台湾旅行記４日目(その５)-「台湾にあった猫村」：新北市・猴硐

Houtong, New Taipei City

さてさて、平渓線に乗って鉄道の旅を楽しむワタクシ達でありますが
続いてワタクシ達は新北市の猴硐という駅に下車いたしました。


ここ猴硐は、かつて炭鉱の町として賑わっていたのですが、石炭産業の衰退とともに町も廃れていきました。
駅の横に石炭産業が盛んだったころの機材が置いてあり、栄華を偲ぶことが出来ます。
そんな猴硐の街がここ数年、大きな注目を浴びるようになったんです。


駅の改札口を出るとこんな看板がありました。今、猴硐は「猫村」と呼ばれ、台湾各地から猫好きの人が集まるようになったんです。
なぜ猴硐の街に猫がいっぱいなのかというと、石炭の発掘が始まり沢山の人が住むようになった頃に
ネズミ避けのために飼っていた猫たちの子孫が増えていったからなんだそうです。


石炭産業の衰退によって衰えていった街が、思わぬことで脚光を浴びたんですよね。
この日も若い女の子連れ、カップル、家族連れ…多くの人が「猫村」にやって来ておりました。
ではでは、猫好きの皆さん、どうか台湾の猫ちゃん達を見てやってください。


いきなり駅の待合室で猫を発見。もう人になれているのでしょうね。近づいて行っても逃げるそぶりもありません。


この日はポカポカと暖かい日だったので、猫ちゃん達は日当たりのいい場所で気持ちよさそうに寝ておりました。


「気持ちよく寝てるんやから邪魔するなよ」と思ってるのかなぁ。


こんな姿を見せられたら、バイクの持ち主も猫を起こすことが出来ないですよね。


ここまで豪快に寝られるとねぇ…。この猫、イビキをかいてましたわ。

最近は台湾だけじゃなく、外国からも猫好きたちがやって来るそうです。
駅の近くには猫カフェもありますし、猫グッズのお店もありました。
猫好きの方で台湾を訪れる機会があれば、台北から鉄道で40分ほどの距離ですので足を運んでみるのもいかがですか。


ちょっと小腹がへったので「葱仔餅」というのを買おうと思ったら、ここにも猫の絵が描かれています。


ではでは、今日の宿泊地に向かうとしましょうか。この日が台湾最後の宿泊になるんですよねぇ。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


これだけ猫がいたら、どんどん猫の数が増えていって大変じゃないかなぁと思っていたんですが
町の人や猫好きのボランティアの方々が協力して、ワクチン接種や、避妊による個体コントロールなどを行っているそうです。
みんなに大切にされている猫ちゃん達は幸せですね。


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