「ぐうたら ・フォト日記」

「ぐうたら」を生活信条とする、ぐうたらなフォト日記です。時々『写真の無い・フォト日記』にもなります。

暮しにくい国?

2009年08月02日 | フォト日記
今日は、第一回目の帰朝報告会でした。写真展を一緒にやったN氏と、同じく建築関係のNさんと3人でお茶の水に集まり、旅の写真を肴にして、建築の話を中心に3時間あまり、旧交を暖めました。

写真は居酒屋のメニューと注文画面なのですが、僕はヨーロッパの自動販売機はスムースに使えたのですが、英語マークの無いこの種の機械は性に合わない(?)ようで、どうも使い勝手が良く分かりません。

僕の写真は、帰朝報告・建築・鉄道と3部構成に分けたのですが、鉄道の話題から、エキナカ、スイカ(パスモ?)の話に発展し、最後のNさんの「混んでいる電車でも、座席に荷物を置いて知らん顔をしている人が多い」という話から思い出したのは、ワルシャワから帰る最後の日、乗り継ぎのヘルシンキ空港から途端に周囲の雰囲気が変わったことでした。何かしら排他的な雰囲気を感じたのです。

日本人が多いのです。夏休みのその時期、それは当然なのですが、それまで、飛行機や列車で、隣の席が空いている時は指定席でも自由席でも、必ずそこに居る人にお互い何か挨拶らしき事(目配せなり、ハローと言ったり)をしていたのが、成田への飛行機の入り口で、スチュワーデスさんが「ハロー!」と声を掛けてきても、何も答えない自分を発見したのです。

すぐに僕はその事に気が付き、出発間際に乗り込んできた若者(カップル)が僕の席の前に立ったので、「Here?」(日本人だとは思わなかったのです)と声を掛けました。すると「済みません!」と言ったのですが、こちらの目を見ずに席を見ながら「済みません!」と言われても気持ちは伝わらず、延々と小さな買い物袋を纏めもせずに頭上の棚に入れている若者達に対し、「何なんだこれは・・・?」と荒んだ気持ちになってきました。

考えてみると、スイカ・パスモにしろ居酒屋の注文画面にしろ、人の顔を見ずに僕らは普通に暮しているのです。それが普通の世の中に、何時の間にかなってしまった。これから益益そうなって行くだろう世の中に対し、それを今更どうにかしようと思っても「どうしようもないではないか?」と思いつつも、国際人である僕は、人の目を見て話すことを心がけようと思います。

それが今回の海外旅行で学んだ、唯一最大の事のような気がします。そしてそれは、人間関係を正常に維持して行く基本だと思います。皆さん日本人を辞めて国際人になりましょう!
コメント
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