いつになったら「中国人の人生観はまともになる」のでしょうか。
- それは「個人の金儲けのみならず、世界全体を見渡す」能力です。
- どうすれば「世界中から愛される国」になれるかであり、領土拡張だけでなく、金の力でもなく、軍事力で支配することでもありません。
- 「永遠に実現しそうにない中国人の課題」ですね。
- なぜなら中国人は今のところ「まったく世界中から愛される国」になろうとは思っていないからです。
- しかしこれは世界の現実を、知らないし知ろうともしない『幼稚』な考えでした。覇権を主張し、うぬぼれに基づいて世界を支配しようとするのが、はかない中国共産党の夢に過ぎなかったようです。なぜならば、周辺には中国の思い通りにならない主権国家がたくさんあるからなんですね。
- 中国共産党の国内では弾圧によって異論を排除できるので、国外でも異論を排除できるはずと考える「浅はかな知恵」でした。これに「中国の言うことを聞かないと何をするか分らない」という外国首脳の忖度(そんたく)が加わり、今までと何も変わらない中国人像が浮かんできます。
- 都合がいい時には「国際法」を唱え、都合が悪い時には「国際法を無視する」、という中国共産党の独裁性がある限り、まともな世界にはならないでしょう。
こういった中国へ
まったく異論を述べることなく近づこうとする韓国があるのでした。いや中国が朝鮮半島を支配下にすべく働いているのでしょう。
「そんなはずではなかった」という韓国の歎きが、しばらくすると聞こえそうですね。尤もそれまで中国共産党がもてば、の話ですが・・・・・・。
- 今の中国共産党が崩壊しても、さらにひどい政権ができる可能性があるため、どうせなら今の弾圧・報道規制を続けさせようとする風潮があり、これを戒める必要があろうかと思いますが、韓国にそんなことを考える能力を期待してはいけません。
- こうなったら、中国人が内戦やクーデターで中国共産党を倒す、つまり革命を、望むしかないのでしょうか。はたして中国共産党が、中国人を弾圧せずに「正しい人生観をもてるよう脱皮することが可能かどうか」というところです。
- 中国が内戦に入ると、外国が武器をそれぞれに提供するなどして介入し、まったく統一などできそうにないことなど、シリアを見ているとよく分ります。どの国でも、「政権を維持しよう」とする勢力と、「この政権ではだめだ」とする勢力があるものです。中国の場合、外国の介入をなくそうとして過敏になりすぎ、このため国内の弾圧がいっそう厳しくなりますが、これまた北朝鮮をみていると大変よく分りますね。
- このように自国を考える上で、「外国を知る」ことは重要なのでしょう。
韓国では三人よれば花札がはじまると言われるように、休みの日に友だちどうしが集まれば、たいていは花札をやろうということになる。ゲームは娯楽として楽しまれるよりは、ほとんどの場合が賭けとして行なわれる。
ある心理学者が、「賭博をやる者には、最小の努力で最大の利益を得ようという心理があり、無限な浪費と無限な消耗のなかで、ある種の自虐的な快感を楽しんでいる」と述べたが、この見方は韓国人の人生観をよく映し出してもいる。:P.151 呉善花「スカートの風」角川文庫
中国とアメリカのはざまという不安定な状態にある韓国。
- 北朝鮮に対してはあきらめの境地にあり
- 「無限の浪費をしながら、自虐的な快感を楽しんでいる」という韓国人の人生観を紹介しておりますが、韓国の「反日」もまたその程度の自虐的な快感に過ぎないのでしょう。
- 「そんなことをしている時か」とは、世界中の国の誰もが、韓国・北朝鮮に対していだく素朴な感情で、あまりにも精神が未熟過ぎる韓族なのでした。
- その韓国が「唯々諾々と追随する相手」が中国でした。長年にわたる儒教の影響が、おそろしいほど出ています。
私からみると
韓国人が、あんな中国に「なぜ惹かれるのか」まったく分かりません。しかもあれだけケンカっ早い韓国人が、なぜか中国にだけは何も言えないのです。
この反動が、攻撃的な「反日」行動として表れ、ますます不信感がつのる次第であります、まる。
『中国現代化の落し穴』(草思社刊)の中で、何氏は「肉体のある者は肉体を売り、精神のある者は精神を売る」と今日の中国人の道徳的崩壊を指摘しています。:金文学「中国人による中国人大批判」祥伝社
こういった、道徳的崩壊をしている中国に対して
- 何も言えない、何も言わない、だけの韓国
- それどころか、限りなく中国に寄り添おうとする韓国
- 同族の北朝鮮問題は、アメリカと中国に任せる意図があるからこそ、「日本が騒ぎ過ぎ」と言える韓国
崩壊寸前と思われる中国共産党で
こういったどん底の中国に対して「何も考えずに」限りなく接近する韓国がミジメ過ぎるのでした。
一体、この韓国民(韓族)に長期の人生観があるのでしょうか。
中国共産党が崩壊したら崩壊したで、しばらくは旧中国共産党にヨイショしながら、やがて新しい政権にヨイショし始めます。
これは歴史を見ているとよく分ることであり、通り一遍の史実を知るだけではわからないことでした。
日本人の論語研究者への感嘆
それはまた、驚嘆と感激の連続であった。
日本の研究者たちは、これほどの深さで論語を理解していたのか。
論語の言葉1つ1つが、様々な角度からその意味を深く掘り下げられて、平易にして心打たれる表現で解説されていた。
それだけではない。人類社会のしかるべきあり方、政治的指導者の持つべき心構え、われわれ1人1人の持つべき世界観と人生観、他人に対して持つべき思いやりと謙遜、まさに哲学・政治学・社会学・人間学としての論語論議は、縦横無尽に展開されているのである。
:P.161-162 石平(せきへい)「私はなぜ中国を捨てたのか」ワック株式会社2011年1月7日第10刷
石平(せきへい)は中国四川省出身。
来日し、2007年には日本国籍を取得しています。日本での孔子の論語について、諸橋轍次・吉川幸次郎・岡田武彦・武者小路実篤・安岡正篤などなどを調べたところ、「驚嘆と感激の連続」だったといいます。日本の原点がそこにみられたというのです。
これはちょうどソ連末期に日本を訪れたゴルバチョフが「日本でこそ社会主義が達成されている」と感嘆したのと同じなんでしょう。
また朱舜水も同じようなことを言っております。
儒学者の朱舜水は明末期に(中国から)日本に亡命して水戸藩の賓客となり、日本の封建制に触れて「周の時代のユートピアをこの目で見た」と感激している。:P.157-161 黄文雄「犯韓論」幻冬舎ルネッサンス新書090 2014年03月10日第2刷
文化大革命・天安門事件などで中国共産党が中国人を裏切ったため、これに反発し国外へ出て日本国籍を取った石平でした。
2010年に獄中の劉暁波(りゅうぎょうは)がノーベル平和賞受賞したのに極端に反発した中国共産党は、「孔子平和賞」なる怪しげな制度を導入しました。ちょうど石平が重要視していたと思われる孔子でしたので、関心をもっています。
石平「中国『崩壊』とは言ってない。予言したこともない」・・・・・・
いつ崩壊するなどと予言したことはない。持続不可能と指摘しているだけだ。ただし、誤算があったことは認めたい。中共(共産党)は胡錦濤(フー・チンタオ)政権末期の危機的状況に際し、成功体験である毛沢東時代を再現すべく習近平(シー・チンピン)に権力を集中させた。この対応力は私を含めチャイナウオッチャー全員が予想できなかった。それでも先送りしているだけで構造的問題の解消にはなっていないと思うが。:石平 2017年10月17日
石平がインタビューに答えています。
書店には、「中国共産党の崩壊」などとする題名の本が並んでいますが、これは発行者側の設定であり、石平は一度も「崩壊」という言葉を使っていないと言うのです。
私は、石平が「崩壊」論者の1人であるかのように思っていただけに、意外でした。本の題名と著者の意向は異なるのですね。
ただし石平は、胡錦涛の末期的症状があったものの、習近平が毛沢東のような権力集中を狙うとは予想できず、「誤算」を認めたようです。
石平はいまのところ、中国共産党が孔子を利用しようとしているだけで、「持続不可能」な制度を維持している、と判断しているらしいことには変わりがないようで、安心しました(笑)。
私の考えでは
「持続不可能」だから「中国共産党は崩壊」し、新しい政権ができるのだと思います。この場合、漢族が崩壊するのではなく、単に「中国共産党が崩壊」するだけです。この点が「中国が崩壊するとは一度も言っていない」石平との違いでしょうか。
石平は
中国共産党 ≒ 中華人民共和国 ≠ 中国 ≒ 漢族
と見ているのでしょうが、私は
中国共産党 ≒ 中華人民共和国 ≒ 中国 ≠ 漢族
ですから、いくら中国共産党が建国したのが中華人民共和国だった、というのが史実だとはいえ、中国崩壊が漢族崩壊でないことはあきらかです。あくまでも中国共産党崩壊なのでした。
- 日本のバブル経済が崩壊しても、日本民族は崩壊していません。
- 同様に、中国共産党が崩壊しても、漢族は崩壊しません。
やはり、中国共産党が中華人民共和国を建国したというのは異様なことだったようで、漢族が復活し、中国共産党を否定し、新しく「世界に愛される国家」を建設するのが早道のようです。
さてさて、皆様はどう思われますか。