手造りの植物園-兵庫県川西市：黒川ダリヤ園

Kurokawa, Kawanishi City, Hyogo Pref.

さてさて、秋の里山の風景を楽しみに兵庫県川西市の黒川をワタクシは訪ねたのでありますが
ちょうど秋のこの時期に黒川の集落のはずれに「黒川ダリヤ園」というのがオープンすることを知りました。
ワタクシ、実を言うと植物園ってあまり好きじゃないんですよ。
植物園の温室に咲く花よりも、野に咲く花の方に心を惹かれるんですよねぇ。

ただ、ここの黒川ダリや園は地元の人の手造りで、ほのぼのとした雰囲気があるのだと聞きました。
それだったらせっかくなので訪ねてみようと思ったんです。


駐車場も受け付けも、すべて地元のオッチャン、オバチャン(いや、ジイチャン、バアチャンの方が正しいかな)が
てきぱきとやっておられました。聞いてみると、ここの運営はすべて地元の農家の方がしているそうなんですよ。


今年は400品種、1，200株が9月下旬から10月下旬まで咲くそうです。ワタクシは9月20日に訪れましたので
本当の見ごろはもう少し先なのかもしれないですね。


ワタクシは花のことに関しては知識が乏しいのですが、受付にいたオネエサン(ワタクシはオバチャンとは言えません)に訊くと
朝晩の冷え込みが厳しいほどダリヤの花はキレイになるんだとか。そう思うと盆地状の黒川の地は栽培に適しているんでしょうね。


どうしてこの地でダリヤの栽培が始まったのかなぁって思ったのですが、パンフレットを読んでみると
兵庫県の川西市は日本一のダリア園がある山形県の川西町から、友好親善の一環としてダリヤ279球を贈られたそうなんです。
それをきっかけに平成16年からここ黒川で本格的に育成を始めダリア園を開園したのが由来だそうなんですよね。
姉妹都市とか友好都市というわけではないのですが、同じ市町村名ということでつながりがあるんですね。


まぁ、考えてみれば姉妹都市なんてのも全く意味がわからないものでありまして
例えばワタクシが生まれ育った大阪市を例に挙げてみますと、これがなかなか面白い。
大阪市の姉妹都市はサンフランシスコ(合衆国)、サンクトペテルブルグ(ロシア)、サンパウロ(ブラジル)
ミラノ(イタリア)、メルボルン(オーストラリア)、そして飯山市(長野県)なんですよね。


まぁ、外国の諸都市にあえて共通点を探すとすれば、いずれも港湾を抱えた産業都市ということでしょうか。
敢えていうなら東京に対する大阪というイメージであれば、モスクワに対するサンクトペテルブルグ、
ローマに対するミラン、シドニーに対するメルボルンというのは「No.1に対するNo.２」という一致点はあるんですよ。


それなら「なんでサンフランシスコやねん。サンパウロとはどういうこっちゃ」と言いたくなるワタクシですし
飯山市にいたってはワタクシには訳がわかりませんわ。誰か知ってる人がいたら教えてほしいものですな。


話がそれてしまって申し訳ありません。ワタクシのブログの大きな欠点は、話があらぬ方向に行くことですな。今回のブログは大いに反省。
ところで…ダリヤって「ダリヤ」と「ダリア」のどちらが正しいのでしょう。

使用したカメラ：FUJIFILM X-T1


手造りのダリヤ園はとても好感がもてるというか、微笑ましい雰囲気でありました。
行政や企業が主体ではなく、地元の人が主体で運営している暖かさが十分に伝わりました。
この手の取り組みで、最低最悪なのは行政主体のものでしょうね。


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