岐阜県多治見市の永保寺にやって来ました(2022/3/28)。
この近くに、珍しい花木の群生地があります。その名は、シデコブシ。
奥さん 「何が珍しいの?」
への次郎 「地球上で、愛知・三重・岐阜の一部地域にしか群生していないからね」
奥さん 「えっ!? ほんと?」
への次郎 「シデコブシは、多治見の市の花になっているんだよ」
これがシデコブシです。
大きいものは、樹高4~5メートル。このように湿地を好みます。近年は、開発によって姿を消しつつあります。
奥さん 「コブシはモクレン科ということだよね。シデは?」
への次郎 「花の形が神前に供える『紙垂(しで)』に似てるからだって」
ほら、この花、紙垂に似ています。
おや、こちらは花びらの形が違う。
これは、ピンクが濃い。
花は大きくても直径10センチ程度。多くは数センチです。
こちらはツボミ。色がさらに濃い。
花の色といい形といい、花びらの枚数といい、個体差が大きいようです。
ちょっと引いて見ると。
さらに引くと。
こっちは、花が白っぽいです。
この日、多治見の桜は咲き始め。シデコブシは桜より少し早く咲くようです。
「多治見では、春を告げる花だね」