あ。携帯がない。
げ？ 携帯がない？
わーお♪ 携帯がない。滝汗。
寝ようと思って周辺を片付けていて気が付いた。
げっ。
どこで？
家の中？
家の外？
車の中？
玄関？
NTTの電話から携帯に電話してみても
「電波の届かないところにあるか、電源が入っていません」と冷たい応答。
銭湯から帰ってきたあたりから無かったような…
…ってことは、風呂屋のロッカーに置き忘れたか。
どっと体中から出てくる冷や汗。
あー、やっちまった。
やヴぁい
やヴぁい
やんばい～。（静岡ベン
時計を見上げると、既に午前0時30分。
風呂屋は午前0時に閉店だが、まだ店員さんが残っているにちがいない。
慌てて着替えて車を飛ばして風呂屋を訪ね、
インターホンを鳴らして店員さんに事情を告げたが
「今日の忘れ物の中に携帯はなかった」との返事。
思いっきり肩を落とした。
焦りながら自宅に帰って、すっと意気消沈。
ネットでソフトバンクのサイトを閲覧しながら、狼狽ながらもいろんなことを思索。
変な画像は残してなかっただろうか。
ないはず…。ないはず…。ないはず？ あったかな？
ご禁制の画像の類は、拝見させていただいた次の瞬間に削除していたはず。
自分撮りの画像でも自分の裸体（笑）は、撮った覚えもないし。
変なアドレスがお気に入りになってなかっただろうか。
ないはず…。ないはず…。ないはず？ あったかな？
でも、こんなこともあろうかと、
携帯でネットに入るときには、常にパスワードを求められるようにしておいたし
人間性を疑われるようなサイトは、直にお気に入りにしていなかったし。
（待て。それって人間性を疑われるようなサイトが好きな人間性だったって認めているような記述では？ｗ）
あ、でも、簡単ログインで、日記の編集画面やSNSにログインできてしまう。
アドレス帳は、簡単に見ることができるし、やっぱり、ヤヴァイ～。
で、できることはといえば、NTTの電話で緊急にロックをかけることくらい。
まそれでも、何もしないよりはと…との手順を踏んで、緊急ロック。
後は野となれ、山となれ。
落ち着かなく眠気が来ない。
既に午前の３時近く。
あきらめが肝心とばかりにベッドに横になる。
悶々としながらも、知らず知らずの間に、眠りこけてしまったらしい。
翌朝、母親から、携帯が鳴っていると、俺の部屋まで、携帯を持ってきて、俺を叩き起こす。
慌てて飛び起きる俺。
家の中にあったんだ～。
どうやら、台所のオーブントースターの上に置きっぱなしだったようだ。
俺んちうちは、隣に工場があるせいか、電波が届かないことが多いんだよな。
一挙に、緊張感が安心感にチェンジ。
をー。良かった。
昨晩までの、後悔やらそのほか諸々の負の感情は雲霧消散。
一度、あったことは二度おこる。
そして、二度あることは三度あるやも知れぬ。
その日のための対応策を万全にしておかなくては…。
