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日本の対韓国貿易黒字が43.7%アップ!自動車は176.5%急増
2020年12月16日、韓国・YTNは「先月の日本の対韓国貿易黒字が大幅に増えた」と報じた。
財務省の発表によると、先月の日本の対韓国貿易黒字は前年同期比43.7%増の1516億円だった。
自動車の輸出は前年同期比176.5%急増し、ビールなどを含む食料品も28.5%増加したという。
これについて記事は「韓国では昨年7月から日本製品不買運動が続いていたが、最近になってビールと自動車を中心に日本製品の需要が回復していることを示している」と説明している。
先月の日本の全体の貿易収支も、7月以降5カ月連続の黒字となった。
ただ記事は「新型コロナウイルスの影響により貿易全体の規模が減少した中で輸出より輸入が大幅に減少した“不況型”とみられる」と指摘している。
これに韓国のネットユーザーからは「だろうね。不買運動は3年も続かないと思っていた」「あんなに頑張っていたのに悲しい」
「いまだに日本のビールを飲む人がいるなんて」
「今も日本産を不買しているのは私だけだったの?」
「韓国人の熱しやすく冷めやすい性質が証明されたね」
「駄目だ。日本産の輸入をもっと減らさないと」などため息交じりの声が寄せられている。
その他
「どうせ日本がいなければボールペン1本もまともに作れないんだから。今の時代に不買運動をすること自体が間違っている」
「相当な量の日本産原材料が入ってきているから、ユニクロの服を不買したくらいでは何の効果もない。企業が原材料の部品を国産化しなければ、貿易戦争での真の勝利はない」
などの主張も見られた。
2020年10月の日本の韓国に対する貿易収支の黒字は前年同月比80.1%増の1,963億円。
黒字は2016年1月から一貫して連続。
黒字幅は2016年1月以降最大であった2017年3月の65.8%の水準。
本年1月から10月までの累積では1兆5555億円の黒字。
黒字幅は前年の同期間に比べ2.2%縮小。
とはいえ、日本の貿易収支2兆円は今年も得られるとみる。
つまり不買運動よりは、それ以外の要因でのバラツキのほうが大きいという事。日本へのライセンス料などなど。
この傾向は過去を見ても、韓国が依然として日本依存であることを意味する。
日本の部品で製造し、中国へ輸出する構図に変わりはない。
一部サムスンがベトナムへ移行してはいるが、サムスンが莫大とはいえ、全産業売り上げ4000兆ウォンの5%でしかない。
がしかし製造設備はいまだ日本依存に変わりはない。