(銀座ライオン常設ドラムセット)
10月28日(金)浜松 銀座ライオンでPOWDERのライブを行った。
今月は、毎週金曜日に連続で我々のライブをやってきたが、最終の日である。
始めの店のMERRY YOUで、手足が思うように動かないという最悪のスタートを切ってしまったが、それ以来気持ちを切り替え開き直りというか、なるべくリラックスして演奏することを心がけた。
「腹七分の力の入れ具合」というのがオレの演奏目標としたが、いい具合に調整できたと思う。
実はこんなことは昔から分かりきっていたことであるが、若い頃のように体力が余っている状態では結構難しいのだ。
演奏に気持ちよく酔ってしまうと、フルパワードラミングに走ってしまうのが昔からのクセだった。
ロックドラムの醍醐味などというのは、なんといってもパン!というでかい音のスネア、ズドン!というバスドラにあるんだからついでかい音を出したくなってしまうのは仕方がない。
だが、気持ちが良くっても力んでいる演奏というのは、後で録音したものを聞いてみると、たいがいは堪えられない酷い演奏だ。
学習しても、何度も同じことを繰り返す、下手くそアマチュアドラマーの典型である。
ま、失敗しても過ちを犯しても飲み続ける酒と一緒か!ダセーなオレ。。
そんなこんなで、そこそこ力加減を覚えた今回のライブ。
ドラムセットを振り返ろうと思う。
前回は時間の余裕もなく、ドラムのバージョンすらチェックできず後でギターのまっちゃんに教えてもらったが、今回は分かっていたので持ち込み機材は最小のものにとどめた。
スネアとスティックのみの持込で楽チン。
セットは当然ながら前回と同じYAMAHA9000-Rで、JAZZ演奏がメインの店にしては珍しく深胴のセットだ。
バーチの甘い音がして、芯があるのが9000-Rの好きなところだ。
タムのヘッドを強めに張っていてもカンカンの軽い音にならないのは深胴ならでだ。
ヘッドはもう交換時期を過ぎているが、タイトな張りなのでまあどうにか許せる範囲。
バスドラのフロントヘッドに穴を開けていないのは、JAZZ仕様で、踏むとドーン、と音が伸びるが嫌いではない。
やはりYAMAHAのドラムは好きだ。それぞれのシリーズごとに完成されていて、どれを叩いてもその音がする。
自分は、YAMAHAのバーチとPEARLのメイプル、TAMAのバーチを持っているが各社特色があって面白い。
最近はどうかなと思うと、品質は横並びでもいいが良く似たセットばかりで面白みはないかもしれないな。
だが、どのメーカーもメンテが大事で、可愛がって見てあげないと大事な時に壊れる。スネ男君になっちゃうね。
演奏は9曲ずつ3ステージ。そしてアンコール。
1ステーじでハプニングだ。
21:00に演奏が開始したが、既にかなりビールをお召しになった若者軍団が、開始早々フルテンション。
そのヨッパノリに圧倒されたか、バンドの音がだんだんと大きくなっていく。
時間の都合でリハなしで調整しながら始めたのだが、お客さんの歓声やら嬌声で演奏の音が聞こえなくなるので仕方ないが。
すると、声帯の温まっていないヴォーカルゆーこの声が突然出なくなってしまった。
これは本人としたら焦るだろう。立ち位置がオレの目の前だからよく分かる。
お茶を飲んだり、エッホン!と咳払いしてはみたがR&Rの一番いいところで声が裏返ったままだ。
どうしようもない。そんな時は、通り過ぎるのを待つしかありません。
ドラマーのオレの、焦っても焦っても思うように体が動かなくて転びっぱなし状態となってしまった過去と同じかも。とも思ったが、やめとこ。
老化現象のオレと若いゆーこを一緒にしたら気の毒だ。
今回のオレはといえば、余裕の7分腹で始めて正解だった。最大に盛り上がって9分の力だった。
傍から見て、やる気あるのか?ぐらいの演奏がちょうどいいって知ってるけんね。
なかなかできないけどね。
2ステージからはゆーこのノドもすっかり良くなって、さすが若い子は違うと納得したオレだった。
そして告白すると、メンバーの誰も気付かないというか誰も知らないオレの誕生日をステージで自分からウケ狙いに喋ってしまい、何となく後悔しているオレであった。
10月28日(金)浜松 銀座ライオンでPOWDERのライブを行った。
今月は、毎週金曜日に連続で我々のライブをやってきたが、最終の日である。
始めの店のMERRY YOUで、手足が思うように動かないという最悪のスタートを切ってしまったが、それ以来気持ちを切り替え開き直りというか、なるべくリラックスして演奏することを心がけた。
「腹七分の力の入れ具合」というのがオレの演奏目標としたが、いい具合に調整できたと思う。
実はこんなことは昔から分かりきっていたことであるが、若い頃のように体力が余っている状態では結構難しいのだ。
演奏に気持ちよく酔ってしまうと、フルパワードラミングに走ってしまうのが昔からのクセだった。
ロックドラムの醍醐味などというのは、なんといってもパン!というでかい音のスネア、ズドン!というバスドラにあるんだからついでかい音を出したくなってしまうのは仕方がない。
だが、気持ちが良くっても力んでいる演奏というのは、後で録音したものを聞いてみると、たいがいは堪えられない酷い演奏だ。
学習しても、何度も同じことを繰り返す、下手くそアマチュアドラマーの典型である。
ま、失敗しても過ちを犯しても飲み続ける酒と一緒か!ダセーなオレ。。
そんなこんなで、そこそこ力加減を覚えた今回のライブ。
ドラムセットを振り返ろうと思う。
前回は時間の余裕もなく、ドラムのバージョンすらチェックできず後でギターのまっちゃんに教えてもらったが、今回は分かっていたので持ち込み機材は最小のものにとどめた。
スネアとスティックのみの持込で楽チン。
セットは当然ながら前回と同じYAMAHA9000-Rで、JAZZ演奏がメインの店にしては珍しく深胴のセットだ。
バーチの甘い音がして、芯があるのが9000-Rの好きなところだ。
タムのヘッドを強めに張っていてもカンカンの軽い音にならないのは深胴ならでだ。
ヘッドはもう交換時期を過ぎているが、タイトな張りなのでまあどうにか許せる範囲。
バスドラのフロントヘッドに穴を開けていないのは、JAZZ仕様で、踏むとドーン、と音が伸びるが嫌いではない。
やはりYAMAHAのドラムは好きだ。それぞれのシリーズごとに完成されていて、どれを叩いてもその音がする。
自分は、YAMAHAのバーチとPEARLのメイプル、TAMAのバーチを持っているが各社特色があって面白い。
最近はどうかなと思うと、品質は横並びでもいいが良く似たセットばかりで面白みはないかもしれないな。
だが、どのメーカーもメンテが大事で、可愛がって見てあげないと大事な時に壊れる。スネ男君になっちゃうね。
演奏は9曲ずつ3ステージ。そしてアンコール。
1ステーじでハプニングだ。
21:00に演奏が開始したが、既にかなりビールをお召しになった若者軍団が、開始早々フルテンション。
そのヨッパノリに圧倒されたか、バンドの音がだんだんと大きくなっていく。
時間の都合でリハなしで調整しながら始めたのだが、お客さんの歓声やら嬌声で演奏の音が聞こえなくなるので仕方ないが。
すると、声帯の温まっていないヴォーカルゆーこの声が突然出なくなってしまった。
これは本人としたら焦るだろう。立ち位置がオレの目の前だからよく分かる。
お茶を飲んだり、エッホン!と咳払いしてはみたがR&Rの一番いいところで声が裏返ったままだ。
どうしようもない。そんな時は、通り過ぎるのを待つしかありません。
ドラマーのオレの、焦っても焦っても思うように体が動かなくて転びっぱなし状態となってしまった過去と同じかも。とも思ったが、やめとこ。
老化現象のオレと若いゆーこを一緒にしたら気の毒だ。
今回のオレはといえば、余裕の7分腹で始めて正解だった。最大に盛り上がって9分の力だった。
傍から見て、やる気あるのか?ぐらいの演奏がちょうどいいって知ってるけんね。
なかなかできないけどね。
2ステージからはゆーこのノドもすっかり良くなって、さすが若い子は違うと納得したオレだった。
そして告白すると、メンバーの誰も気付かないというか誰も知らないオレの誕生日をステージで自分からウケ狙いに喋ってしまい、何となく後悔しているオレであった。