです。

Img_3776 Img_3775奈半利駅前は、パークライドを意図しているのでしょうか。車が駐車出来る様になっています。今日は、ここに車を置き、高知西部まで乗り鉄を楽しみます。8時54分の高知行きに乗車します。太平洋に沿って素晴らしい景色が展開するのですが、前夜の寝不足がたたり、爆睡します。気が付けば、3月に高架化なった高知駅直前でした。元々ホーム2面3線でコンパクトな駅でしたが(後ろに車両基地はありましたが)、高架になってもっとコンパクトになったような気がします(2面4線で発着線は増えているのですが)。全体をドーム状に覆ってしまったので薄暗く感じますが、上下エスカレーター完備、自動改札機導入など昔を知るものとしては、驚きを隠せません。

土佐電鉄市内電車で桟橋車庫へImg_3777Img_3819。昨年に引き続き「電車の日」のイベントを見に行きました。

Img_3785

Img_3791

昨年も来ているので、特に目新しいモノは無しか、と思っていましたが、さにあらん。

本社ビル3階で部品と模型展示をしていました。Img_3798Img_3800Img_3797

HOサイズの模型は力作揃い。時間を忘れて見入ってしまいます。

Img_3805←ポカリスエット号のモデルに釘付けになります。数年前、デビューしたての綾瀬はるかとポカリスエット号が併走するCMがありましたが、モデルの方も電車を追いかける<綾瀬はるか>が居るでは無いですか・・・・!Img_3815Img_3783

←今年の目玉は、 オーストリア市電の本線走行でした

Img_381011時59分高知発窪川行きに乗車します。1000系気動車は当初は満員でしたが伊野を過ぎる頃には全員が着席出来るようになりました。

車内が空いてきたところで缶ビールを空け、コンビニ弁当で昼飯をとります。その後、先ほど土佐電鉄車庫で購入した<ごめん煎餅>を袋から取り出し、頂きます。昔ながらの甘い味と歯触りを楽しみます。

須崎から土佐久礼までのわずかな間ですが土讃線より太平洋が望めます。土佐久礼からは、これまでと打って変わり山間に分け入り、一気に高度を稼ぎます。高知からおよそ2時間掛けて窪川に到着。

Img_3840さて、ここからが中村まではの旧国鉄時代に乗車しましたが、後で開通した宿毛線部分は未乗です。今日は土佐くろしお鉄道中村・宿毛両線に乗車します。

窪川からの接続がきわめて悪く、次の中村行きは1時間半余り待たされます。

Img_3823ホームを見渡すと予土線のトロッコ列車が入線しています。先発の宇和島行きです。これに乗り込み一駅先の若井駅を目指します。

Img_3849時刻表上は、予土線と中村線の分岐駅となっていますが、自動販売機も公衆電話も無いほんとに寂しい駅です。逃げ出す様に、後から来た中村行きの列車に乗車します。

予土線と中村線は、実際には中村寄りの川奥信号所で分岐します。 

Img_3855Img_3853Img_3854  ←川奥信号所で対向列車待ち合わせ

Img_3857

土佐佐賀からしばらくの間太平洋を見下ろしながら走ります。遙か西を望むと足摺岬が微かに望めます。

中村駅で乗り換えImg_3865。この駅でも接続が悪く、1時間弱待たされます。とは言え、その間付近を探検、じゃなかった、散策。

そして、最終目的地の宿毛行きに乗り込みます。接続する特急南風を待って出発。4両編成の特急を受けた、1両編成の列車は、終点まで満員でした。

Img_3881四国の西の端の宿毛に到着。ここから2㎞ほどの港からは九州行きのフェリーが出ています。思えば遠くに来たモんです。

←駅の終端部分は、2005年に起きた列車が駅舎を突き破ってしまう痛ましい事故により、その姿を変えてしまいました。開通当初は二階部分は丸い窓でしたが、修理の際、四角に改められました。

折り返し時間を利用して駅近くのコンビニで弁当を購入。せっかくの旅が貧相になってしまいますが、時間の制約があり、結局こうなってしまいます。

Img_3887

←線路と川をまたいで鯉のぼりの列が宙を力強く泳いでいます。

窪川より最終の「しまんと」に乗車。普通列車で最後まで旅を続けたかったのですが、時間的に難しく、窪川~高知間のみ乗車券と自由席特急券を購入します。

Img_3891さすが特急!早かった。普通で2時間掛かるところを1時間。高知からは、接続よく奈半利行き最終列車に乗り継ぎ、今回の旅終了。四国は思いの外に広く、また旅情をそそる・・・・。意外な発見でした。それにしても宿毛は遠かった・・・・。


雑感 最近思うこと・・・①映画のセリフ

2008-05-06 23:27:06 | 日記・エッセイ・コラム

本日の金曜ロードショーは、ルパン三世カリオストロの城!

だいぶ前のことです。車を運転中FMラジオを聴いていると、パーソナリティーの福山雅治が今まで見た映画のせりふの中で最高なのは、「ルパン三世カリオストロの城」の銭形警部のセリフだと言っています。私は、「そうそう!この人分かってるじゃない!私と同じ考えや!」と思っていたら

ラスト直前にクラリス姫に向かって

銭形警部「ルパンは、大変なモノを盗んでいきました。」

クラリス「いいえ、あの人は何も盗んでいませんワ・・・?」

銭形警部「いいえ、それはあなたの心です。」

違うー!私の好きなセリフはそれではない!

それは、カリオストロの城地下にある、偽札工場にテレビクルーを連れて行き、宇宙中継のカメラに向かって、偽札の束を手にして言い放った、

「ルパンを追っていたらこんなモノを見つけてしまった!どうしよう・・・・」

とわざとらしく猿芝居してみせる場面なんです。あの中継をみてインターポール幹部達が頭を抱える場面が私にとってカタルシスな訳です。と言う事で私の感性と彼の感性とは永遠に交わらない事が明らかのなりました。

二枚目とプラス1の違いと言うには、激しすぎる感性の違いです・・・。

この映画を見るたびにこんな事を思ってしまうのです。それにしてもこの映画、何回見たんだろう・・・・。


濃厚!うどんツアー第2弾

2008-05-05 02:39:09 | 食べ歩き

4月29日(火) 昭和の日

濃厚!うどんツアー第2弾

  昨年9月に実施したうどんツアーからはや半年が経ちました。前回参加者達から2回目の実施を望む声が高まり、GW前半のイベントとして行われる運びとなりました。

ツアー第1弾の模様http://blog.goo.ne.jp/hally583/d/20071007

本日は、ほぼ全回と同じ職場の面々で、再訪の希望が極めて高い谷川米穀店を手始めに前回のツアーで漏れたうどん店を巡る予定です。もちろんガイドは<自称料理研究家>「N田女史」で、前回以上にさぬきうどんのDEEPな世界に我々を案内してくれるはずです。

海陽町を早朝出発し、途中で合流する参加者を加えつつ、徳島自動車道に入り、西へ向かいます。高速道路上では後ろから黄色のサインを点滅させた公団のパトロール車がぴったりついて、事故現場に急行するので道を譲るようスピーカーで呼びかけられました。が、間が悪い事に、ちょうど山岳区間を走行中でトンネルと高架の繰り返しの片側1車線対面区間でした。車を避ける路側スペースもない。ハンドルを握るN田女子は「どーすればいいのー!」とハンドルを握りしめパニック状態に。ここでよけるわけにいけません。「前の車!この先の橋梁で寄って下さい!」と後ろの車が呼びかけます。がN田女子は何故か橋梁を通り越しひたすらアクセルを踏み込みます。しばらくの間、公団車とのチェイスが続きます。ようやく追い越し区間となり、公団パトロール車は、今までの遅れを取り戻すべくフルスピードで駆け抜けていきました。N田女子に聞くと!橋梁とは聞こえずに、この先の峠と聞こえたそうです。「何時まで行っても峠が無いので焦った・・・」と言っていました。でも後ろの公団パトロール車も、いつまで経っても前の車が譲ってくれないので焦ったと思うのですが・・・

こんな事もありましたが、前回同様、美馬ICを降りて進路を北に取り長いトンネルを抜けると、もう香川県!そして県境から程近い所に、なつかしい谷川米穀店がありました。

第1店目 谷川米穀店

Img_3714Img_3725

10時前に到着。前回同様のどかな自然の中に川沿いにその店はありました。が、前回来たときと様子が違う!違いすぎる・・・・!すでにものすごい人の列が出来ている!数えたとろ、我々で先頭から60番目くらい。何時になったら食べられるのか、不安を覚えます。結局およそ50分待って入店でき、私は<かまたま小>を注文します。これから他の店も廻るので、ここは小にしておきます。直属上司のOさんは豪快?に<かまたま大>を注文。 N田女史は<かまたま小>を注文した後、同じモノをおかわりします。私が「どうして最初から大を注文しないの?」と聞くと、彼女はImg_3722「<かまたま大>では玉子と麺の量のバランスが悪くなるので小をおかわりする方がベターな選択ですよ!」と料理研究家らしいアドバイスを寄せてくれます。どうせなら注文前に聞きたアドバイスですが・・・・。とにかく白い柔らか麺に醤油(だし入り)を掛け辛子みそをひとさじ入れた後、玉子と一緒にかき混ぜて準備完了。静かに麺をすすります。その瞬間、ここに来るまでの全ての苦労が報われたことを知ります。通勤電車並みに混雑する小さな店内は非常にざわついていますが、このうどんを食べている一瞬に関しては、雑音は聞こえてきません。ただただ舌と喉ごしでうどんを味わいます。

小麦粉高騰の影響を受け、値段は前回来た時より上がっていますが、この味なら1000円出しても惜しくは無い!

Img_3727我々が食べ終えて店を出る頃、行列は橋を越えはるか国道まではみ出していました。最後尾の方が食べられるのは2時間後くらいでしょうか・・・!正直、彼らに対して少しの優越感をかんじます・・・・。「がんばれよー!君たち。」 心が少し病んでるのかな・・・。私って・・・

第2店目 三島製麺所

Img_3732Img_3733国道を谷川米穀店より少し坂出方向に山を下った場所を少し折れた場所にあります。正直分かりづらい場所にあります。N田女史も、入る道路を一本間違いましたが、それにめげず神社の裏道を歩いて通り抜けたどり着きました。看板が掛かっておらず、値段の札も掛かっていない、製麺所付属のうどん屋さんです。谷川米穀店より少し堅めです。
 
第3店目 山越
Img_3747Img_3749さぬきうどんと言えば「山越」の名が出てくる位の有名店です、映画にも取り上げられていました。今回のツアーでは、私が希望しました。店に到着。ファミレス級収容台数の駐車場がいくつか用意されており複数名の警備員が整理しています。そして店に向かうとものすごい列が出来ています。この分では、何時間待つのやらと心配しましたが30分ほどで入れました。ここは大量のお客をさばくために注文→うどんトッピング→支払いの過程をシステマティックに行っています。その分、情緒は損なわれますが、待ち時間は短縮されます。むずかしいところですが・・・・。朝から<かまたまうどん>ばかり食べて来て飽きてきました。今回は、冷やしぶっかけとしました。麺のつるつる感は素晴らしく、のど越し感は良いのですが、さすがに三店舗目ともなるとお腹いっぱいで、食が進みません。とは言え、出来上がったうどんを日本庭園風の中庭で食べるのは風情があります
 
第4店目 番外 風月
Img_3758 Img_3754
以上で本日のうどんツアーは終了となりました。皆さん満腹の様ですが・・・・。が、女性陣はあと一カ所廻るつもりでいます。食後のデザートは別腹との事で、まんのう町にあるスィーツ店<西内花月堂>に向かいます。花月堂とはお菓子のテーマパークの様なスポットで、我々は奥にあるヨーロッパのシャトーを思わせる造りの<キャラメルママ>に入ります。「甘いモノなど食えるか!」主義のO氏を除きケーキセットを注文。ケースから自分の好みのケーキを選び、皿に盛ってもらいます。本日は、朝からうどん一杯のために、ずっと列び放しだったので疲れています。ここでようやく皆さん、一息つけたようです。それにしてもあれだけ「お腹いっぱい」と言っていたのに、皆さんケーキをペロリと平らげてしまいました。ものすごい別腹です・・・!
こうして、第二回目ツアーも無事、幕を下ろしました・・・・・・。
数日後、職場の食堂にタッパーに入った辛し味噌が置いてありました。N田女史が持ってきたとの事。試食してみると<谷川米穀店>のものに近い味です。「さすが、料理研究家!研究して自分で作ってきたんだ・・・!」と賞賛していると、職場のご意見番S川女史が「これ、N田サンが道の駅で買ってきたもの。」と私の勘違いを正してくれました。料理研究家と料理上手とは違う様です。勘違いした私が悪い。とは言え、おいしいモノに懸ける女史の好奇心は料理研究家そのものです。
次回もDEEPな世界へのガイドよろしくお願いします!


牟岐線通信(2) たらこ色大追跡

2008-05-04 21:09:09 | 四国

4月26日(土)

鉄道趣味界にあって比較的軽んじられる帰来のある牟岐線の撮影の一助にと、牟岐線通信と銘打ち第1回目を立ち上げたのが昨年の8月・・・・。

  →http://blog.goo.ne.jp/hally583/d/20070818

もう8ヶ月経ちました。このまま企画倒れになるかと思われていましたが、ここに復活を宣言致します。とは言え次回は未定ですが・・・。

本日の牟岐駅6時53分発532Dがタラコ色との情報を入手し、毎週金曜日夜に行っている徳島の実家への帰省を、土曜日朝に延期します。当日、情報を信じ早起きし、いざ牟岐駅へ。

Img_3684 Img_3687

Img_3691

牟岐駅に立ち寄ると既にキハ47タラコ色が待機中。嬉しいことにタラコ色のみで編成されています。先回りして牟岐川橋梁でカメラを構えます。当初はこのショットのみで終わる予定でしたが、その後徳島へ向かう車が、キハ47を日和佐手前で追い抜いてしまいました。この調子ならあと数カットは「頂き!」と高規格道路を経由して由岐ICまで走り、田井ノ浜海岸で待ち受けます。波もなく、湖の畔のような海岸沿いを走り抜けていきます。

Img_3692

Img_3697 ここから再度追跡する事に。各駅停車とはいえ、交換駅も少ない事から、なかなかその姿をとらえる事は出来ません。桑野駅でやっと追いつきました。桑野-阿波橘の国道195号線オーバークロス上で待ち受けます。ここまで来ると、住宅やら送電線が写り込みすっきりした写真を撮る事は、むずかしくなります。

ここから阿南までは、市街地に入り、信号や通行車両が多くなるため自動車では追いつけないと判断。以上で今日のたらこ大追跡は終了。

4月27日(日)

昨日の余韻をかって翌日も牟岐線でタラコ色を追跡します。赤石駅付近で563Dを待ち受けます。
Img_3710_2 赤石駅から徳島方向に向かって初めての踏切を西に曲がった川の土手よりねらいます。今回はJR四国色をつないだ混色でした。

この2日間で、地元でもそこそこ撮影が楽しめる事が発見できました。