2013年 1月4日(金)
【リーガロイヤルホテル京都様
ご依頼のお仕事】(2)
【ホテルに戻るって?!】
一路、龍安寺へ・・・と、そのとき、ご主人が
ご主人 : Yamada san, Would you please take me
back to the hotel and continue the tour
with my daughters ?
山田はん、悪いが
ホテルに戻ってくれはれへんか。
私を降ろしてから、また
観光を続けてくだはれ。
今頃、わかったのですが、
ご主人のジョーンさんは、
車酔いされるのでした。
山田の運転はそんなに乱暴ではないのですが、
どうも、そういう体質なのだそうです。
【ホテルで】
ご主人 : Thank you. Then, please go ahead.
ほなな。あとよろしく。
ここで、ガイド料金が支払われました。
山田 : I'll bring the receipt later.
領収書、あとで持って来ますわ。
ご主人 : No, you needn't. It's not necessary.
よろしおまっせ。なくても大丈夫だっせ。
ご主人、握手でお別れ。ここで、
再び出発。
【龍安寺】
この境内がお気に入りのご様子。
オーワンダフォーをご連発。
鏡容池には、アヒル。
きょうは、オシドリの姿がありません。
なのですが・・
山田 : Osidori, the Mandarin ducks often
can be seen here on and around the pond.
Those birds are looked upon as a symbol
of a good couple because they never
divorced once made a couple.
オシドリはこの辺りでよく見られます。
仲よし夫婦の代名詞で、この鳥のカップルは
添い遂げるのだとか。
ヾ(@^▽^@)ノ
石庭へは右に進みます。
石段の手前に枯れた柳のような木。
これは、春には美しい桜の花が咲く木です。
さしずめ柳桜。
weeping cherry ですね。
いよいよ、石庭。
ケリー
さん : This is the stone garden, isn't it ?
石庭でっか?ああ、これが。
山田 : Yes, it is.
Take your seat anywhere on the veranda
さよだ。 お座りなはれ。
どこなと空いたとこに。
山田、お客様の横で、小さな声でガイディング。
以前、声が大きいと、
よその観光客から睨まれたことがあるもので。
15個の石がどこから見ても、
14個。もう言い飽きた説明も、
お客様には、初めて聞く
事柄。丁寧に、そして、小さな声でご説明。
この説明とワンセットでのご説明は、
虎の子渡し。これもセット。たとえば、モーニング
セットは、トーストとコーヒーとゆで卵であるように。
山田 : See ? Each big stone has
its smaller ones next to it.
This sometimes is
likened to a mother tiger
with her children around her.
According to old Chinese legend,
if a mother tiger has three baby tigers,
one of them is often bad,
bad enough to bite other brothers
when its mother is absent.
So when the tiger family cross a river,
the mother tiger who has three
babies takes the bad one first
to the other bank.
And she returns by herself.
And then, she picks one of the rest
and takes it to the other side again.
But this time she brings
back her bad baby again to this side.
And next, she takes the rest one,
yes, the good baby to the other side
where its good brother is waiting.
And finally she comes back to fetch
the bad baby to take it over to the
bank over there.
By doing this,
the bad baby cannot bite others.
This is how the mother tiger
protects her three babies
not to fight each other.
あのね。ほら、大きい石の廻りに、
小さい石が幾つかありますやろ。
これが虎に見立てられますねん。
昔の中国伝説でね。虎に3人子どもがいれば、
たいてい、その1匹は悪い子で、
お母さんが留守中に、他の兄弟に噛みつくんです。
なもので、この虎一家が、川を渡るときは、
お母さんは、先に、悪い子を渡します。
そして、向こう岸に置いたまま、戻ってきて、
次の子を1匹連れに来ます。
そして、その子も、向こう岸に渡して、
今度は、悪い子をまた、こっちに戻してきます。
次に、よい子の方を、連れて、向こう岸に渡り、
最後に、もう一度、悪い子を連れに
戻ります。
まあ、こんな風にして、母さんトラは
子どもたちを、兄弟げんか
から守るのです。・・よ。
ヾ(@^▽^@)ノ
ケリーさん : How clever !
かしこーい!
山田 : Cleverer than man !
人間よりかしこいで!
ケリーさん : Our family is just like that story.
You know, one of our three daughters
is very bad.
Once I left the three in San Francisco.
And the bad one
worked very bad toward the other two.
Then I lived with the bad daughter,
Lory, since then in Sidney.
After that I went back
to San Francisco
to live with Linda and Mary
for a little while.
Shortly after I came back to Sidney,
then Mary came back.
Then Lory went to America in turn.
As soon as Lory got back to America,
Linda came home to us.
We're now Linda , Mary and I in sidney
leaving Lory in San Francisco !
私らの家族に似てるわ。
あの、それがねえ。うちにも、娘3人いてね。
やっぱり、そのひとりの子が
だめ娘なのよ。
サンフランシスコに3人の
娘をおいてきたことがあるんだけど、
ワル娘がふたりをいじめてね。
それで、それ以来、ワル娘のローリーと
私がシドニーで一緒に暮らしたの。
その後、しばらく、私はサンフランシスコで、
リンダとメアリと住んでいたの。
私がシドニーに戻って、
すぐメアリも戻って来たの。
そしたら今度は、ローリーがまた、
サンフランシスコに帰って行ったわ。
ローリーがアメリカに帰ると、
すぐリンダがシドニーに戻って来た。
今がその状態。メアリとリンダと私、
3人シドニーで暮らして、ローリーが
サンフランシスコにいるのよ。
( ̄▽+ ̄*)
そういう話のあとで、
「ローリーのこと、どう思う」って、
聞かれたけど、
山田にとっては、お客様のご家族。
死んでも意見は申せません。
ローリーさんの不在裁判
にはゴタ陪審員は評決拒否。
どんな人なのかな?ローリーさんって。
山田 : I cannot say anything about her.
May I ask how she works bully to Mary san
and Linda san ?
What are some of examples
she has played so far ?
何とも言えませんけど、
ローリーさんのワル振りって、
どういうような事なんでしょ?
\(゜□゜)/
と、このとき、
水戸黄門の有名な
「つくばい」
のところに来ましたので、ワル姉さんの話は中断。
山田 : The wash basin that a brother of
the first Shogun Ieyasu gave to this temple.
See ? The square part in center
can be read as mouth
in Chinese character.
and this part,
assorted with upper part
takes the meaning " I ".
Likewise, together with right part
it can be read as " only".
And this time,
left part and the center
make the meaning "know".
And for the last time,
mixture with under part
and the center makes
"satisfaction" or "to be content".
As a whole,it makes
" I only know satisfaction."
So this lead us a conclusion
that we should be content even if we can
not gain perfection.
We should be content
even if one thing is a lack.
つくばいですけど、これは
将軍の親戚による贈り物です。
真ん中の四角が漢字では、
口という意味で、これと上の部分を合わせると
「私は・・・」
いう意味になります。
ほんで、右の部分と合わせると、今度は
「ただ・・・」
ゆう意味になりまして、
左の部分と合体すると、
「・・・を知る。」
そして、下の部分とセットにして、
「足る。」
という意味になりまして、全体は、
「吾唯足るを知る。」
となります。
満足せなあかんっつーことでんな。
一個足らないときも満足しなさいってこってすわ。
ヾ(@°▽°@)ノ
ケリーさま、感服のご様子。
水戸光圀公さまも、さぞやうれしかるらん。
【祗園】
龍安寺の見学が終了。
これで、本日の日程は終了しましたが、
まだ時間が残っています。
このままホテルに直行すれば、約30分、時間が残ります。
30分の上手な過ごし方を・・・・と思い巡らせば、
「そうだ。だったら、祇園でお写真はいかが?」
If you are lucky, chances are that
you may take a glancing look
at maiko or dancing
geisha girl.
運がよけりゃ、舞姑はんも見られまっせ。
ということで、祇園北部、巽橋へ。
みなさん、ここの雰囲気に、ご満悦。
オー ビューラフォー
なのだそうです。
リンダさんは、音楽の勉強をなさっています。
山田 : This is the shinto shrine
dedicate to music god.
ここ、音楽の神様でっせ。
リンダさんも、ケリーさんも、
メアリさんも、みんなご参拝。
そして、帰る時間になりました。
花見小路を通って帰ります。
東山通りが混雑していて、10分、
予定より遅れてホテルに戻りました。
みなさん : サンキュー。
ウイ アプリーシエイテッド
何とかかんとか・・・
山田 : サンキュー。
ケリーさんと握手でお別れ。
メアリさんも、リンダさんも満面の笑みでご挨拶。
2013年の初仕事だったんだぜ~。
山田錦ちゃんだぜ~。ワイルドだろ~?
ヾ(@°▽°@)ノ
山田 錦(ゴタ)