今回もようやく観た映画でいきます。
まずはブラックスネークモーン。簡単に言うと、サミュエル・L・ジャクソン演じるおいぼれブルースミュージシャンがクリスティーナ・リッチ演じる虐待や数々のトラウマによりセックス中毒に成り果ててしまった女の心を救う話である。この映画はいろいろやばかった。
まずクリスティーナビッチが素晴らしくエロい。設定がセックス中毒だから仕方ないよな。冒頭から見事なぱいおつを晒し、男に暴力を振るわれ捨てられるんだが、その時の衣装がまたたまらねえ。上はボロ雑巾みたいなシャツに下はパン一なんだな。もう参っちゃうよ。そんでまた凄いのが、そのままサミュエルおじさんに拾われるんだが、しばらくその衣装のままで徘徊するのだ。で、あまりにも徘徊するからってんでサミュエルおじさんがどうしたかって言うと、ビッチを鎖で繋いじゃうんだよ。鎖で繋がれたら繋がれたで、今度は白昼夢見て鎖を体中にまとわりつかせる。エロい!エロ過ぎる!十万石饅頭!途中で誘惑された黒人坊やは羨ましいぜ!
またこの映画はブルースが重要な要素となっている。冒頭からサン・ハウスが登場してブルースについて語りだす。そしてサミュエルおじさんはギターを手に自ら歌いだす。こいつがね、声が良くてとってもかっこいいのだよ。またこの人にぴったりな役柄なんだよな。なんかちょっとおいぼれてて、気骨があって、奥に深い愛と優しさがあって。相変わらずマザーファッカーの発音は上手いし、こういうおじいちゃんが欲しいよなあ。
あと、この映画は設定がおもしろい。まずクリスティーナビッチのセックス中毒に限る。だってセックス中毒だぜ?面白すぎるだろ。もう一回言う。セックス中毒だぜ?僕はちょっぴり不安になってしまったよ。「もし俺も痴女に会ったらどうしよう!」って。一方のサミュエルおじさんはというと、弟に嫁を寝取られ離婚!というこれまた面白い設定。もう一人重要な人物、クリスティーナビッチの恋人役がいるんだが、こいつにいたっては不安症を抱えていて、ちょっとしたプレッシャーで呼吸が苦しくなりゲロを吐く始末。ともあれ、それぞれが弱さを持っていて、心にぽっかり穴が開いていたりして、そうした人と人との交わりをうまく描いていたと思う。
そんなこんなで、ビッチとブルース&マザーファッカーの調べが美しい佳作で御座いました。ちょっとサントラが欲しくなってしまった。映画全体の雰囲気も好きだったな。ああいうのどかなアメリカの田舎のイメージが大好きだ。
さてさて、お次に観たのは、スパイダーマン3。これがちょっと困った作品。
どうなんだろうなあ、前作からもう受け入れられなかったんだ、キルスティン・ダンストのMJが。純朴な男の子を翻弄しおってあの糞ビッチが。今回本当に死んで欲しかったよ。ちょっと振り向いてもらえないとプンスカしやがって、本当にめんどくせえ女だ。しかしそこは童貞紳士スパイダーマンなんだな。ぜったいそういう風に思わないからね。一心に愛し続ける。ストーキングしてしまうんだからな。本当に恋というのは人を盲目にさせるから恐ろしいわね!
話の内容もなんだか稚拙。特に終盤の脳天気っぷりが凄い。ハリーが執事のあんな説得で我にかえるかっつの。大体執事も執事で親父の本当の死因知っているならはよういいんさい!バカタレ!ギャン!あと、ピーターがサンドマンに放った台詞も笑える。僕はキミを許す!なんだそりゃ?花の慶次的なテンションなんだが。実際におじさんは殺していないにしろ、他で起こした惨状はどうするんよ!バカタレ!ギャン!
おそらくこんなやっつけラストになったのは、映画全体のテンポの悪さが起因していると思う。とにかく長い!長すぎる!十万石饅頭!なのだ。何度時計を確認したことか。相変わらず映像のほうにはとりあえず金をかけているから、なかなか飽きさせないようには感じる。しかし騙されんよ。一つ一つの区切りが長くて、劇中の時間経過が分らん。しばらく観てると、そういえばサンドマンはどうなった?とかハリーはどうなった?とかなってくる。バランスが今ひとつなのだよ。
しかしまあ、相変わらずアクションシーンのカメラワークやカット割りは上手いとは思った。サム・ライミは自問式のオタク&童貞だよな。主人公に自身を投影させるタイプだろう。画面からそういう臭いがプンプンするからこの人は好きなんだ。それにしてもスパイダーマン3はちょっと残念だったな。未だに私の中ではこの人の最高傑作はダークマン。これは揺ぎ無い。
さて、最近の映画2本観たわけだが、久々に映画を観る気力が戻ってきたみたい。次はトランスフォーマー辺りかな。しかし長いんだよなあの映画。がんばります…。
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