への次郎が行く

カメラと地図を片手に気ままに出かけます。

2泊3日の山形夏旅  酒田

2024年07月20日 | 旅行

小雨のなか、先日見学した県営名古屋空港にやって来ました。この日は、搭乗です。

 

チェックインを済ませ、待合室に入ったら、目の前でFDA機が出発準備をしていました。

奥さん  「金色だね、あの機体

への次郎 「あれに乗るのかも

 

やはりあの飛行機でした。1時間5分のフライト、着いたのは薄日のさす山形空港です。

 

空港カウンターでレンタカーの手続きをし、

ホンダフィットを借り受けて、高速道をひたすら西に向かって走りました。

 

着いたのは、日本海の港町・酒田です。

 

 

割烹 出島

ちょうどお昼時、まずは腹ごしらえ。

 

こちらは割烹出島。観光客が来るところではなく、地元人が通うお店ですね。

への次郎 「年季の入ったメニュー板だね

奥さん  「そうだね。ランチは昼膳だけかな

 

出てきました、昼膳(1000円)。右手前は山形名物玉コンニャク

左手前は、大きさ1㎝ちょっとのニシガイという巻貝。夏場に地元で食べるようです。

 

刺身はマグロ、ブリ、ヒラメ。豆はだだちゃ豆ではありませんよ、まだ採れませんから。

お汁は塩鯨汁。これも地元で食べられているようですね。

 

郷土色豊かなランチをいただきました。

食事をしていて、ちょっと気になった店名。聞いてみたら、店主の出身地ではなく、お名前でした。ここに店を開いて50年になるという店主夫妻、酒田の町についていろいろ教えてくれました。

 

お腹も満たされ、さぁ、散策に出発です。

 

 

山居倉庫

割烹出島から移動してきたのは、山居倉庫(さんきょそうこ)。酒田に来たら、外せませんよね、ここ。

 

奥さん  「有名なケヤキ並木は、この裏じゃない?

への次郎 「じゃ、そこから見学だ

 

裏手に回ると、

 

奥さん  「わっ!

への次郎 「持ってきた『るるぶ』の写真と同じだ!

ケヤキに沿って進み、

 

真ん中あたりで、ローアングルでパチリ。

樹齢150年のこのケヤキ、風雪や高温から倉庫を守っています。

 

反対側に行くと、きれいに並んだ鋸状の屋根がよく分かりました。

白壁に土蔵造りのこの12棟は、明治26年(1893)に建てられた米穀倉庫です。

 

倉庫の内部は公開されていませんが、端の2棟が観光物産館になっていると聞いて向かっていたら、

 

趣のある橋がありました。下の川は新井田川

この川を利用して、小舟で米を倉庫に運び込んでいました。その小舟が、

 

これ。

じ~っと見ていたら、長良川の鵜飼船に見えてきました。

 

物産館は、小舟が展示されていた近くの倉庫にありました。入ると、

酒田のお土産が多数置いてあって、近くに人形ギャラリーがありました。入ってみると、

 

日本人ばかりか多くのアジア人を感動させた、あのおしんの人形が展示されていました。

いくつも。

 

への次郎 「ここが舞台だったんだね

奥さん  「6歳前かなぁ、筏で最上川を下り、奉公に出たのよねぇ~

 

奥さんの一言に、筏に乗ったおしんが泣きながら家族に別れを告げる、あの感動の場面がよみがえってきました。

                                 つづく