ICUROK!!

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迷走トラック07

2007年10月16日 21時32分44秒 | 映画

昨日は久しぶりにお酒を飲んだ。そんでカラオケへ。結局オールだ。しかし歳をとったな。旧友といろいろ話せて楽しかったが、バラライカ様っぽく言うと、少し…疲れた。

さて、爆走トラック76って映画をこれまた小学生以来に観た。素晴らしい邦題。最近懐かしの映画、特に内容を忘れてしまったものをよく観ている。当時の私はパッケージのかっこよさとタイトルだけでビデオを観ていたもんだ。パッケージが絵のビデオは8割がつまらないという鉄則を見出すまではね。この作品もパッケージが絵なんだけど、そういうところに惹かれちゃうのがかわいかったね。
そんで、やっぱり内容を思い出せないくらいだし糞なんだろうなと思って見直すことにした。だいたい先述の通りパッケージが絵だからね。鉄則上ほぼ間違いなく糞映画なわけだ。ところが意外と面白い作品だった。もちろんパッケージは嘘だらけだったけどね。「スピード、思わず身をのり出すタフネス、息をもつかせぬ緊張感」ってどこがだよ。「クライマックスのスリルは緊張を絶する」ってまさか!かなり内容はダークな作品だよ。一匹狼のトラック野郎が会社上層部の悪と戦う話なんだけど、全然アクションゴリ押しじゃない。主人公のトラック野郎が全然ヒーローっぽくない。ショットガン持ち出しても人は撃たない。銃で悪をぶっ飛ばしてワッハッハじゃない。理不尽な圧力の中でトラック仲間たちと団結して戦う。その中でローンで買ったトラックがボロボロにされたり、相棒が殺されちゃったり、奥さんが流産したり、物凄くダーク。結局ラストは主人公が怒りに任せてトラックで会社に突っ込んで行き入院。おいおい、それじゃ何にもならんだろ。そして、病院で目が覚めるとトラック野郎やその家族たちが団結して待っていてくれた。みんなで会社に立ち向かおうって。熱い話じゃないか。ふと後ろを見ると先に流産した奥さんが病院の窓から見守っている。うわーやっぱ後味悪い。希望の道は開けたが失ったものも大きかった。なんとダークな作品。
スカッとさわやかでもグロッとさわやかでもないこの映画。良い意味で騙された。で、主人公のトラック野郎がどっかでみたことあるなと思ったら、エアウルフのおっさんじゃないか!びっくりだよ!そしてアクションとドラマをバランスよく取り入れて堅実な作品に仕上げた監督のジョナサン・カプラン。調べてみたらロジャー・コーマン繋がりの方らしい。これで納得。お見事でした。


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