嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

人工知能を、人形にする部屋。

2006年01月05日 13時14分34秒 | 駄文(詩とは呼べない)
ロボットの君がめでる花はとても綺麗で、完成された美しさで
それを見ていると僕は、何の感情も湧いてこなくなる

せめて手に入れたいと思えるほど強欲になれるなら
それが花ではなく、人へと移り変わるのだろうか

ロボットの君が持つ、移り気な感情は
瞳がもう、ただの鏡にしか見えなくて
そのぎこちなくなめらかな手は
きっと36℃の温かさなのだろう

僕の体温が、冷たく残酷に下がっていく時
ロボットの君は 暖かく、やわらかく、とても人間らしい素肌へと。

ロボット。
固定されたプログラムで
変則的な答えを出せ

ロボット。
計算された感情で
素早く僕の、いいなりになれ。

ロボット。
どうしようもない僕らを踏み潰して
誰よりも上に立て。

だけど時々、ねじがきれる
そのねじを巻く為に
今日も人は舌をうごかす。

毒の空気に包まれて深呼吸

2006年01月05日 12時19分30秒 | 駄文(詩とは呼べない)
みんな、怪物を飼い慣らす方法を探しているのか?
何かが決壊しそうで怖いのか?

馬鹿らしいよ

全ての鎖が断ち切られたとしても
弱い犬が吼える
その生き様に
新しい首輪が填め込まれるだけだよ

犬小屋の中で自由を探すくらいなら
僕は世界の果てで眠り続けよう

モグラが一匹、海に迷い込んだ
カモノハシのように泳いで陸にあがろうとした

みんなみんな、海へ還っていく
だからいつも息苦しいんだ

みんなみんな、溺れながら泳いでる
だからいつも足掻いてるんだ

酸素で作ったシャボン玉が空へ上がって消えていく

ねぇ、シャボン玉は泳いでいるのかな?

くるくる回って 水に溶けて消えていくけど

あれは毒のように泳いでいるのかな?

僕は平気だよ
ずっとずっと沈んでいく
遠くの音がよくわからなくなっていくけれど
深く深く沈んでいく

人はね、下へ泳いで生まれるんだ
だから僕も、息が止まったその時は、
下へ泳いでみようと思う
遙か上空に光が翳っても
僕はそれに 騙されないようにしよう

下へ下へ
もっと深く
遠く遠く
もっと深く