忘れたい心と、
忘れたくない心。
何かを、忘れるからこそ生きていける人と、
その何かを、絶対に忘れないからこそ、生きていける人。
どうしても忘れなければ、とてもじゃないけど、前に進めない人と、
どうしても忘れてほしくなくて、あるいは、忘れたくなくて、頑張りながら、前に進む人。
多分、両方のケースがあり、両方の人がいるのだろうと思う。
大災害や大事故、テロのような大事件や、戦争というのは、そういう悲しみを抱えながら、
かろうじて生きているような人たちを、大勢生み出していると思う。
どちらのほうがより悲しみが深いのか、と問えば…
恐らくそれは、他人にはわからない。
でも、悲しみやショックが大きすぎると、記憶が部分的になくなる(全く思い出せなくなる)ケースがあり、
友人たちの身にそういうことが起こったのを、私は過去に数回見てきました。
そして、それを観る側の身も辛い。
このタイトルで書こうと思っていることがあったのだけど、なかなか書けずに何日も過ぎていき…
なぜか、上手く書けないな… ということに気が付きました。
だから、やはり書くのをやめようと思っていたのですが、
下のキレイな「EDEA」(スケート靴)の宣伝の、素敵な春の写真を見てから、
何かふわ~っとした温かい気持ちになり、
(ああ、そう、そのことを正直に書けば良いのか!)と思えました。
いつもの羽生選手だったらきっと、
「書こうとしたけど、なぜか書けない。でも、そこに意味があり、課題が見えてくるのだと思う。だから、無駄なものは何もない。」
などと、冷静に言いそうだから。(笑)
EDEAのフェイスブック公式ページより拝借 ↑ https://www.facebook.com/EdeaSkates
きっと羽生選手も、どこかで少しは体験したであろう、
そんなことを、頭や心のどこかで わかりながらやってくれた演技はきっと、
「決して忘れない」
良い意味で、「忘れられない」 ような演技になるような気がします…
私は幸いにも、今まで羽生選手から、色んな種類の、そんな演技を何度か見せてもらってきた幸せ者だけど、
まだまだ、羽生選手には数多くの、そんな演技が出来る機会が訪れるように思っています。
「全財産を貧しい人々のために使いつくそうとも、誇ろうとしてわが身を死に引き渡そうとも、
愛がなければ、わたしに何の益もない。
愛は忍耐強い。 愛は情け深い。 ねたまない。
愛は自慢せず、高ぶらない。
礼を失せず、自分の利益を求めず、いらだたず、恨みを抱かない。
不義を喜ばず、真実を喜ぶ。
すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。
愛は決して滅びない。
(中略)
それゆえ、信仰と、希望と、愛、この3つは、いつまでも残る。
その中で最も大いなるものは、愛である。」
(コリントの信徒への手紙第一 13章3節~13節) 新約聖書 (新共同訳)より
多くの人の心に、本当の春が来ますように…!
羽生選手の心にも、春の訪れがあり、「花が咲き」ますように…!
世界選手権、頑張れ~!!