嘘の吐き方(うそのつきかた)

人はみんな嘘をついていると思います。僕もそうです。このページが嘘を吐き突き続ける人達のヒントになれば幸いです。

苦しい時は見ないよ

2004年12月04日 13時45分26秒 | 駄文(詩とは呼べない)
触れないでキスして

痺れるように捕まえて

捕まる前に線引いて

触れるようにキスして

触れないように捕まえて

力一杯見つめて

背中から抱きしめて

潰れる前に触って

壊れるより早く包んで

真っ直ぐに見ないで

両手でそっと触って

触れないように抱きしめて

明日の空から降りてきて

触れないようにキスして

もう二度と触れないで

魔法のスープを一口だけ

2004年12月04日 12時56分08秒 | 駄文(詩とは呼べない)
魔法遣いのいろりの中で
火あぶりにされた運命達が
ごうごうと そしてキラキラと
溶け合って流れるから

目指した道も
素敵なアドバイスも
それは全部スパイスで

微塵切りにした
蜥蜴の尻尾だけが
いつまでもいつまでも溶けずに残って
何度噛んでも飲み込めない

「ありがとね、ありがとね」
「忘れないで、忘れないで」

腕も足も髪の毛も
煮詰めれば全部 呪いの形で

鏡に塗ったら全てが溶け出して
明日を伝える魔法になる

「ありがとう、ありがとう」
「また会おう、また会おう」

そうだね、わかったよ。
胸が痛むから きっとまた会えるよ。

寂しくて楽しくて
嬉しくて苦いから

きっとこのスープは、僕の味だ。

ハッピーエンドを作る力

2004年12月02日 17時42分12秒 | 駄文(詩とは呼べない)
現実ってものが
実感を持ってハッキリと体験できなかったとしても
今日だけを生き続ける俺には
もう答えは出ている

現実は他者との共同認識だ
他者によって与えられた痛みで作り替えられ続ける
恐怖の世界が現実だ

もしもこの先、
全ての人が眠りについて
誰も新しい事を考えなくなったら
世界は止まる
成長しなくなる
衰弱していくだろう

すでに兆候はある
誰もが他人任せ
誰も世界を変えようとしない

解釈は少し違う
誰もが世界を変えようとして
諦めて現実に身を投げる
現実の色に染められて
ハッピーエンドを作れない
「どうしてこんな世界になっちまったんだろう」
こんな台詞を俺は何人もの人間から
何度も何度もしつこく聞いた

気が狂いそうになる
殴ってやりたくなる
なんでこいつらは現実という夢をいつまでも見続けているんだ
お前らが現実という夢を見ている間に
世界はどんどん腐っていく

誰もが世界を変えようとして
誰もが現実を勘違いする

自爆テロを笑うな
彼らを馬鹿にするな
あいつらは俺たちの犠牲だ
あれは明日の俺なんだ
奴らは誰よりも世界の危機を感じて
そしてハッピーエンドを作れなかったから死んだ

世界は共通認識の物語だ
物語を作れない奴は
いつか現実という夢で死ぬ

俺は神に祈りたくない
俺は他者に願いたくない
俺だけが
俺だけが孤独の世界で
何かを作る
作らなければ
死ぬしか無いんだ

もっと死を見つめないと駄目だ
俺は赤ん坊に謝り続ける
「ごめんよ…」
「ごめん…」
「まだわからないんだ」

俺は馬鹿で
本当に馬鹿で
まだ、この世界の色も形もなにもかもが
記号にしか見えない!!!

駄目なんだ…
まだ駄目なんだ

明日が怖い
赤ん坊に俺が謝り続ける明日が怖い
世界を変えたい
滅ぼしてしまいたいほどに
世界を変えたいんだ!

誰も居ないのに
痛みを感じる
胸の痛みで何度も目を覚ます

涙の味で目を覚ます
俺は誰に謝ってるんだろう

黙って手を繋いだっていいんじゃないか?

2004年12月01日 13時26分16秒 | 詩に近いもの
あんまり愛とか
愛じゃない、とか
愛がどうとか、愛とか、
いろいろ、ね?

言われすぎると
もう
それだけで
ね?

僕は、なんだかしらないけど
その固いのとか
丸いのとか
そんなもの
しったこっちゃないんだけど

それだけで僕は
身をかがめるよ

だって僕にはもう
伝わりすぎているから

もう、充分だから
だから、もう
言わないで。

とか

とか、とか、

いろいろ、あんまり、いわないで
ほしい、おもう、そうだよ、ね?

まったくもって恐ろしい人だ。

2004年12月01日 06時33分03秒 | Weblog
ホントによく読んでるなぁ、と感心しますよ。
僕はあなたの事をリアリストなのかと勘違いしていたようです。
僕に対してあまりにも夢を見すぎというかなんというか…。
半分は僕のせいなんでしょうけど、
もう半分は南無さん自身を映し出してるわけで。
あなたはその事に知識としては気付いていながら
目を向けていないように感じる。
その事は
> アナタが言うように『おれは言葉だ』なんて誰も感じてはいないよ。
という文面にも表れていますよ。

僕はあなたを試すような書き方をして
あなたが僕のために僕の批判や分析をしているのか、
それとも自分自身のためにあのような長文を書かざるを得なかったのか
そもそもの「ねらい」を知ろうとしました。
それは現時点ではまだどちらかの結論に偏っているわけではなく
曖昧でぼやけたままです。
兆候は現れていますけどね。

> このような書き方は礼を失しているのではないのか?
> そんなことを望んで私はウンコを投げたわけではないのだよ。

僕はあなたの望んでいる詩人に変身しないといけないのでしょうか?
そこが根本的にわかりません。
「僕が詩を書きたいと思っている前提があってこそ成り立つ論調でしょう?」
という話ではありません。
もっと簡単に言うならば
「僕はあなたの望んでいる人に変わらないと駄目なのか?」
という問いです。
あなたはきっと僕が現状打破する事を成長だと思うのでしょう。
そして僕は価値観の押しつけだと思うでしょう。
その亀裂はどこから生じるのでしょうか?
一つにはまだ信頼を築けていないという事も言えるでしょうが
・相互の自省が足りていない事
・選択肢の自由幅が少ない事
という二つが気になります。
相手が一生懸命である時、それを応援したくなる気持ちは僕にもわかります。
あなたが何かに一生懸命なのも感じます。
例え錯覚だとしてもそのように感じています。

ですが僕自身はあなたに何を期待し、どう変わって欲しいのかも
じつは何も見えていません。
あなたの事が僕には何もわからないからです。
今の僕に出来る事と言えば
あなたの過去記事を少しずつ読む事くらいです。

僕にとってもっとも大事なのは詩ではありません。
自分の気持ちが高揚する大きな動機です。
わかりやすく説明するなら「生き甲斐」かもしれません。
それとは少し違うような気がしているのだけど。
詩を書くのをやめる気ももちろんありません。
応援してくれる人が居るのだし、
自分が書ける間は書いていこうと思っています。

僕はあなたとの対話を止めるためにこれを書いているのではありません。
そこは、お互いに把握している部分だとは思うのですが
誤解を避ける為、ハッキリと書いておきます。