駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

「ビートルズで好きな曲は?」と聞かれたら

2016年03月09日 | ビートルズネタ
3月9日(水)
今日のニュース。
“「5人目のビートルズ」と呼ばれた英音楽プロデューサーのジョージ・マーティン氏が死去した。90歳だった。”
驚きました。しかし、人には寿命がありますからこれだけは仕方のないこと。
確かに、ジョージ・マーティンの手腕がなければ、いかにザ・ビートルズが天才集団といえども世界の歴史を動かすほどの音楽の力を発揮できたとは思えません。
そういう意味で、やはり彼は5人目のビートルズといわれる理由なんでしょう。
ご冥福をお祈りします。

リンゴ・スターは、ジョージ・マーティンの訃報にツイッターでいち早く哀悼の意を述べられていたようですね。
リンゴもポールも、いつまでもお元気でいてほしいです。
なんというか、一人また一人というのがファンの一番の恐怖なのです。
とにかく、オレみたいな小さな人間には「生き神様」みたいなもんで、生きていてくれてることが心の支え。
「ありがとうございました」としか言えませんから。

さて、そんなときになんですが、ここからはいつものように軽いノリで申し訳ありません。。。
gooブログの、お題キャンペーン開催中ってなわけで、こんなお題を見つけました!
「ビートルズで好きな曲は?」
そりゃもうあんた。
全曲ですわ。
ちゃんちゃん。

これじゃあダメじゃん。。。

一応、ザ・スターキーのリンゴさん役としたら、それなりの答えを出さなきゃね。
でもね、このバンド始めてからずっとビートルズ漬けでしょ。
全アルバムを何度も何度も毎日聞いていれば、短い年数の中でのバンドの歴史というか成長や葛藤なんかも見えてきていやがおうにも愛おしくなってきます。
リンゴ・スターに限って言えば、数少ないリンゴさんの歌う曲も好きになるし、この天才ドラマーの「ヘタウマ」と揶揄される先天的なノリやテクニックの数々も納得できるわけですよ。
間違いなく「天才」でしかないわけで、正式レコーディング曲のすべては、一発勝負の奇跡の賜物です。
若かったリンゴさんが、レコーディングで間違っちゃった個所はいくつもありますが、我々コピーバンドはそこもちゃんと間違えるのがお約束。
その場所に来るとテンションアップするんです(笑)
All My Lovingしかり、Ticket To Rideしかり、Any Time At Allしかり、まあ探したらきりがない(笑)
ちっちゃなミスより、大きなノリがよかったんでしょうね。
プロデューサー側の意見と、当時は若かったリンゴさんの葛藤。
想像するだけでドラマが広がって面白いです。
そんななかで、今回イチ押しの好きな曲。
レイン(Rain)です。
この曲は、レコーディング後にリンゴさんが「この曲はうまくいった」と満足げに話したとか。
確かに、この曲のフィルインは素晴らしい出来栄えです。
何度聞いてもうっとりしてしまってコピーできない(笑)
すべてリンゴ節に満ちていて、難解フレーズじゃないのにコピーしにくくて難しいんです。
何が難しいか。
左利きというフレーズの難しさは初めから分かってはいても、一番難しいのは独特のノリというかテンポ感。
ビートルズの特徴は、モタリ。
クリックがないレコーディングでは一般的に速くなるパターンが多い中、圧倒的にモタるのがリンゴさん。
レインに関しては、曲の始めがテンポ113から、終盤には106まで下がります。
曲中でのブレイクで一気にテンポダウンするんですが、これがこの曲の持ち味。
この当時にドンカマがなくてよかった。
たぶん、リンゴさんがクリックを聞きながらこの曲を演奏していたら、こんな名曲にはならなかったんじゃないのか?
などと罰当たりなことを思うんであります。
リンゴさんごめんなさい。。。
でも、あの独特なリズムを刻めるリンゴさんだからこそ歴史の1曲の数々が残ったんでしょうね。
ザ・スターキーでは、そのモタリまで再現しようと思っております(笑)
また、近いうちにライブで演奏しますんでお楽しみに。なんちて。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする