8月31日(土)
今日はこの曲を掘り下げたい。
THE BEATLES 1965年の名曲ヘルプ!
モチロン、ドラマー目線だけですけどね。
超有名な曲でしかも人気のTV番組「鑑定団」のテーマソングになってから、ビートルズは知らないけどこの曲は知ってる、っていうお子ちゃまも多いというじゃないっすか。
軽快なアップテンポで、しかもキャッチ―なコーラスから始まるこの曲は、イントロの1秒で聴く者のハートを鷲掴みにして、2分20秒足らずの間一瞬たりともその手を緩めることがない。
この曲のポイントは、まずはスネアサウンド。
いや、もちろんジョンのボーカル、そして華麗なコーラスがいいに決まっていますが、ここはドラム目線ですぜ~。
まあ、とにかくリンゴのスネアサウンドが突き抜けています。
あの甲高いスネアの音はウッドのスネアにしては高すぎるし、ひょっとするとテープの回転数を操作しているんじゃないのかと思っていましたが、自分がラディックのジャズフェスティバル復刻モデルを手に入れて初めて、「この音はあり」と思えるようになりました。
でも、あの音をそのまま復元できたら凄いんだけど、なかなか出せません。
そうとうカンカンにヘッドを張って、絶妙の力加減で叩かないと出ないでしょうし、音量等考えるとライブの場では結構ムズイんだろうなって思います。
つか、個人的にまだ研究の段階でありまして、リンゴ研究を極めたドラマーさんからしたら「何を今さら」なんでしょうね。ゴメンナサイ。。。
そして、この曲の魅力の極めつけはあのスピード感の素晴らしさ。
実際、スピード感というよりも速いんです。
テンポは初速「191」あります。
ビートルズの曲は、いずれもテンポにむらがあり、イントロの初速より2~3ぐらいは遅くなるのが普通のパターンですが、この曲は衰えない。
この「191」の速さで8分音符を叩き切るのはしんどいです。
スネアのサウンドを考えると、かなりハットやトップのシンバルにも力が漲っていそうなもんです。
しかし、レコーディングしたあの時代のリンゴは若かったということなんでしょうが、コピーするオジサンはロートルの中年ですからね、右腕の乳酸はハンパなく筋肉を固まらせます。。。
こっちが「たすけて~!」と叫びたくなる2分20秒であります。
そしてさらに魅力満載なのが、ドラミングパターン。
最初のAメロはハイハットを閉じてクールに8分音符連打。
前述のように、乳酸との過酷な戦いがすぐにやってきます。
そして、リンゴさんお得意のスネアとフロアタムの両手打ちフィル1小節。
これが効きます。
聴覚的にもカッコよさにシビレますが、叩く方は乳酸にやられた右腕が跳ね返りのにぶいフロアで叩けるか。
もうここは根性あるのみ。
そして矢継ぎ早にサビはトップシンバルを大鳴らししてノリノリ感を煽ります。サイコーに気持ちのいい瞬間。
「Help me if you can, I'm feeling down」からのメロディもコーラスもサイコーにシビレます。
そしてブレイク!
ドラマーにはああ休まる~。って感じ(笑)
そのあと秀逸なのが、2小節のトップ打ちに戻るフレーズ。
ハットにはまだ戻らないんですよ。
ここはセンスの良さですね。
後はAメロからの繰り返しになりますが、3番の「When I was younger, so much younger than today,」からのトップシンバルのカップ打ちがまた堪らなくシビレます。
しかも、休める~!(笑)
ドラムのフレーズにしても、訓練用の教則としても申し分ないリンゴの魅力に満ち溢れた1曲です。
皆さんも頑張ってコピーしましょう!
今日はこの曲を掘り下げたい。
THE BEATLES 1965年の名曲ヘルプ!
モチロン、ドラマー目線だけですけどね。
超有名な曲でしかも人気のTV番組「鑑定団」のテーマソングになってから、ビートルズは知らないけどこの曲は知ってる、っていうお子ちゃまも多いというじゃないっすか。
軽快なアップテンポで、しかもキャッチ―なコーラスから始まるこの曲は、イントロの1秒で聴く者のハートを鷲掴みにして、2分20秒足らずの間一瞬たりともその手を緩めることがない。
この曲のポイントは、まずはスネアサウンド。
いや、もちろんジョンのボーカル、そして華麗なコーラスがいいに決まっていますが、ここはドラム目線ですぜ~。
まあ、とにかくリンゴのスネアサウンドが突き抜けています。
あの甲高いスネアの音はウッドのスネアにしては高すぎるし、ひょっとするとテープの回転数を操作しているんじゃないのかと思っていましたが、自分がラディックのジャズフェスティバル復刻モデルを手に入れて初めて、「この音はあり」と思えるようになりました。
でも、あの音をそのまま復元できたら凄いんだけど、なかなか出せません。
そうとうカンカンにヘッドを張って、絶妙の力加減で叩かないと出ないでしょうし、音量等考えるとライブの場では結構ムズイんだろうなって思います。
つか、個人的にまだ研究の段階でありまして、リンゴ研究を極めたドラマーさんからしたら「何を今さら」なんでしょうね。ゴメンナサイ。。。
そして、この曲の魅力の極めつけはあのスピード感の素晴らしさ。
実際、スピード感というよりも速いんです。
テンポは初速「191」あります。
ビートルズの曲は、いずれもテンポにむらがあり、イントロの初速より2~3ぐらいは遅くなるのが普通のパターンですが、この曲は衰えない。
この「191」の速さで8分音符を叩き切るのはしんどいです。
スネアのサウンドを考えると、かなりハットやトップのシンバルにも力が漲っていそうなもんです。
しかし、レコーディングしたあの時代のリンゴは若かったということなんでしょうが、コピーするオジサンはロートルの中年ですからね、右腕の乳酸はハンパなく筋肉を固まらせます。。。
こっちが「たすけて~!」と叫びたくなる2分20秒であります。
そしてさらに魅力満載なのが、ドラミングパターン。
最初のAメロはハイハットを閉じてクールに8分音符連打。
前述のように、乳酸との過酷な戦いがすぐにやってきます。
そして、リンゴさんお得意のスネアとフロアタムの両手打ちフィル1小節。
これが効きます。
聴覚的にもカッコよさにシビレますが、叩く方は乳酸にやられた右腕が跳ね返りのにぶいフロアで叩けるか。
もうここは根性あるのみ。
そして矢継ぎ早にサビはトップシンバルを大鳴らししてノリノリ感を煽ります。サイコーに気持ちのいい瞬間。
「Help me if you can, I'm feeling down」からのメロディもコーラスもサイコーにシビレます。
そしてブレイク!
ドラマーにはああ休まる~。って感じ(笑)
そのあと秀逸なのが、2小節のトップ打ちに戻るフレーズ。
ハットにはまだ戻らないんですよ。
ここはセンスの良さですね。
後はAメロからの繰り返しになりますが、3番の「When I was younger, so much younger than today,」からのトップシンバルのカップ打ちがまた堪らなくシビレます。
しかも、休める~!(笑)
ドラムのフレーズにしても、訓練用の教則としても申し分ないリンゴの魅力に満ち溢れた1曲です。
皆さんも頑張ってコピーしましょう!