𝓛𝓮 𝓖𝓻𝓪𝓷𝓭 𝓜𝓮𝓪𝓾𝓵𝓷𝓮𝓼
さすらいの青春(231)
—————————【231】————————————————
Tout autre que* Meaulnes eût immédiatement
rebroussé chemin. C'était le seul moyen de ne
pas s'égarer davantage. Mais il réfléchit qu' il
devait être maintemant fort loin de La Motte.
——————————(訳)—————————————————
モーヌ以外の者なら直ちに道を引き返していたこと
だろう.それがこれ以上道に迷わない唯一の方法だっ
た.しかし彼は、今となってはラモットからは随分
遠くに来ているはずだと考えた.
..—————————⦅語句》—————————————————
*) autre....que ~ :~とは別の…
Mon opinion est tout autre que la sienne.
私の意見は彼(女)とはまったく違う.
rebroussé:(過去分詞)
<rebrousser (他) (毛)を逆立てる
を逆なでする
rebrousser le chemin (道を) 引き返す
後戻りする
eût:(接続法半過去3単) 後続の過去分詞とセット
で、接続法大過去を形成するが、ここでは
条件法過去第2形として用いられている.
つまり「過去における仮定」であるので、
「もしモーヌ以外の者だったとしたら
~だっただろう」となります.
第2形を使うことで、文章が文語調となり、
固くなるという効果が生まれる言われています.
この効果でモーヌの不屈の意思を醸し出そうと
しているのでしょうか.(この辺りのニュアンス
は学習者の私にはわかりません.ネーティブと
懇意の方は是非聞いてみてください)
s'égarer:(代動) 道に迷う
Il s'est s'égaré en route. / 彼は途中で道に迷った.
Il s'est s'égaré en forêt. / 彼は森の中で道に迷った.
<égarer:(他) (人を) 道に迷わせる
La bell égare la jeunesse.
その美女は青年たちを迷わす.
davantage:(副) それ以上に、いっそう
ne pas s'égarer:不定詞の否定形;ne pas をこのように
動詞本体の前に揃える.これで1語と見なすので
de などの前置詞はさらにその前に置く.
le moyen de ne pas s'égarer / 道に迷わない方法
réfléchit:(単純過去3単) <réfléchir (自/他) よく考える、
熟考する
réfléchir que + 直説法: ...と考える、判断する
J'ai réfléchi que je ne pourrai pas venir.
よく考えてみましたが、私は行けません.
(私は自分が行けないと判断した)
fort:(形/副) 強い、強く;[文] たいへん、おおいに、
たくさん