配色・塗装についてのこだわり
■「熱線バージョン(1)」との塗装の違い
この「熱線バージョン2」は、基本的に「バージョン(1)」の続きですから、配色案はあえてゼロから作るのではなく、その前回のカラーリングをベースにアレンジすると言う弊社としては今までにないパターンの塗装の仕方にする事にしました。
シーンの続きとして表現したいので、つまり成型色は同じ、塗装に関しても同じでいける部分はそのままの配色で行く事にしました。
大まかな配色や塗装について、「バージョン(1)」と同じ部分の詳細や配色の理由は前に書いた「こだわり」(2007年11月14~16日)をご覧いただくとして、ここでは違い、変えた部分だけを書きます。
成型色は前回同様にダークシアンブルー。ソフビファンにはゴジラブルーで親しまれている色です。基本のベースは同じですので、違う色にしてしまうと続きの表現に無理が出ます。
ご覧いただいたように、ボディの塗装に関しては大きく違いがあります。全体的にスプレーしているメタリックのエメラルドグリーン(青+緑+シルバーの混合)です。前回ボディには背びれの近くだけをメタリックライトブルー(シルバーと水色の中間のような色)で軽くスプレーしていますが、今回はぼぼ全体的に凹凸を強調させるべくメタリックのエメラルドグリーンをスプレーしました。熱線放射の反射を前回以上に強調したかったためです。
このようなパターンの塗装は「キンゴジ」(「メタリックブルー」「メタリックグリーン」「エメラルドグリーン」いずれも完売)以来ですからかなり久しぶりです。
弊社のディフォルメゴジラらしく、それでいて他社さんのレトロタイプソフビの塗装パターンのようにならないように、全体的な輝きを表現しました。これだけでも「バージョン(1)」との違いがはっきりとわかるものです。
背びれは前回同様にホワイト、シルバー、メタリックライトブルーの3重のグラデーション、クリア塗装を重ねてより発光を強調する塗装を行なっています。塗装の手間はかなりかかってしまいますが、これは「バージョン(1)」と同じパターンです。結局今回のバージョンも全体の色のバランスは、背びれになりますので、前回凝ったものにした以上、今回も同じレベルにせざるを得ないのです。
ツメは前回はシンプルなシルバーでしたが、より深みを出すべくシルバーとクリアホワイトのグラデーションにしました。目立たない部分ではありますが、このツメのグラデーションで雰囲気が変わる事がわかります。
両方の「熱線バージョン」をお持ちの方は、塗装の違いや変化も見比べていただければと思いますし、ぜひ並べて楽しんでいただければ幸いです。
(2010.4.26更新)
「新春ゴジラ福袋2010 Bセット」は完売致しました。ありがとうございました。「新春ゴジラ福袋2010」商品のセットもしくは単品での再販、追加販売はございません。ご了承下さい。