羽生選手、おめでとうーーーー!!!
やったー!! 素晴らしかったです!!
期待していました! ブラボー!! 本当に嬉しいです!!
羽生選手が、構成を大幅に変えて、4回転2種類を2度前半に入れるプログラムに挑戦。
ソチ五輪で打ち立てていたショートの歴代最高記録を塗り替えて、
ノーミスの演技で見事にまとめ、106.33点という新記録を出しました!
英語版解説
前半は、4回転サルコウと4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションを,
後半に、3回転アクセルを入れ、前回とは全く違った演技構成に変更して挑んできました。
特に大幅に印象が変わったのは前半。
ジャンプを2つ入れたため、かなりの部分が変更に。
4回転サルコウの着氷はちょこっとヒヤリとしたものの、驚異の修正力(?)で着氷後直ちにイーグルにするという高難度を決めてみせ、
4回転トーループ+3回転トーループのコンビネーションジャンプは全く危うさもなく美しく完璧に決め、
後半のトリプルアクセルは、羽生選手得意のバックアウトカウンターから入り、着氷後はそのまま片足で滑り続ける、流れのある美しい形の独特なもので、思わず目を見張りました。カウンターに入る前の動きも、着氷後も、非常に印象的でした。
足換えシットスピンが後半に移動してしまいましたが、個人的には、このシットスピンが超がつくほど素晴らしかったです!!
手の表現や形に非常に工夫があり、前半にあった前回よりも回転も速く回転数も多く見えた気がしましたし、イメージもテンポも音楽にもピッタリあわせてあって、見ていてとても心を奪われました!!
カッコよくて、もう、見事だとしかいいようがなく。
終盤のステップに入る前も今までより印象的になり、余裕もありましたし、音にも合っていましたし、
難易度の高い、得意のラストのコンビネーションスピンは、あの羽生選手にしかできない超・柔軟性の要求される形のところが、今までで一番きれいに見えた気がしました。そして何より、最後までノーミスで決めてくれました! 本当におめでとう!!
あえて言うなら、終了直後の顔が、気合が入りすぎていて、ちょっと怖かったですね!(笑)
だってこれ、ショパンでしょ?!(笑) ベートーヴェンの「運命」じゃないよ! と言いたくなりましたけど、まあ、まあ、羽生選手にとっては運命的な日だったということで。(笑)
なんか、激しい曲を指揮し終えた、指揮者の顔みたいでしたね。
それだけ気合が入って、曲へも入り込んで本気で取り組めたという証拠でしょうけど、もう少し怖すぎないキリッとした顔で終えてくれたら、さらに猛烈な拍手を差し上げたいところでしたね。(笑)
考えてみると、羽生選手は、アスリートと指揮者が合体したようなタイプなのかも… とちょっと思いました。(笑)
4回転サルコウの着氷はちょっとだけ危うく見えただけに驚異的でしたけど、「美しさではまださらにこの上ができるのが羽生選手だよね」、と思わせてくれるところが、凄いですね!
スケートカナダの演技は、後半とジャンプのノーカウントによる得点のせいで色々言われてしまっていても、前半の表現は見事で、すごく光る良い部分が沢山あり、さらに良くなる兆しが沢山見えていたので、私は今回、この「バラード第一番」にとっても期待していましたので、すごく嬉しいです!!
色んな意味で、羽生選手らしい演技でした。
羽生選手は、重要なポイントを既に突破したように思うので、あとはもう、さらに良くなる一方だろうと私には思えます。
でも、さらにどんどん挑戦していくつもりっぽいことをインタビューで答えていたので、どこまでどんな風になるのやら。
既に、この「バラード第一番」は、演技にいくつものパターンが出来ていて、「パリの散歩道」以上にバラエティに富んでますけど、羽生選手の心が一番自由に、そして楽に見えたのは、今回のものだったと思いました。
こちらは、終了直後の羽生選手のインタビュー。
羽生選手の努力が報われて、本当に良かったですね!
本当に一生懸命頑張ったんだな、というのは、前日の会見や練習から、羽生選手の表情にも、自信にも、にじみ出ていました!!
さて、何よりも個人的に嬉しかったのは、終了後の羽生選手のインタビューで出てきた、次の言葉。
楽しめたようで、ワクワクしながらできたとのことで、何よりでした!
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151127-00000088-dal-spo
以下、上の記事からの引用です。
「一言でいうとまだ明日があるなというのが率直な心境です。なんかみなさん心配されていたと思う。このプログラムで1回もノーミスでできていなかったので。力の入った応援を感じました(笑)。正直、楽しかったです。1組目で金博洋選手が95点を出していたけど、自分には関係ないと思っていた。自分自身がこのプログラムを、久々にワクワクしながらできた。失敗を恐れずに滑ることができた。完璧まではいかないけど、すべてのジャンプに立てたので、嬉しい」
-106・33点という得点を見たときは?
「あんまり驚きはなかった。それよりもやっとノーミスでできたというホッとした気持ちが大きかったですね。“羽生復活”とスコア的に思われるかもしれないけど、今の自分ができる最高難度の演技ができたというだけ。これからもさらに難しいジャンプの入り方とか、後半に4回転を入れるとか、すべて成長していきたい」
-4回転ルッツを跳ぶ金博洋選手ら若い選手が成長してきているが、意識はする?
「日本では宇野昌磨選手をはじめ、たくさんの素晴らしい選手が上がってきている。でも、僕、年寄り扱いされてるけど、まだ20歳なんですよね。おそらく僕が無良選手と戦っているのと、あまり変わらないと思う。先輩だからとか思っていないし、絶対勝ってやろうと思っている。彼らもそうだと思う。僕自身、素晴らしい選手がシニアに上がってきてくれて嬉しい。僕はまだルッツやループを演技に組み込めるほどできていないので、彼の素晴らしいジャンプを研究させてもらってます、と伝えたい」
私は今現在、個人的には、将来、羽生選手の最強ライバルになりうるのは、ボーヤン選手よりも、別の選手のように思っています。(笑)
(それにしても、ボーヤン・ジン選手(金博洋選手)をはじめ、中国選手に対する日本マスコミの読み方、どうにかならないものでしょうか。
中国では、ユヅル・ハニューって呼んで下さっていますよね? 「羽生結弦」の漢字の中国語の音読みされたら、誰だかわからないですよね…。)
「年寄扱いされているけど」という言葉が、笑えます。
確かに、まだ20歳です。(笑) ふつうの男子シングル選手は、まだまだこれから、ってところですよね。
羽生選手の技術の最終目標はまだずっと上だろうし、まだこの上の洗練された世界があるように思えるし、ご本人もそのつもりのようです。 楽しみにしています!
まずはやはり、ショートでも後半に4回転を入れていきたいようですね。
ホント、一歩一歩、頑張ってほしいです。(笑)
ループについては、オーサーコーチが前回、ちょっと匂わせていましたけど、どうなるのでしょうね。
いつかの楽しみにしておきます!
http://mainichi.jp/sports/news/20151128k0000m050119000c.html
↑こちらでは、「心から演技ができた」とのコメントが載っています。 それは伝わっていると思います!(笑)
「4回転トーループはソチ五輪を制した2シーズン前に跳べていた高さを追求。大会での衝突事故によるケガや腹部の手術も重なった昨季は、ジャンプへの入り方や、氷を蹴るつま先のつき方が微妙に狂っていたが、スケートカナダ後に修正。」
と上の記事には書かれており、やはり怪我や手術等の影響はあったようです。
次のものは、浅田選手と羽生選手の、トリプルアクセル秘話、という番組の動画。 ↓
(このブログでは何度も書いてきた、羽生選手のトリプルアクセルが、浅田選手のを見てマネして跳べるようになった、という内容です。)
懐かしい映像。(笑)
最後に、羽生選手がインタビューで、当時のことについて答えているのが見られます。
無良選手と、宮原選手は、それぞれとても素晴らしい演技を見せてくれました!! とても楽しめ、魅了されました!
浅田真央選手は今日はちょっと残念でしたけど、実力はやはりダントツなので、ぜひとも気持ちを切り替えて、自信をもって、明日のフリーに堂々と臨んでほしいと思います!
羽生選手も浅田選手も、フリーの試合を、心から楽しめますように…!!
思い切って頑張れ! (笑) ファイトー!!
フリー後に、お二人の、それぞれの幸せな笑顔が見られるように、心からお祈りしております!!