さっぷいさっぷい外語学院(生徒:ゴタ、張るカイロさん)

ご一緒に学習を!
私は先生ではありません.間違いだらけかと思います.
ご容赦下さい.

3710番:引退記念過去日記(29)

2024-04-10 05:35:10 | 日記

2012年 9月23日(日)

【ANAクラウン大阪様ご紹介の観光 その2】 



【マイクロバス観光 2日目】

天気予報は雨。無情の雨。
トロッコ列車の線路上にも雨。
保津峡下りの船にさえ降るか小糠雨。

 о(ж>▽<)y ☆

きょうは、我らの御一行様は、
亀岡から船で保津峡下りをなさる日なのですが、
あいにく、港は雨の模様です。

傘を持っていなかったベトナムの方々に、
山田が予め用意していた、折りたたみ傘2本と、
我らが麗しの添乗員さま
(正しくはパーティ統括者さま)
が残りすべての方に傘を差しだしました。

 そんなに多く傘ばらんか?大丈夫。
29人乗りのマイクロバスには、ゴタを含め、
12名しか乗っておりませぬ。

お傘様にも、お座りいただく席は、
たっぷりと用意されていたのであります。

  (´0ノ`*)


※※※※※※※


  【午前4時30分】 

コケコッコ~~クックドゥードゥルルー~~

 朝早く起きました。
 早く起きるコツは、私はニワトリである、
 と自分に言い聞かせること。

 そしたら、ついでに、タマゴも産めるから、
 それでハムエッグを作ればいい

 (うそやで~。人はタマゴ産まないで~。
 まして男は何も産まないで~)

 タマゴは冷蔵庫に入っていますが、
 朝は忙しく、作るヒマはありません。
 

  【午前5時】

 家を出て、駅へ。

 
  【午前5時25分】

 我が町の駅始発の電車に乗って、京都へ。

 
  【午前6時40分】

   二条城駅前に到着。
   何と、すでに、ゴタのバスの後ろのバスには、
   明星観光のドライバーさんが待っています。

  ( 早いなあ。何しろ、
   明星だもの。明けの明星バス!) 

 ここからお迎えの東急ホテルへは、所用20分。
 お迎え時間は7時30分。バスは早めにホテルに到着。

 ホテルに着いたとき、添乗員さまが出て来られました。
 心配そうな表情です。
 どうしたのかというと、
 ベトナムのみなさまが、まだ、食事中で、
 すぐに、出発できそうにないと言います。


  【教訓】 人生はのんびり行こう


 しばらく、ポッケ~とバスで待っていた山田ですが、
 今のうちに、荷物を積み込んでおけば、いいじゃん。

 時間短縮できますよ。と思い、
 ホテルのレストランに入っていった・・・
 そのとき、同じことを思っていらした添乗員さまと
 バッタリ合いました。


添乗員さん : そうですよね。
        それで、もう聞いてくださいましたか?
        荷物はもう下に運ばれていました?


山田    : それが、まだ何も聞いていないのです。

   
   荷物は、普通、食事に出かけるとき、
   部屋の外に出しておきます。
   そうすると、食事中に、ホテルマンが、荷
   物を一階玄関に運び出しておいてくださるのです。


添乗員さん : じゃ、私が荷物の場所を聞いて来ます。


   しばらくして、荷物がやって来ました。
  (運ばれて来たのですよ。
   荷物が自分で歩いて来たのではない)


     ヾ(@^▽^@)ノ

 【午前7時45分】
 
    出発。これから、
    トロッコ列車に乗るのです。
    バスは、トロッコ嵯峨駅へ。

     ヾ(@^▽^@)ノ


 【午前8時10分】 

   丸太町通り側の嵯峨駅に到着。
   ただし、トロッコ列車
   の出発は午前9時。
   時間つぶしのため、ぐるりと、周辺
   を回ってくることにしました。

 
  【教訓】 急がば回れ。
       急がないときは、なおさら回れ。
       円ヒロシも回って回って回る~~。


 みなさま方は、
 トロッコ列車の駅舎に入って行きました。
 ゴタは、これからバスを回送して、
 嵐山の駐車場に入れます。

 打ち合わせでは、「嵐山レストラン」の駐車場です。
 これは、絶対に間違えてはいけない。

 普通乗用車なら、間違っても、
 入れ直せばいいのですが、
 バスはそうはいかない。出せない。

 あとから来るバスが、前に駐車するから
 出られない。

 駐車場には、
 バスの出発時間を管理する係員がいます。
 入場したときに、
 必ず、そのバスの出発時間を聞くのです。

 出発時間がテレコに並んでいるバスのレーンでは、
 前にかぶせた方のバスのドライバーは、
 うしろのバスが出発の時間になる前には、
 必ず、自分のバスに戻ってきて、移動準備をします。

 係員も、その時間表を見ながら、
 駆けつけ、誘導します。

 山田のバスのように、
 お客様が、これから、亀岡まで行って、
 船に乗ってまた戻ってきて、
 さらに、食事をして戻って来るという、
 果てしなく長い時間駐車する場合、
 一番奥に放り込まれます。

 そして、その場合、
 どこへいこうが、バスの中で寝ようが、自由です。

 ひまをもてあそんだゴタも、
 寝たり起きたり、大忙し。
 バスのドライバーには、コーヒー券が配られます。

 もちろん、ヒマなので、
 レストランに入り、コーヒーを飲んだ。
 朝食は、すでに、
 大阪から来るときに、
 電車の中で済ませていました。



 ヒマなときは、また朝食が食べたい。

  「念ずれば通ず」

 この諺を実行した。


  「私はまだ、朝食を食べていない。
      だから、おなかがすいた。」


 こう自分に言い聞かせて、もう一度レストランに入った。
 今度は、モーニング定食。

 (太るで~。知らんで~。ほんまにこの。)


※※※※※※※※※※※※※※※


 あれから4年の年月が流れた・・・・
 いや、正しくは、
 あれから4時間。
 実に4時間経った。
 
 山田錦は白髪の老人となっていた・・
 と、思うくらい長かった。
 ああ、待つことも、くたびれまする~。


 【12時30分】


 皇帝ペンギンのオスは、
 メスが帰ってくるまで、じっと待ちます。
 極寒の中を耐え抜くのです。

 そのように、山田は待った。

 ひたすら、みなさまの帰りを待った。
 そして、雪に積もった満州の里にも、
 根雪がとけ、アゴニカの花が咲くように、
 季節はめぐり春となった。
 ちょっと書き間違えた。

 時間はめぐり、12時30分となった。


添乗員さん : お待たせしましたー。


山田    : お帰りなさいませー。


 おでんをおみやげにいただきました。
 あたたかいおでんで、皇帝ペンギンは生き返った。

 ちょっとな。
 黄色いカラシが黒のズボンの上に落ちて、
 ペンギンらしくなった。


※※※※※※※※※※※※※※※


 清滝道を通り、観光道路へ。
 広沢の池を過ぎ、仁和寺を過ぎ・・・

  「仁和寺にある法師・・・」

 言わなくていいことをつい口がすべった。

  「それって、どんな話だったかしら?」

 どんな話?聞く相手を間違ってはいないか?
 これも、ガイドの仕事か?
 いや、今はドライバーだ。

 いや、しかし、
 この仕事はガイドドライバーとして請け負った。
 説明責任がある。だが、責任を果たせない。

 責任を果たせないのは、誰か?

 追求しないで~お願い。次行こう。次。


※※※※※※※※※※※※※※※

 【龍安寺】

 バスは龍安寺に到着。駐車場には、
 バスの駐車位置を決めるスタッフがいます。

  「あそこの、一番端に止めてや。」

 そう言われたので、一番端に止めました。

 ときどきわざと聞き間違えるゴタ。
 だがこの日は、その手は使わず、おとなしく随う。

 何? わざと、どう聞き間違えるかって?

  「あそこの一番星に止めるって?」

 そしたら、駐車係も、

   「このロケットをな。」

 ゆわん。ゆわん。
 駐車係も忙しいのに、つき合ってくれへん。   




添乗員さん : あのう、山田さんも
        ご一緒に行っていただけるのでしょうか?


山田    : はい、では是非ご一緒に。


     龍安寺境内、山門を入ってすぐ右に、
     このお寺の地図の看板があります。


山田    : はい、みなさん。
        ここを歩いて、右側、鏡容池には
        ペンギン・・・じゃなく、えーと、あれは、そう、
        鴛鴦(おしどり)が見られます。
        

ベトナムの
お客様方  : オシドーリ?


山田    : はい、マンダリン ダックです。

ベトナムの
お客様方  : 万田りん抱く?


山田    : ノー あの、とにかく鳥。バード。パタパタパタ。


   やはり、ベトナム人には、
   ベトナム語の通訳ガイドが必要です。
   今、通訳ガイドの言語は、英語、ドイツ語、
   中国語、フランス語、
   スペイン語、韓国語、イタリア語、
   ロシア語、ポルトガル語、
   それと最近追加されたタイ語。この10カ国語です。

   なので、ベトナム語の通訳ガイドは、依頼したくても、
   日本観光通訳協会の名簿には、ひとりも載っていない。
 
   せめて、ベトナム語で、
   オシドリが言えればいいのですが・・


  本堂(正確には庫裡)に入ります。 
  みなさま、お勉強されてこられたようです。
  この寺が石庭で有名なのを、
  よくご存じのようでした。


山田  : さて、それではみなさま、縁側に座りましょう。
      そして、しばらく目を閉じ、
      静かに瞑想してみましょう。


お客様 : 砂利はどこから運んだのですか?


山田  : 比叡山と呼ばれる京都府と
      滋賀県の間の山のふもとに
      石切場があって、そこから運んだ白砂です。 
 

   ヾ(@^▽^@)ノ

   一般に、京都の白川砂は、
   花崗岩の風化した純白の重い砂で、
   庭作りに用いられたのは、江戸時代後半なんだとか。

   とはいえ、15個の庭石のひとつには、
   細川家の時代の石が
   あるとも言われており、
   阿波国産の緑泥片(りょくでいへん)   
   岩のまじった石が見つかっており、
   これが室町期の証明になるんだとか。

   室町期には、すでに、
   夢想疎石が盆石を始めたといいます。

   これは、石による縮小文化でありますから、
   すでに当時から、
   枯山水庭園の原形はあったのだと考えてよさそうです。


   ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【水族館】


  梅小路には
  SL(蒸気機関車)の機関区を残した公園があり、
  歴史的には、平家が西八条邸宅を構えていたところ。

  そこに、近頃、水族館が出来た。
  海もない京都に、海が出来た
  ように、京都市民は大喜び。

  この連休には、観光客よりも、地元
  の京都市民の
  入場者の数の方が多かったんじゃないでしょうか。

  あっちも、こっちも、京都弁でしたで。


  【京都弁と大阪弁の見極め方】
  


京都:敬語は「あ」行活用 
        (言)いわはる、来(き)やはる、
        (泣)なかはる



大阪:敬語は「い」行活用
        (言)いいはる 来(き)はる 
        (泣)なきはる




卒業試験

問題:歌手、フランク永井の歌に

   「なんで泣きはる 泣いてはる?」

   という歌詞の歌があります。

   この「泣いてはる。」は、京都弁か大阪弁かを答えよ。

    


解答:京都弁は、「泣いたはる」
   大阪弁は、「泣いてはる」

   正解は大阪弁でした。
    みなさん、正解。おめでとう。卒業です。

   では、卒業証書をどうぞ。

─────────────────────

   卒業証書
  あなたは卒業しました。おめでとー。

  山田校長先生(どすけべやぞ、このおっさん。)
 ────────────────────


   ちなみに、神戸では、「なんで泣いとん?」
   となります。

   近江地方では、「なんで泣いとおす?」
   
   英語地方 「What makes you crying ? 」 
   
 
       調べもせず、ええかげんに書いているので、
       聞くほうも、聞き流しておいてねー。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 


  水族館では、ガイドは必ず、
  通訳ガイドの許可証を携行して下さい。
  提示しないと、有料(2000円)ですのでね~。
  高っけ~と言ってあんたも、アザラシみたく
  飛び上がっちゃいますヨ。ぴょ~ん。


  山田が


    「水族館に入って見たいな。」


  と言っていたら、添乗員さんが、


    「山田はんの、添乗員の証明書を
     貸していただけますか?」


   なんでかな、とも思ったが、
   一応、ガイドの許可証と
   旅程管理者のIDカードを渡した。


   しばらくして、添乗員さんが戻って来て、

    
    「どうぞ。」

    
   みれば、入場券です。0円券(添乗員用)でーす。


   全員で入ります。
   サザエさん一家が全員で、家に飛び込むように、
   我らがツアーコンダクターさま、笛を吹き・・(うそ)


     「突撃~~!」


   入ると、大きな水槽。テレビで見た通り。
   でっかー!すんごー。

   でも、やっぱり、ペンギンちゃまが、かわゆいなぁ。
   

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【帰路】

  帰路は、下を走ろうか、
  ということで、京阪国道口から、
  1号線に出ました。

  が、ガンガンに混んでいる情景を見て、「なにこれ」
  「なにこれ」百景にご登録~~、何て言ってられるか。



添乗員さん : ねえ、やっぱり、高速に上がりませんか?


   そりゃ、そうしたいが、
   この混雑の中、名神南インターまで、
   一体どうして、行くの?

   なわけで、高速は、第二京阪で!

   国道十条に居合わせましては、十条通りで、東に戻り、
   堀川通り(かつての油小路通り)
   を上鳥羽まで、下がり、
   そこから、阪神高速京都線がよろしいようで。

   あとは、知らぬ。
   あまり、このコースを走っことがないゆえ。

   まあ、ええやん。どっかに行くわ。

※※※※※※※※※※※※※※※※※


   この道がどこに行くとも知れず、
   心細く走り続けるバス。
   とりあえず、お客様を心配させてはいけない。


山田 :  門真まで、高速で行って、
      後は、また下を走りましょう。



    偶然、案内標識は、
    門真出口◯◯km、と出ていました。
    つまり、門真までは、帰れることが保証された。

    門真からは、163号線がわかれば、とりあえず、
    大阪へは、帰れるぞ~。 

    果たして、バスは、花博通りに降りた。

    「えがっだでねえだが。」

    心で鼻歌。心の手で、日の丸の扇子。
    心の太鼓がドンとこりゃ
   

     「よかったでございます。」帰れる~ドキドキ



   【午後5時30分】 

  天満橋まで、帰って来た。
  ここまで来れば、サクセス~~


お客様 : シティモールに寄りますわ。


山田  : どうぞ。


   シティモールの最上階に、
   ダイソー(100円ショップ)が
   あるのだそうです。ベトナム人全員が、


      「行ってみたーい。」


   と懇願されます。そらもう、行く一手。
  
   ハザードを炊いて、待ちます。
   日曜日なので交通量は少なく、
   問題はありませんでした。

  

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【到着】

   午後6時20分 ホテル着
   
   お疲れ様でした。山田ツアー終了です。またいつか。

   ベトナムの方々、ひとり、ひとり、日本語で


     「ありがとうございました。」


   と言って、挨拶して下さいます。

    ( あ、こっちは、ベトナム語の下調べを怠った。
      ベトナム語で挨拶を返せない、気の利かない
      山田でございます。
      すみません。語学屋の山田、
      めんぼくない。)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

   レンタカーを返却。
   このレンタカーショップと、お泊まりの
   ホテルが近くなので、


     「明日の精算を、今、済ませてしまおう。」


   と、添乗員嬢に電話。OKとのこと。

   すぐに、ホテルに戻る。

   レンタルバス(65310円)
   とガソリン代(6570円)、

     合計 71880円

     預かり金は、75310円

     精算は、75310ー71880=3430円


      返金して、業務終了!

     もう、あした精算にいかんでええぞ~。


  あ、ここで、みなさまに、
 「精算」とは、なにかということを
  お話いたしましょう。

  我々、ツアコンとかガイドという、
  ツアー旗もって、「こっちだよ」
  という仕事をする人は、

  ① 打ち合わせ (準備とも言う)
  ② 本番
  ③ 精算

 という三拍子で仕事をするのです。
 たとえば、水前寺清子が、

  「男は三つで勝負する」

 と唱えたように、

  「ガイドもみっつで勝負をかける~~~カラオケ 」
 
 そして、山田観光事務所では、さらに、

  「売り込み」という仕事がある。ゆえに、


  「山田は4つで勝負。
   ちあきなおみは4つのお願い。
   ネコのおちちも4つある。
   あ、いま数えてます。6つあるぞ。」

  逃げて行ったので、
  正確に数えていないが、ネコのおちちは
  ようけあるぞー。

 
 その後、発見したことは、我々の仕事には、

   ⑤ 下調べ

 もあります。
 今回のツアーでは、船着き場とその周辺について、
 下調べを行いました。

 主催者さまも、実際に亀岡から船に乗って
 下調べをなされました。

 この日記を書くにあたり、
 ネコのオッパイの数を調べなかったことは、
 下調べを怠ったことになり、
 クレームの対象になりかねません。



 【教訓】 備えあれば 憂いなし
      
      ネコは多産に備え、
      たくさんのオッパイを用意している。
      ネコを見習え! 


  
  以上、ネコのオッパイの話を終わります。


  ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  山田 錦(ゴタ)でした

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3709番:引退記念過去日記(28)

2024-04-10 05:29:14 | 日記

 2012年 9月22日(土)
(編集2022年11月1日)

【ANAクラウン大阪様ご斡旋の観光 その1】 
 
 



企業の接待ツアーです。
通常、企業依頼の仕事には、守秘義務が発生し、
ここでのご披露は、本来、出来ないのですが、

業務発生から10年以上も経過し、しかも
純然たる観光旅行ですので、
特定できないよう、匿名で書きます。


  ヾ(@^▽^@)ノ

 【午前7寺50分】

 淀屋橋、日産レンタカーにて


山田 : マイクロバスを
     予約していた山田錦ですが。


係の人: ああ、はいはい。
     山田観光事務所さんですね。いつもご利用
     ありがとうございます。


山田 : マイクロバスの運転は
     久しぶりなので、操作について、
     注意事項があれば、教えて下さい。


係の人: 同じですよ。乗用車と。


山田 : デコンプはないのですね?


係の人: そんな大昔の車は
     どこにもないでしょう。


※※※※※※※※※※※※※ 


  【午前8時】 出発。


 うぉー、動いたぞ~。マイクロバスが~。

 (久々の大型自動車の運転で、やや興奮。)


 伏見町を東へ。堺筋で北へ。
 そして、土佐堀通りを東。片町で、城見町。
 いよいよ、お迎え先のホテル、

  「ニューオータニ~~~」 

 8時30分。まだ、誰も周辺にはいません。

 バスを先に止まっている
 「いろり観光バス」の後ろに着ける。


いろり観光の
ドライバー : きょうは、どこへ行くの?


山田    : 京都観光です。


いろりさん : 混んでるよ。


山田    : でしょね。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 本日は、ベトナム人6名、
 日本人5名、計11名様のご案内です。

 依頼では、山田の(怪しい)英語を、
 通訳の方が、英語からベトナム語に
 訳すというものでした。

 ですが、ひとりのベトナム人女性が、
 日本語に堪能で、その方が、
 ゴタの日本語のよる説明を、直接、
 ベトナム語に訳すという形式で進みました。

  (そら、そのほうがええわ。)

 尚、現在、通訳案内士の外国語試験では、
 ベトナム語はありません。
 ベトナム語の通訳案内士さんは、いない、
 ということであります。

 では誰が、通訳をするのか?

 誰でもええでー。


 【一路、京都へ】

 さて、バスは、ニューオータニを出て、
 旧国道1号線に入ります。
 枚方に入ってから、さっぱり進みません。
 お客様、もう、しびれが切れた。


 「ゴタさん、高速に上がってもらえませんか?」

 
 そりゃ、願ってもない。だが、どこであがるのだ?
 そのとき、バスに、ナビが付いていることを発見。

  ( えーと、今、出屋敷だから、
    次のインターは、「八幡東」か )

 そのとき、後ろで添乗員さん
 (このツアーの旅程管理者)がお声かけ。

 
    「 あ、この道でしたよ。
   先日、樟葉の同僚を京都から
   送って行ったとき、この道だったのですよ。
   これを行けば、
   第二京阪の八幡東のランプですよ。 」


 そして、その通り、無事、
 第二京阪に上がることが出来ました。


 ここまで来れば、サクセス~~~~カラオケ

※※※※※※※※※※※※※※ 


添乗員さん : 料金は3000円で足りますか?


山田    : 一昨日、乗用車で来たときは、
        1750円でしたけど。


  そして、田辺の料金所。


係員    : 750円です。

   あら~~安い!

山田    : こんな安いはずがありません。
        きっと、巨椋池かどこかで、
        また支払いするところがあるはずです。


   あるはずのものが無いとき、
   人は、あって欲しいと思う。
   たとえ、それが料金所でも。
   でも、とうとう、料金所はなかった。
  

添乗員さん   :よかったですわ。安くすんで。


山田      : (そりゃよかった。)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 鴨川西で降ります。ここは、河原町十条、花市場。


 まずは、「三十三間堂」をめざします。


 河原町九条で右折。
 東福寺陸橋を越え、東大路へ。七条で左折。
 すると、左手に、

   「三十三間堂」

 が、ありました。

    
 三十三間堂とはなにか? 何?お菓子の本舗の名前?
 なるほど、カステラの「長崎堂」のようにってか。
 でも、ちゃいまんねん。

 柱と柱の間が33ある、ということですわ。

 そんなことも、どうでもいい。
 ここは、かの平清盛公が、1164年、
 後白河天皇の勅願を受けて建てたお堂。

 その後、鎌倉時代に焼失。
 観音像は運び出されたものの、
 その救出数、わずかに、100数十体。

 それと、1164年の創建当初のものが
 数体見ることができます。

 それぞれの観音様の頭の上には、
 さらに、お顔が10面のっかています。
 のっかたお顔が10面、乗っけられているお顔、
 1面、計11面。
 これを11面観音といいます。

 さらに、奇っ怪なことをいえば、
 観音様の手のひらには、
 目ん玉が付いているのであります。
 手が1000本あります。

 それぞれの手には、目があるので、
 1000眼1000手観音菩薩といいます。

  ヾ(@^▽^@)ノ
  

 けどな、頭の上に10個も顔はいらんで。
 邪魔や。第一、帽子かぶられへん。

  (・ω・)/

 観音さまが、人の姿になって、
 目の前に現れたら、どんなに美人でしょう。

 彼女の顔は、鼻筋が通っていて、
 ギリシャ的に深い目で、まつげは黒く長く
 慈悲深さを感じさせ、
 物腰は優美で、エレガント。


 そんな人が手のひらに目を持っていたら、
 何に使うでしょう。
 人のパンツ見たりしはりませんでー、
 すけべな山田のおっさん、そうでっしゃろ?

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【平安神宮】

 ここで、集合写真の予定だったのですが、
 きょうは、イベントで、神宮道は通行止めです。

 バスの止める場所がありません。
 しかたがありません。パス。



  【京都ハンディクラフトセンター】

 当初、ここでお食事予定でしたが、
 予約を取り消し、
 我らが御一行様は、建物を出て、
 向かいにある「うどん屋」へ。

 ラーメン

 ここのお座敷が、堀床式なので、
 外国のお客様には、重宝されるだろうとのことで、
 急遽、変更となりました。

 ただし、ここのうどん屋のメニューは、
 最低1000円かかります。

 山田は、ご遠慮申し上げ、
 アミタの二階の喫茶で、
 チキンカツカレーとオレンジジュース
 の組合わせ。(750円)

  ハンバーガー

 アミタの駐車場係への配慮でもあります。
 全員、よそへ行ってしまうのは、
 何だか厚かましいと思いました。

 今、お隣の京都ハンディ
 クラフトセンターの商品は、
 こちらの「アミタ」へ移しています。


 JTBのウォーキングツアーのバスが
 出入りしていた頃の華やかさはありません。

 廃墟の宿・・・とは、
 言い過ぎの感があるが、寂しい風情である。

 一体、JTBのウォーキング
 ツアーは、どこへ行ったのだろう?


 JTBのツアーの集合駅は、
 七条の

  「ハイアット・リージェンシー」

 だと言っていたけど、
 あそこも、JTBとすったもんだのあげく、
 集合地を辞退した。


 聞けば、今は、ここ

 「京都ハンディクラフトセンター」

 から
 東へ数100メートル離れた「平安の森」だとか。

 「平安の森」は、元、

 「サンフラワー」。

 大きなホテルでした。

 このホテルの東、天王町の交差点には、
 「鶴屋旅館」という老舗があって、
 ここは、かのエリザベス女王が来日の折、
 お泊まりになった宿。

 歴代の来訪者の写真が懸けられており、
 ダイアナ妃も、
 天皇家の方々も、ずらり、ならんでおり、
 また、ゴタの写真も・・・・
 うそや。そんなんないでー!


※※※※※※※※※※※※※※※※

 【金閣寺】


お客様 : 中は入れないのですか?


山田  : そうなんです。
      今まで入ったことのある人といえば、
      クリントン大統領が
      きたとき、入りはりました。


お客様 : 総理大臣は?
      誰も入っていないのですか?


山田  : (知らんわ)さあ、そういうニュースは今まで
      なかったと思いますが・・

※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【東急ホテル】

  チェックインのため、立ち寄ります。
  ここで、1時間の休憩。
  部屋割の済まされたお客様は、
  しばしお部屋でおくつろぎ。

  
  バスは、このあと乗務員さまの
  お食事のため、回送です。

  乗務員さまって、誰? 

  私めにございます。失礼いたしました。

  大型バスの待機場所は、
  五条通り東向きか、御池通りか、
  市内ではだいたい、
  定番となっている場所があります。

  そういうわけで、駐車と食事のセット。

  名付けて、「駐車定食」

  何のことかと申しますと、
  コンビニで、弁当を買って、
  道路の端に車を寄せて、駐車。そして、車中食。
  こういう食事を
  御池通りで食べる・・・そういうことですのや。

  さて

  やっと、緊張がほぐれて、天国のよう。
  天国と言っても、天女さまもいないし、
  雅楽もならないが、ほんとうに、
  静かな天国を満喫したひととき
  でした。

  このツアー、これを
  山田観光事務所のメインの売り出しにしようかな。


  「山田と過ごす秋の京都、マイクロバスツアー」
   

  そう思った瞬間です。時は春。
  春分の日。我が人生のターニング
  ポイントになるのでしょうか?
  
※※※※※※※※※※※※※※※

   【南座】

日程表によれば、金閣寺のあと、
祇園へ行くはずだったのですが、
大型車は、エリア規制により、
乗り入れ禁止になっています。

乗り入れ禁止区域は、

 ① 五条通り
 ② 堀川通り
 ③ 御池通り
 ④ 川端通り

 この4つの道路に囲まれた地区が、

   乗り入れ禁止地区。

 バスを止めて、安全に乗客を降ろせる場所といえば、
 バス停以外なら、焼き肉の「天壇」の前。

  ここが、本日のお別れの場所。

 みなさま、お疲れ様でした。
 また、明日も、よろしくお願いいたします。

 バスは、帰っていった。

 帰る場所は、二条城の市営駐車場。
 ここが、夜間の大型車両専用駐車場となります。


係員 : 明朝の出発は何時?


山田 : 午前7時を予定しています。


係員 : よし、じゃあ先頭だ。一番前に止めてくれ。
     おい、責任重大だぞ。絶対遅れてくれるなよ。


山田 : はい、命にかけても。(晩飯の魚の)


 いならぶ名ある観光バスの先頭に出た。

 バスを預けたあとは、地下鉄~京阪電車、
 と乗り次ぎ、帰ってきました。

 自宅に戻ったら、午後9時前。

 シャワーを浴びて、夜食

 (また食べとるぞ、山田のおっさん。太るぞ~)。


 【午後10時】

 就寝。明日は、
 4時30分起きなのです。さっさと寝るのだ。

  ぐぅぐぅ


※※※※山田 錦(ゴタ)

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3708番:引退記念過去日記(27)

2024-04-10 05:00:00 | 日記

2012年 9月20日 (木)

【南海スイスホテル様ご紹介のお客様】
 



《 岩田山の長い坂道は、山田のおじさんには、無理 》


 午前8時30分  【南海スイスホテルロビー】


コンシェ
ルジュさん : 山田さん、お待たせしました。クリスティナ
        さんが、降りて来られましたよ。


山田    :(誰が~?て、
        うそつけ。待ち望んでいたくせに!)
        
        はい、どうも。


クリス
ティナさん : Good Morning !
         おはようございます


山田    : Good morning, Ms.Christin.
        おはようございます  


ご主人のウィ
リアムさん : Nice to meet you.
        よろしく


山田    : Nice to meet you,too.
        こちらこそ

  
          ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  


 きょうのお客様は、オーストラリアは、
 メルボルンからお越しの
 ご夫妻です。

 ご主人は、日本は2回目。奥様は、始めての日本です。

 行き先は、すべて、奥様に合わせます。

 名刺を・・・と思ったが、
 持ってくるのを忘れた。あほや。

 ほんまにアホなおっさんや。
 何があほやゆうて、
 きょうも、山田のおっさんは、
 ズボンのベルトしてくるのん忘れよった。

 
  ヽ(゚◇゚ )ノ 


 そういえば、一昨日の案内では、
 通訳ガイドの許可証を持ってくるのを忘れて、
 各施設へのフリーパスの入場に
 支障をきたすドジを奏でた。

 いつも、首にぶら下げているのに、
 その日に限って、ぶら下がっていない。

  (困った。) (°д°;)


  山田青年・・・中年は思った。


  (なにか、ガイドであることを
   証明するものは、ありませんか?)


  山田は、カバンの中を引っかき回して、探した。

  (スーパーのレシート、こんなん、あかん。)
  
  ( 市バスの一日乗車券・・・
    これが目に入らぬか~・・あかん)

  ( 名刺・・・・うーん、これで、いけるかな?)


  そして、名刺を胸にぶら下げた。

 
  タンタンタヌキの金名刺~がブ~ラブラ・・


 何と、これで、清水寺、二条城、金閣寺・・・
 すべて、フリーパス扱いとなった。

 なぜ、そんなモンで、代用できたか?  
 

 名刺は、コクヨの合わせ名人のテンプレート。
 しかも、もっとも、ド派手なデザイン。
 挿入写真は、名刺の1/3のスペース。

 このわけのわからんド派手名刺が、
 こんなに役立つ日が来るなど、
 一体、どこの誰が想像できたででしょう。

 その効果たるや、金閣寺400円、
 二条城600円、清水寺300円、
 合わせてピョコピョコ1300円の大助かり~。


 ただしな。
 あれは、二条城の入り口でのことだ。

 係員が、じーっと、我が胸に懸けたあの、
 ぶらぶらタヌキの名札を食い入るように、
 のぞき込んでいたときには、

 さっすがに、山田も、額から、
 玉のような汗がタラリンコ。

  (お願い、そんなに見つめないで~ドキドキ
 
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※  


 山田観光事務所では、
 お客様のレンタカー借り受けを代行をし、
 山田が無償で運転代行をします。

 その費用の実費を、
 ガイド料金と別に請求します。

 ガイド料金以外は、びた一文も受け取らない、
 という方針で、白タク疑惑を乗り切っております。

 (あんまり、乗り切れていないかもね~。)


  (#⌒∇⌒#)ゞ

 
※※※※※※※※※※※※※※


ご主人  : How much time does
       it take to get to Kyoto ?
       京都まで、時間どれくらいかかります?


山田   : Well,roughly estimated,
       it takes 2 hours with the
       normal route 1, and takes
       1 hour by the express way.
       そうでんな。
       まあおおざっぱですけど、
       ふつうの道で
       2時間、高速で1時間ですわ。


ご主人  : Then, please use the express way !
       ほな、高速でたのんまっさ!

※※※※※※※※※※※※※※※  

  難波から、堺筋を北へ。土佐堀通りを東へ。
  内環状線で北へ。そして、
  花博通りを東。しばらく行くと、


  やってきました花の第二京阪。
  ただし、私ゃ、この道、始めてじゃ~~。


ご主人  : How much does the way cost ?
       料金、なんぼでんねん?


山田   : (知りまへんなあ。)
      
       Well, around 1700 yen.
       せやなあ、1700円くらいですわ。
       
      (ホンマかいな。このおっさんわ!)


    (まあ、ええわ。
     2000円より、超えたら、責任取って、
     出た分、みたるわ~。)

    (何とええかげんな山田のおやじ~) 


※※※※※※※※※※※※※※※※※※


  さて、気になる高速のお値段は、
  乗った場所から、京田辺までが450円。
  京田辺から巨椋池までが850円。
  そして、阪神高速京都線が450円。
  しめて、1750円なり~。
  お見事、山田のおやじさま~、かなり正解~~桜餅


 ご夫妻のリクエストは、伏見稲荷でございます。
 よって、「上鳥羽」の出口で降ります


 高速は新堀川通りに降ります。旧久世橋通りで東へ。
 ストーンと突き当たり、本町通りまで。

 本町通りを左(左しか行けない。一方通行です。)

 そこから、少し北へ進むと、
 見えて来ましたJRの伏見稲荷駅。
 駅の向かいに、伏見稲荷の参道入り口があります。


 よって、そこで、右折。みなさま、
 伏見稲荷へ、お車でお越しの際には  
 お気をつけあそばせ。
 ここは、キープレフトちゃいまんねん。
キープライト
 右側通行でっせ。
 ちょっとだけ、アメリカに来た気分を満喫~・・


  【伏見稲荷】


 御鎮座は、711年2月。

 昔、あるお殿様が矢を射ると、
 その矢が、白鳥に変わって、飛んで行き、
 山の頂に止まった。
 そこに稲が生じ、この寺の由来となった。

 と、風土記に書かれています・・・
 正しくは、書かれているそうです。

 確かめたい御仁は「山城国風土記」をみてみましょう。
 きっと、3分後に
 鼻ちょうちん作って、
 寝込んではりますやろなあ。何?
 お前と一緒にすんな?

 すんまへん。


山田 : I'll show you how to pray
       at a shinto shrine.
     
              神社でのお祈り方法はね。

      Two bows, two claps and
      one final bow like this.
    
           こないして、二礼、二拍、一礼しまんねん。



ご夫婦 :Two bows, two claps and
     when do you toss a coin ?
     二礼、二拍なあ・・
    ほんで、いつお賽銭あげますねん?


山田 : Oh, befoire tossing it. 
     ああ、もう手遅れや.
    

  その場しのぎのええかげんなガイドでも、
  真剣に聞いて下さると、
  罪の意識を感じます。

   「今度から、もうちょっと、
    真面目に、ガイドせなあかんな。」

  自分に固く誓うゴタ。(ホンマか。このドテカボチャ!)


  ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 

山田 : This is the scean where the movie
     with its title known as
      "Sayuri"depicted beautifully the
     heroin, Sayuri."
     ここなあ、あれですねん。
     「さゆり」ゆう映画のロケ地
     でしてん。

クリス
チナさん:  Yes,I know.
       I read the book. It was very beautiful.
      Sayuri ran thruogh the very torii tonnnel.
      Did you watch it, Gota san ?  
     はい、知っていますとも。
     さゆりがこの鳥居のところを
     走っていました。きれいでしたわ。
     山田はんも見はった?


山田  :I'm afraid not.
     それが・・・見たことありません。
       
  
   【教訓】 見たこともないものを、
        さも見たよう言うな。
        恥かくで~~~~。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

   【清水寺】

 市営駐車場は満車。
 修学旅行のシーズン中は、観光バスが最優先。

 なぜか。答は、車は、Uターンして帰れるが、
 この道幅の狭いところは、
 大型バスはUターンできません。
 Vターンも、Xターンも、何ターンも出来ない。

 つまり、駐車場に入らないと、行くことも、
 帰ることもできず、立ち往生。

 そういうわけで、おバス様の駐車場です。

 我ら、おバスさまから見れば、
 ザコのような車はどっかへ行け~、ゆうわけです。
 なもので、どっかへ行きました。

 どっかというと、すぐ先のP。
 ここも、ピーク時は、
 タクシー専用駐車場になるのですが、
 きょうだけは、一般自家用車もOKでした。


 さて、せっかくの清水寺ですが、
 修復中で、奥の院も、阿弥陀堂もありません。

 姿を消しました。と言っても、
 忍術で消えたのではありません・・・・
 いや、もしかしたら、忍術で消えたのかも。
 なにしろ、仏様でっさかい、神通力は無限大。
 
 奥の院手前の舞台から、
 景色を楽しむことが出来ました。


山田 : Look ! there, Do you see the Kyoto tower ?
     あっ! ほら、京都タワーやで、あれ。


ご夫妻: Yeah. Kyoto Station.
     へえ、京都駅やなあ。


山田 : Look ! someone is waving handkachief !
     あ、誰か、ハンカチ振ってる!


ご主人: Where ?
     どこ?


山田 : Sorry、it's a lie.
     うそ。
    (見えるわけないやん!)

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

 【祇園】

  ご夫妻、夕食のお薦め場所をお聞き。

山田  : There's a place where
      you can enjoy meals with
      maiko entatainer sitting beside you.
     ( 舞姑はん横に侍らせて
      食事するとこ、ありますけど。)


お客様 :Airight. anyway take us now.
     We'll come again later.
    (行ってみて。後でまた、行ってみますわ。)

   
    祇園は高台寺参道から、下河原通りへ。
    上がって、八坂神社の手前右。
    「畑中旅館」さんに立ち寄った。
    宿のご主人、仰せに曰く、


     「きょうは、すんまへんなあ。
      舞姑はんのショーは
      きょうは、ありまへんねん。
      明日やったら、みれまっせ。」


  とりあえず、パンフレットをもらって来た。

  お客様、とても残念そう。
       オーミゼラブル。ミゼラーブル。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


【京都ハンディクラフトセンター】

 毎度、来るたび淋しくなっているお店。
 威容を誇った時代があったのだが。

 JTBのウォーキングツアーのバスが
 ひっきりなしに出入りした時代は終焉を迎えたのか。
 嗚呼淋しき我が人生~・・てか、
 大袈裟なやつめ・・あ、ワテのことでんがな。

 おとなりの、アミタで食事。
 奥様、仰せに、おトイレはいずこなるや。
 ワレ答えていわく、

  「お、お、おまへんがな?! 何でや~~?」

 上の階やろ。上がって見た。

  「あ、ない。ここもあれへんで。
   トイレ。どこ行ってん?こら。」

 結局、おトイレは、一階、もしくは、
 4階でする以外、このビルでは、
 生きる術がない。

 どういうことかというと、
 2階と3階は改修工事中。  
 おヒマなのよ。外国人が来なくなって・・・。

※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【二条城】

  最後のコーナー、勅使の間で

ご主人 :Was shogun the king ?
     And you have another king by the
     name of emperor ?
     将軍ゆうたら、王様でっしゃろ?
     ほんで、天皇ゆう王様も
     いはるやんか。


山田  :Social ranking was different between them.
     Emperor was higher in ranking than shogun.
     地位付けがちゃいまんねん。
     天皇が将軍より上です。    


ご主人 :And the shogun had more power than
     the emperor. right ?
     けど、力は将軍の方が
     あったちゅーんやろな?


山田  :Yeah.
     んだ。 


 ぐるりと建物を回れば、
 800畳の畳を見たことになります。

 二の丸御殿出口玄関で、
 ご主人は、靴の紐を結んでいるところ。

 さっさと靴を履きおわった山田。
 ポケと見ています。
 すると、車寄せの係員が、山田の顔を見ています。
 

  ( あれ、まだ見てる。
    いや、まいったな。ボクは、そんな
    見つめられるほど、男前じゃないんだけど。)


 まだ、見ています。


  ( ボクに気があるんだ。
           まあ、可愛い子じゃないか。)

 と、そのとき、こっちにやって来て、


係員 : おたく、シャツの襟が、ゆがんでますわ。
     ネクタイも、もっと
     ちゃんと、しはった方が・・・
     私、したげますわ。


山田 : ・・・・・ハイ・・・・。



【教訓】 汝自身を知れ!




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


  【金閣寺】

山田  : This is what you call Kinkakuji,
      gold pavilion with
      a pyramidal roof.
      これでっせ。金閣寺。


ご夫妻 : Great.
      Magnificent.
      すっげー。


山田  : Would you like me to push
        the button ? on your camera ?
      ボタン押しまひょか?カメラの?


ご夫妻 : No,Mr.gota. Come over here and join us.
                   This time, three of us.
                   I'll ask someone to take
      a picture of us.
                   いやいや。こっちおいでなはれ。
      今度は3人や。
      ワシ誰かに頼んだげますし。カメラ。


  3人ショット。バックは金閣寺。  
     義満に18人の妾がいて、ボート遊びをしたのだと
  言ったら、


ご主人 : That's a common dream all men hold.
                      男の夢でんなー。


奥様  : Common dream ?
                      lack of common sense,indeed.
                     夢ってか? 狂気の沙汰や。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※

  【嵐山】

  岩田山公園のお猿さんを見たい、といいます。


山田 : They are tremendously mischievous.
                  いたずらだよん。


ご夫妻: Anyway let's go !
     いいってことよ。行くでぇ!  



  しばらく、ついていったが、途中で息切れ。
  
  ( おお、もう私は老いさらばえた。
    友よ、私を見捨てて
    行ってくれたまえ。)


山田 : I think I'll go back to
     the car because I have
                  somethig to do for your today's dinner.
     ( 夜のお食事場所調べようと思うんです。先に
       バスに戻ってます。)


ご夫妻: No, no, that's not necessary. Why don't you join
               us, Yamada san ?
    (いいから、一緒に行きましょうよ。)


山田 : To tell the truth, I got completly exhausted.
     (ほんまは、ヘトヘトでんねん。)


ご主人: Alright then.
             I'll call you when we get down there.
             Can you come to the entrance ?
             (オッケー。降りたら電話すっさかい、
              入り口のとこまで、車もって来て。


   入り口周辺は、狭い道です。
   ここに車をもって来たゴタ、Uターン
   で、向きを変えておこうと思い、方向転換。

   バックオーライ。ひとりで、点呼。
 
   オーライ。オーライ・・・
   
     ガッシャ

  (え?何や、何や。)

 
    車から降りてみた。
      すると、後ろに、カラーコーンが置いてあった。
   
  (そんなん、どうでもええわ。車は無事か?)

  一応、無事のようである。

   
   カラーコーンのほうは、ぶつける前からボロボロ
   だったので問題はないと思ったが、いちおう
  「すんません」のひとことがいると思ったが、
  持ち主不明につき、心の中で「ごめんねー」 。
   

  私は、よく、

   「あんた、そそっかしいわ。」

  と言われる。
  自分では、気づいていない癖は7つあるといいます。
 なくて、七癖。

     ヾ(@^▽^@)ノ      

 お客様のお戻り~。


山田  : Welcome back.
     ようお戻り。


ご主人: We saw the monkeys.
     Far from mischievous, they are
     aggressive.
     お猿さん、ありゃ、あんた、
               いたずらっちゅーようなもん
    とちゃいまっせ。闘争むきだしや。   


   みなさん、岩田山のお猿さんには、気をつけましょう。
   女性の方はハンドバックにお気をつけ下さい。
   山田は、車のバックにお気をつけ下さい。


※※※※※※※※※※※※※※※※※

 【お別れ】

 きょうのツアーは、京都でドロップアウト。
 お別れ場所は、先斗町・・・・のはずが、
 なかなか、車を止めるところがない。

 
 (ほんまに、駐車違反ばっかりや。
  取り締まれ~いや、うそ。
  そんなんされたら、こっちも困る。)


 とうとう、四条大橋の上で車を止めます。

 車内で精算。

  ガイド料金、レンタル料金、
  ガス、合計 35000円
  立て替え金、 4500円、 
  総合計 39500円なり~。


 (あ、500円もろた思うてるやろ?
  はい正解。でへっ。いただきました。
  ありがとうございました。お疲れ様でした。)

ツアー客なら、離団書を書いてもらうところ。個人客の利点は、

 ① いつでも
 ② どこでも
 ③ Call it a day ! 終われまっせ~。

というわけで、帰路は寂しくひとり旅。
ロンサムロードの山田 錦でした。

   ヾ(@^▽^@)ノ

  午後7時大阪淀屋橋に戻り、車を返却。
  午後8時帰宅。
 
   
   おしまい
   山田 錦


 

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