もぐりの語学教室+修行が辛くお寺を逃走した元僧侶見習の仏教セミナー

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3761番:引退記念過去日記(57)

2024-04-18 21:31:11 | 日記

5月27日(月)

【ロイヤル&スパー様ご発注。ウォーキングツアー】




  【木屋町三条】


  きょうは、ウォーキング・ツアー。
  お迎え先は、ロイヤル&スパー様。
  京都市内には、


     「ロイヤル」

  という名がつくホテルは、3つあります。

    「リーガ・ロイヤル」
    「ロイヤル&スパー」
    「ロイヤル・パーク」

  そして、この3つのホテルは、共に、
  山田の得意先ですので、よく、お声がかかります。
  なので、聞き間違えには、
  神経をとがらせているのですが、
  ときとして、お客様サイドで、
  間違って、
  予約を入れたホテルとは別のロイヤルに
  お泊まりになることがあります。


  なので、この 「ロイヤル」 
  を冠するホテルのお迎えでは、
  40分前に、来て、確認をいたします。
 
  それで、正しければ、どうなるか。
  当然、時間があまる。時間があまれば、どうするか。
  ホテルのロビーで、座り込むのは、
  見苦しいので、周辺をお散歩。


  で、そのお散歩も、いやなときは?
  どうしよう?

  その答えが、ここ、
  木屋町三条のコーヒー屋さん。
  ここは、小川コーヒー。
  ちょっと、高いけど、
  清水焼きのコーヒーカップで飲ませて
  くれる楽しいお店です。
   

   
  
  【ロイヤル&スパー】


   お迎え時間は、午前10時30分。
   アツモンさんご夫妻が、お客様。

   まず、地図を広げて、行き先の計画をたてます。

   ご希望は、
 
    「金閣寺」 「銀閣寺」 「哲学の小径」 「三十三間堂」

   以上です。


   4時間~6時間プランということですので、
   場合によれば、どこかカットです。
   
    (=⌒▽⌒=)

  
   【市役所前】


   ロイヤル&スパーさんも、
   ロイヤル・パークさんも、
   スタートは、まずこの市役所前から
   地下鉄です。
   
   これを、

    「ロイヤル定石」 

   といいます。期末テストで出題されるので、
   しっかり覚えて下さい。(うそやで。)

   まず金閣寺に行くことになりました。
   市バス・地下鉄1日乗車券を買いました。
   これで、まず、西大路御池まで、行きます。

    「市役所前」 ~ 「烏丸御池」 ~ 
    「二条城前」 ~ 「二条駅」 ~ 「西大路御池」

   4つ目の駅ですね。

   ここ、西大路御池には、 「島津製作所」 があります。
   ご存じ田中耕一さんの会社です。
   ノーベル賞を受賞した化学者です。

   ここからバスに乗ります。約15分で、金閣寺道。
   ここで降りて、金閣寺参道を西に歩きます。
   金閣寺は、1994年、
   ユネスコ世界遺産に登録されました。

   ヾ(@^▽^@)ノ 


    【金閣寺】


奥様 : オー、ビュータフォーハート
      綺麗ななー。

   
山田 : イエス アズ ビュータフォー
     アズ ユー アー・・・
     あなたのようだ・・・(ちょっと無理だったか?)


奥様 : サンキュー エニウェイ
     いちおう、ありがとうな。

   
ご主人: Is that the golden temple ?
       あれが、金の寺だな。


山田  : Yes, it is.
       さよう。


ご主人 : オー? ザ バード ?
       おや、鳥かな?



   ご主人、金閣の頂上にいる鳳凰に気づきました。



山田  : Yes. The bird gives birth to a gold egg.
        はい。その鳥は、金のたまごを産みますねん。


奥様  : Really ?
      何ですって?


山田  : Sorry. just a joke.
      うそですがな。


  ヾ(@^▽^@)ノ     


ご主人 : Can we go inside ?
      中に入れますのか?


山田  :  No I don't think so.
                    Even a monk cannot get
       inside unless he has
                    permission.
              But some people can enter
                   without that kind of permission.
                   One of them was Mr. Clinton,
                   the American President.    
     
                あきまへんわ。お坊さんかて、
                  許可を取らな、入られしまへん。
     まあ、数人は、入らせてもらえますのや。
     そのひとりが、
                  クリントン元大統領でしたわ。


ご主人 :Uh. 
      なるほど。


山田  : Look at the stones that are arranged
                   at the right side of the gold pavilion.
                   金閣の横に石がありますやろ。

                  They are the stones
                  to which boats were tied.
                  Yes. they enjoyed playing
                  the boat on this pond.
     
               舟をつないでおく石ですねん。
     はいな。この池で、船遊び、
                  しとおりやしたんどす。


ご主人 : Who did you say ?
      誰って?


山田  : Of course Lord Yoshimitsu
      Ashikaga, the Shogun.
                   決まってますがな。将軍義満公でおます。


奥様  : With whom do you ask ?
      誰と、ですって? 


山田  :  With his wives.
               奥方とでっせ。


奥様  : Wives ?    
      何やて?


ご主人 : How many wives did Yoshimitsu enjoy ?
      何人いはりましてん?


山田  : 18 wives. That means he was
         able to enjoy boating
      with different partner
every day, 18 consecutive days !
      18人です。毎日違う奥様と、
      18日間連続で船遊びできたっちゅうこと
      ですわ。


奥様   : Oh, no.
       あっほかーむかっむかっ


   (-^□^-)


【タクシーで、銀閣寺へ】

  金閣寺道に戻って、
       バスに乗るには、時間がもったいない。
  そういうわけで、
  タクシーに乗った。

  金閣寺から銀閣寺までは、2170円。

  走るコースは、今出川通り。
  これは、市内北部を東西に走る通りです。
  この今出川通りと、西大路通り

   (洛中の西の橋を南北に走る。)

    との交差点が、「北野白梅町」と呼ばれます。



山田 : This area is called Hakubai-cho
     or the town full of white plum trees.
     ここは、ハクバイチョーゆうて、
     白い梅の木の町ゆう名前です。


奥様 : Looks like no plum tree can be seen ・・・・
     どこにも、梅なんてないみたいよ。


山田 : They are now in the precincts
     of a Shinto shrine・・・
     Oh, this is the very shrine around
     which the plum trees are ・・・・
     But they are out of season now.

     梅は、神社の境内ですわ。
     この神社でっせ。梅の木がいっぱいおまっせ。
     梅の季節とちゃいますけどな。



  梅は、好文木といいまして、
  学問好きのいる家の庭によく薫るといわれます。
  なので、山田の家で、
  ホトケ様に、梅の花を献花しても、すぐ枯れる。
  
  もっと、お勉強を好きになりましょう。

  梅が枯れないように。


ヾ(@^▽^@)ノ


    【銀閣寺】

  金閣寺を見たあとで、銀閣寺を見ると、冴えない。
  華々しさが感じられなくなるのだ。


    【教訓】  順番を守れ!


  ご主人は、銀閣寺の丘に登るのが
  しんどかったらしい。
  途中、

    「石段はあと、どのくらいだ?」

  とお聞きになりました。

   「あと、30段です。」

  出任せを答えたら、

   「OK」

   という。

  でも、実際に数えたら、60段ありました。
  ええやん。公団住宅の4階くらいや。がんばり。

  ご主人、登り切ったとき、ぜーぜー。
  
    (ああ、この人、もう、神護寺は、あかんで~。)

  神護寺のみなさん、
  ケーブルカーか、
  ロープウェイ取り付けて下さいませ。ませ。

  銀閣寺の関係者のみなさん、
  この石段のとこ、エスカレーターつけとくれやす。

  何?金? あんたとこ
  拝観料、500円に上げたやんか。
  ようけ、もうけて。使いなはれ。


  【哲学の小径】 

   古くは、三高の書生さん。
   三高の学生、先生。
   そして、京大の学生、先生・・・

   もちろん、京大だけではなく、
   同志社の学生さんも、京女も
   芸大も、ノートルダムも、

   みなさん、ここを散策し、
   ここで、青春を過ごし・・・って、
   何や・・・何書いとんねん。
   山田のおっさんは。
 
   まあ、とにかく、学生さんが、
   歩くちょっと、素敵な小径ですのやで。

   ただし、途中で、ダウン。

    「くたびれた。」
  
  と、ご主人。鹿ヶ谷に降りて、タクシーに乗りました。


   【地理の学習タイム】

   哲学の小径に、そのすぐ西側で、
   平行して、南北に走る道路を、

   「鹿ヶ谷(ししがたに)道」

   という。

   これを覚えると、京都地理、
   3級に認定します。(ゴタ教育委員会)



   【京都地理2級の問題】

  段々、またふざけて、きよったぞ。ゴタのおっさん。

  
  では、問題です。

  鹿ヶ谷通りのすぐ東の山手を
  平行して通る小径は、何というでしょう?

   答え:  哲学の小径

  (お前、あほやろ。誰でも答えられるわ。)

  では、もっと、難しい問題です。
  これに答えられると、京都地理1級に認定。


   では、問題です。

  鹿ヶ谷通りの西側を平行して
  南北に走る、大通りは、何というでしょう?

  おわかりの方は、完成ハガキに、
  答えを書いて、送りましょう。

  ( うそやで。
    ここに送っても、
    知らんで。官製ハガキやろが。)

  抽選で、ハワイに・・・(いかれへんっちゅうねん。)

    答え : 白川通り


   【三十三間堂】
  
 
  平安神宮から、タクシーに乗ったら、
  何と、2年前、研修のとき、
  お世話になった先輩でした。
  パックマンタクシー、こと、京都相互タクシー(太秦)。
  ああ、なつかしいなあ。
   

  でも、ガイドを専業でするのだと、決めたからには、
  たとえ、身は乞食になろうとも、
  貫き通す。これが、ゴタの生きる道。
  やてか?ホンマかいな。このええかげんなおっさん。


  右翼500体、左翼500体の観音菩薩像は、
  悪漢・・・とちゃう、圧巻です。
  菩薩は悪漢とちゃうで。ホトケやで。

  そう説明しているすぐそばで、
  どこかの、ガイドさんが、


    「菩薩は、ホトケに
     まだなってない修行中の人や。」


  そう言って、説明してはりました。

  けどな、みなさん。
  菩薩は、ホトケ様ですで。

  なんでかゆうたら、ホトケ様は、常に、
  我々衆生の救済のことを
       いつもいつも、心にかけて
  くれてはります。

  そういうわけで、
  ホトケ様は、ホトケの地位にいたのでは、
  衆生済度ができない、というので、
  再び、菩薩に化身するのであります。
  これを、本地垂しゃく、と申します。

  当家の宗派では、
  従果向因(じゅうかこういん)
   と習っております。

  果というのは、ホトケ。因は菩薩。
  
  ホトケ従(よ)り菩薩に向かう。

  ちなみに、ホトケ様は、教えを説くときに、
  いつも、自分も修行の身であると仰せです。

  ホトケになったから、
  修行が終わった。バンザーイ。
  ということは、ないということです。

    
  まあ、

菩薩=佛 

と考えておいて、よさそうでっせ。

  佛になっても、仏様は、


    「 おれは、佛じゃ。
わはは。みなのもの、頭が高い~。」

  何てことは、ゆいはりません。
  黙って、菩薩の格好して、
衆生救済に当たっておられます。

  たとえば、遠山の金さんが、
  長屋住まいの庶民を装って、
下々の我らを救うように。

  とにかく、ホトケさまに関する限り、
  入社してから、社長の顔見たことない、
  というような、
雲の上の存在ではないらしいのです。

  そらなあ、観音さんな、
11コも顔つけてはりますやろ。
  我々に会うことぐらい、朝飯前でっせ。



   【4時間コース終了】

  山田の案内は、4時間コース、
  13000円であります。
  10時30分から、午後2時30分まで。
  三十三間堂が終わったとき、
  ちょうど、午後2時30分。
  おみやげコーナーで、料金受領。
  
 
  このあと、どこへ行くのか、
  お聞きした。ホテルに戻るという。

  河原町三条なら、山田の
  帰る三条京阪の近くなので、
  お送りすることに。但し、バスで。

  京都駅まで、とにかくバス。
  京都駅から5番、岩倉行きのバス。
  そして河原町三条で降りる。

  シャローム。ヘブライ語で、さよなら。握手でお別れ。


 ヾ(@^▽^@)ノ


  おしまい
  山田 錦  

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3760番:(97)ペルル嬢

2024-04-18 04:28:49 | 日記


ペルル嬢(97)
モーパッサン作品集より
Mademoiselle Perle
Maupassant


———————————【97】—————————————————
   
 Je  ne  voyais  rien,  moi; alors,  je  rerjoignis
les  autres,   et  je  l'aperçus;  il  était  effrayant    
et  fantastique  à  voir,  ce  chien,  un  gros  chien 
noir,  un  chien  de  berger  à  grands  poils  et  à
la  tête  de  loup,   dressé  sur  ses  quatre  pattes,
tout  au  bout  de  la  longue  traînée  de  lumière
que  faisait  la  lanterne   sur  la  neige.  Il  ne
bougeait  pas;  il  s'était  tu;   et  il  nous  re-
gardait.
  

  
————————————(訳)—————————————————

 私は自分では何も見えなかった.それからみんなに
追いついたとき、私にも犬が見えた.その犬は見るも
おぞましく、怪奇な姿の太った黒い犬で、毛の長くふ
さふさした牧羊犬で、顔つきは狼さながら、雪の上を
照らす角燈が作っていた光の端に4本脚で立っていた.
そいつは動かなかった.黙り込んでいた.そして私た
ちをじっと見ていた.

  
 
————————————《語句》—————————————————

rerjoignis:(1単単純過去) < rejoindre (他) 合流する、
      (人と)再び一緒になる
aperçus:(1単単純過去) < apercevoir (他) ❶見える、
   目に入る、ちらっと見る;❷気づく  
effrayant:(形) 恐ろしい、ぞっとするような、
  < effrayer (他) おびえさせる、こわがらせる  
fantastique:(形) ❶空想上の、架空の;❷幻想的な、
   怪奇的な、   
berger:(m) 羊の番犬、牧羊犬   
poil:(m) 体毛、(動物の)毛    
grands poils:(犬について) むく毛、
      ふさふさとした長くたるんだ毛
loup:[ルー](m) オオカミ  
dressé:(p.passé) < dresser (他) 立てる    
patte:(f) (動物の)脚
traînée:(f) 細長い跡   
lumière:(f) 光、明り、
lanterne:(f) 角燈 
bougeait:(3単半過去) < bouger (自) 動く   
tu:(p.passé) < taire
se taire:(pr) 黙る、黙っている、黙り込む
il s'était tu:(3単複合過去) 彼は(それは)[犬]黙っていた.
      吠えてはいなかった.
regardait:(3単半過去) < regarder (他) 見る、眺める
       regarder=注意してみる
       voir=見える、

 

————————————≪文法≫———————————————

まさかとは思いますが:

il s'était tu を「それは君だった」としていませんよね.
「それは君だった」は c'était toi.

C'était toi, Gaston. / ガストン、それは君だった.

「それは誰それだった」という言い方では、主語に il や elle
は立てられません.人物を含め事の正体を明かすときの表現
では、主語は C'est が基準で、過去ならば C'était となります.
 
なぜ? だってそうでしょう.il  や elle は 誰なのかわかって
いるから「彼」であり、「彼女」であるわけですから.
わからないものの正体を説明するときは ce を主語に立てて、
C'est ~.  です.

Et la belle, Isabelle, c’était moi…
そしてその美女、イザベルは私だった.

 

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