Gメモリーズブログ

有限会社クリエイティブデザイン羽沢組

「ファイナルゴジラ」を発売する理由 その2

2010年02月23日 | 代表羽沢のG雑感
子供の頃に夢中になっていた
リアルタイムゴジラ


■愛情の裏返しかもしれないけど……
 一部のゴジラファンがしている自分の好きなゴジラ作品以外、認めた作品以外に対しての中傷や侮辱的な批判。私が感じたこの引っ掛かりは、もしかしたら昔からたくさんあった事で私が知らなかっただけかもしれません。
 もちろん建設的な批判や感想であれば私なりに受け止める事もあるし、なるほどと思う事だってあります。
 しかし、中にはそうではない一方的な中傷や侮辱、好みの押し付けを感じる時もあるのです。

 現時点でゴジラ映画では2度ほどある程度の休みの時期がありましたので、大きく3つに分けられて語られる事があります。「昭和のシリーズ」「平成VSシリーズ」「ミレニアムシリーズ」と。それぞれのシリーズでも細かくは区切られる事もあるでしょう。が、ここではとりあえず3つに区切った話として書きます。
 昭和のゴジラが好きな人達の中には、それぞれに好きなのは「○○ゴジラ」までという枠がある方も少なくはないと思います。それはそれで良いんですが、中には平成以降の作品やゴジラに対して悪くおっしゃる方がいらっしゃいます。その多くは40代半ば以上の方々。いいおじさんなのに小学生の言う悪口レベルにしか感じません。
 同様に「昭和のゴジラ」だけが好きな人だけではなく、「平成VSシリーズ」まで好きな方は「ミレニアムシリーズ」に対して同じように言う方がいらっしゃいます。
 おそらくは「面白いゴジラ作品、かっこいいゴジラであってほしい」と言うような気持ちの裏返しもあるのでしょう。
 でも一方的な悪口や悪意の批判は、その作品、そのゴジラが好きな人達にとって気持ちの良いものではありません。
 いくつかの某書籍やムック本でもそれに近い批評をしているものもあり、仮にもプロの方(編集者、ライター、特撮関係者)がそう言った表現をしているのがとても残念です。

■「平成ゴジラ復活祭」で気がついた事
 昨年11月に東京で開催された「平成ゴジラ復活祭」は約3週間に渡って「平成VSシリーズ」を劇場でリバイバル上映したものでした。何度か足を運んで感じたのは、そのお客さん達はおそらくは20代後半から40代前半にかけてです。皆さん実に幸せそうなお顔をされていました。弊社の商品をお求めいただいている方も何人かいらっしゃいました。
 一部のおじさんゴジラファンの悪口の対象になっていた「平成VSシリーズ」は、見に来られていた30代を中心とする彼等にとっては子供の頃に夢中になっていたリアルタイムのゴジラなのです。
 年齢的には私もどっぷりおじさんの方ですが、作品やトークショーを見た後の彼等の幸せそうな笑顔を見ていると、僭越ながら「これからも悪口に負けないでゴジラを応援してくれ!」と思ってしまいました。
 そして彼等世代には彼等の一番大好きなゴジラが「VSシリーズ」の中にあるんだ……と改めて感じました。

 この「平成ゴジラ復活祭」だけではなく、最近は書籍等でもいくつか「平成VSゴジラ」関連の物は出版されていますし、フィギュアでも「デスゴジ」等の平成ゴジラが多数発売されるようになりました。その多くは近年の出版にしてもフィギュアにしても、かつては「ゴジラは初ゴジ、キンゴジ、モスゴジ以外は売れないよ」「平成ゴジラなんてみんな同じだからビオゴジだけ取り上げていればいいんだ」なんておっしゃっていた人達が作って売っているわけです。
 また、最近は川北監督や大森監督をはじめ当時の関係者の方々がいろいろな所でサイン会、トークショー等で呼ばれていらっしゃいます。「平成VSシリーズ」が見直されている事は確かなのです。
 もしかしたら「平成VSシリーズ」のファンの方々は、それまで悪口や中傷にずーっと我慢していたのかもしれません。「やっと僕達の好きなゴジラをまわりが認めてくれた」と思っているのかもしれません。

 またまた続きは明日。

(2011.1.8更新)
「ファイナルゴジラ ブラックバージョン」は完売致しました。ありがとうございました。

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