長い10月だった

今日で10月も終わり、明日からやっと11月だ。
何だかとても長く感じた。いろいろなことがあったからなあ。
辛いこともあった。人生について、心底考え込んでしまった。
未だに整理できていないのが実感だ。

個人的に、自分や家族きょうだいの誕生日も10月が多いので、おめでたいというか忙しく出費も多い。
金銭面では、11月になると何となくホッとしたりする。。

季節としては10月は好きだ。涼しく過ごしやすいし、食い物も美味いし、酒も美味いし、朝夕涼しいからよく眠れる。
食い物は本当に美味いね。食が進んで太る。
サンマに大根おろし、新米のご飯。牡蠣もいいね。おでんの季節になってきたね。
考えるだけでたまらんね。じゅるる！

今日、３週間ぶりに整体へ行った。
長引いているヒザの痛みの治療なんだけど、今日の治療で終了になった。
決して完全に痛みや違和感がなくなったわけではないが、足を引きずるようなことはなくなった。
自分のヒザの痛みは骨盤の歪みが原因だということなので、完治するためにはここから自分でコントロールしていかないといけない。
先生は仰る
「痛みがなくなれば積極的にウォーキングしてください。でも走っちゃいけませんよ。」
「でもね先生、自分は歩いていると、つい走りたくなっちゃって気付いたらジョギングしちゃってるんですよ。」
「そうだね、つい走りたくなるのは分かる。適当にぴょんぴょん走るほうが楽チンなんだ。歩幅をしっかり取って、手を正しく振って、キチンとウォーキングすることは難しいし疲れるから、無意識のうちに楽な方にいってしまうんだよ。」
「歩いていると、早く汗をかきたくなっちゃうんです」
「いや、正しい歩き方でしっかり歩いて御覧なさい、すごい運動量だよ。でも効率がいいから無駄な汗はかかないけどね。いい加減な走り方でぴょんぴょん飛んで汗をかいても、ヒザや腰を痛めるばかりだ。うちに来る患者さんで、腰とヒザを痛める人ってのは、素人のジョガーがやはり多いね。」
「セ、先生・・言わせてください。。」
「何です？」
「がちょ～ん」
そんなやり取りがあり、オレは明日から車での通勤をやめることにした。
明日の朝から、満員電車で揺られて、駅からとっとこ歩くことにした。
年末には、腰やヒザに痛みがなく、腹の引っ込んだスリムでかっちょいい、髪の毛のふさふさの若返ったいい男になるぞ～！
えっ、何か？

暑い秋

10月29日は誕生日だった。
そのことをちらっと書き込んだら、ＰＯＷＤＥＲのメンバーからコメントをいただいて、後からそれを知ってメチャクチャ嬉しかった。
みんなありがとう。
JUNJI気をつけてな。ボンボヤージ！
ターサン、クリスマスまで同い年だね～。
まっちゃんも10月だったか～おめでとう！
U-co.、髪の毛がなくなってきてな・・・

誕生日の当日、夜更かししたにもかかわらず例によって早起きしてしまって、寝不足なのに眠れないので、薄暗い中、ウォーキングに出かけることにした。
例年なら、この時期の早朝は寒くてウインドブレーカーが必要なのだが、外に出たらTシャツで全然OKな気温だった。え？って感じで驚いた。
地球の温暖化はかなり厳しい現実だと思う。

ところで早朝の緑地公園（豊橋の高師町にある大型の公園）は老人銀座なのだ。
お年寄りと一緒に30分ほど歩いていたら、アクシデントが。ジョギングシューズの靴の底の保護ゴムがべろっとめくれて、それ以上歩けなくなってしまった。そりゃもう10年ぐらい履いてる靴だし、フルマラソンも走ったはずだから寿命だろう。
仕方なく、靴の高さが違ってしまっているのでびっこを引きながら帰った。何だか怪我をしているみたいで変な感じだった。
汗をかきだす手前での中止なので不完全燃焼で、しかも途中から変な歩き方だったので、古傷の右ひざに違和感が。。。。
嫌な感じの誕生日の朝だった。

それからはどこにも出かけず、昼時にビールを飲んだら疲れがどっと出て、倒れこんで寝てしまって、気付いたら「笑点」が始まる時間だった。もう外は薄暗い。
「しまった。もう一日が終わりだ。」と思ったが、仕方がないので諦めて、酒を飲むことにした。
オレはアル中か？
夜も暑くて、寝る時まで窓を全開にしていた。それにしても一日Tシャツ1枚でいられる10月末って何よ。

雨のサタデーナイト

今日は、昼間は温かく洗濯日和だった。
夕べ遅くて（つーか朝寝たんですが）、早く起きちゃったので、メチャクチャ寝不足だったんだけど、天気が良すぎて寝てられなかった。
洗濯物干したり寄せたり、スーパーに買い物に行って料理なんかしちゃったりして。
寝てりゃいいのに、寝不足は体に悪いっちゅうの。
２回も洗濯機回しちゃった。
ところが夕方には天気はどんよりして、夜には本降りに。

で、夕方からはドラム教室に。
まさか雨が降るなんて思わなかったので、傘なんて持って行きませんでしたよ。
今月から新しい生徒さんが来られています。
年配のオトーサン。
最近趣味にドラムを始められたばかりで、ドラムセットを買って自宅で練習しているのだけど、練習方法が分からないっていうことで。
お話好きな、腰の低いオトーサンです。
うふふふ。ほほ笑ましいですな～。
年齢に関係なく、ドラム人口が増えるってのはオレは嬉しい。
高校生と違って上達速度は遅くても、そこはそれ、まあ楽しんでいきましょうよ。オト～サン。

なに？おめーもオヤジじゃねーかだと？
いやいや、オレなんかまんだひよっこっすよ。ハナタレ小僧。へへ、へへへへ～。

そして、いつものように教室を終えて外に出たら、あららら、雨が本降り。
駐車場まで濡れて歩いたら、頭からびっしょりになっちまった。
やっと車に乗り込んだら、携帯が「♪～！」
「何だやー？」と思い、出てみると、
「まだ帰っちゃいけませんよ、教室の次の生徒さんがいらっしゃいますよ！」だって。
先週まで空きだった最後の時間に、新しい生徒さんが今日から入ったのをまだオレは知らなかった。
まあ良くある「連絡漏れ」ということで、あわてて雨の中走りました。
しっかり濡れて、教室でクーラーかけたら寒くなっちゃった。
教室内は狭くて、生徒さんとスティック振ったり体を動かすとすぐ暑くなっちゃって、クーラーは必需品なんですよ。
「ヘクシ！」ってカトちゃんクシャミして、本当のハナタレ小僧になっちゃったりして。
今日の新しい生徒さんは、高校生。
受け答えもなかなか落ち着いた感じの男子高生。（女子じゃないけど別に残念じゃないよ）
全くの初めてということで、ステイックの持ち方から、ストロークの種類、ドラムセットの名前まで、わからないことばかり。
いいですいいです、いくらでも教えるでね。ドラム人口が増えることは楽しい。
大人になっても、ず～っと、続けてくれよ。

つーわけで、帰宅してシャワー浴びて、バンメシ食って、気付いたらまたも明日の1：30じゃあーりませんか。
ひ～。寝なきゃ、体に悪いっす。
おっと、もうオレの誕生日だ！

１０月２７日/浜松銀座ライオンライブ

え～、一応断っておきますが～、金曜日の日記としてアップするんだけど、日記を書き始める現在のこの時間はすでに土曜日の午前2：00を回っておりやす。
まあ、ライブをやったのが金曜なんでそうするだけなんですが。

いつもライブがはねて片づけを済ませ、まかない飯をぐっと堪えて汗の引かないうちにお店を出ると、大体午前零時を回ったくらいですかね。
それから自宅に帰って、シャワーを浴びて、冷蔵庫の食材なんか見て一人打ち上げの準備をしつつ、ビールをプシュ！ってやると、いつも1時半とか2時ですねえ。
この夜中のこの時間が、かけがえのない至福なひと時です。しかし健康にはよくないです。。。

今、余りに腹ペコだったので大盛り塩焼きそばを作って、あっちゅう間に完食。ビールがビールが進むクン。しかし健康に良くない。

焼酎に切り替えて妙に緑茶割りが美味い。今夜は止まらないかも。しかし健康に良くない。

いかん、相当時間が経ってしまい、酔っ払ってしまった。
今夜のライブの反省をするぞ。
さっきまでライブを録音したＭＤを聞いていたので総括をします。

ん～。ＰＯＷＤＥＲのボーカル陣は問題ないが、演奏者がこけてました。ひ～。
オレ自身、明らかな失敗が３１曲中２曲ある。しかも、水曜日の練習で自ら申し出てみんなに確認させてもらった曲でだもんね。ひ～。ハズカシー。ばかー。穴があったら入れたい～。あ、もっとばかー。
この２曲とも、今までどおりに何気なく演奏していたら少しも迷うことなくスルーできたはずなんだけど、原曲を聞き直してそれに拘ってしまったら、えらいところで引っかかってしまった感じで妙に演奏しにくくなってしまった。
今はどツボにはまってしまっている状態。
「困った困ったこまどり姉妹」
ま、次回までの課題と言うことで、頑張ります。
こだわることもいいことだと思いますので。


ボーカル陣にＳＡＸのいっちゃん

さて、今日は、珍しく若くてピチピチ女性ボーカルの飛び入りがありまして（といっても本人は固辞してたのにムリヤリ歌わせたみたいなんだけど）、３ステージ目に２曲歌ってもらいました。
バンドをはじめてまだ半年とか言ってたけど、すごい度胸！恐れ入った。
ゆーこに関してももそう思うけど、やっぱ女は度胸なのかしらん。
音程もいいし声も良かったし、楽しませてもらったな。
機会があれば、また。
ちゅうことで。
おっと、新聞が届いたので寝るどー。

疲労回復の薬は

ただいま～って感じで、先ほど帰宅してシャワーを浴びたところっす。
今夜はＰＯＷＤＥＲの練習日。
サトキチ君が仕事の都合で来られなかったんだけど、いい練習ができました。新曲（オールディーズだから旧曲だけど）の練習をして、いい感じだった。
何だか人前で披露する時が楽しみだーって、そういや明後日ライブじゃんね。
ＰＯＷＤＥＲとして、初めて人前で演奏する曲もあるな～。うっす。
「夢」ができました。へへへ。
「希望」でもいいかな。バンドってのは、「次」があるんですよ、「夢」でも「希望」でも。

オレ、ここんとこメチャメチャ体調が悪い。
整体にかかって治りかけた右ヒザは、またギクシャクと痛みだした。鼻風邪なのか鼻炎だか分からないけど治らなくて、鼻づまりと鼻血＆かさぶたでたまらん息苦しい。右腕に湿疹ができてしまって痒くてかくと真っ赤になって腫れ上がる。アトピーかよ。先週から気持ちも落ち込んでる。オレって定期的に「ウツ」っぽくなる人間なんですけど、今回はちょっときついな～って感じ。
信頼する友の死はこたえる。
オレは社交的な人間ではないので友人は少ない。顔と名前は知っていても、性格がシャイなのでたとえ同じ場にいて、場が盛り上がっていても知り合いにすらなれない事が多い。
気持ちが沈む時って、一瞬「躁」になって、それから割と長い「鬱」がくるような気がするけど今回もそうだった。葬儀という儀式には運営する側に置かせてもらって、忙しく働く状況だったり気持ちを張り詰めるという立場にいたから、冷静でしっかりしていられた。で、想像していたとおり、全てが終わって何日か経った時にガクッと気持ちが沈んでいった。

今日も仕事に出かけて気が晴れずに日中を送り、夜になってスタジオに車を走らせてみんなで雑談をし、音を出した途端に鬱っぽい気持ちが晴れたのだ。
なんと言いましょうか。音楽の力、バンドの力、夢の力を信じたい。

あれから１週間

ＮＨＫで、吉田拓郎の３１年ぶりのつま恋ライブのドキュメント番組見て、何か知らんけど泣けてしまってます。
で、なぜかやっぱり何か知らんけど思い出しちゃってます。

早いような、そうでもないような。
ワッツが倒れてから１週間。
連絡をもらってから、あっという間だった。
あの時はパニクってたなあ、ずっと。
いきなりだったし、眠った顔を見た後も何だか信じられなくって。
バンドのメンバーへの連絡に困った。
「死」という言葉が出せなくって。

お通夜の席でも葬儀が終った後の斎場でも、一滴も酒を飲まなかった。
何だかその反動で、その後は酒びたりの夜ですわ。

ライス米国務長官

現在、TVで最も露出度が多いのは言うまでもなく金正日で、次に大きく離れてどこぞのいじめ中学校の校長先生ぐらいかな。
ま、どちらも困ったものだ。
で、国際問題で露出度が多いのがこのライス米国務長官。新聞、TVではブッシュより良く見かけます。
フルネームでコンドリーザ・ライスさんは、今年52歳。もっと若く見えますね。
美人なのかどうかは、オレは良くわからない。好みの問題だしね。
少し前に、カナダのハンサムな年下の貴公子だったか大臣だったかとロマンス？とか言われてお騒がせだった。
頭脳はＩＱが２００という天才らしいよ、すごいね。
ライスの綴りは「ＲＩＣＥ」でお米と同じ。米国だからって、シャレか！（タカ＆トシ風に）

何で今ライス米国務長官にこだわるかっつーと、この字面の「ライス米国」がどうしても「お米の国（っていうお米屋さん）」に見えてしまう。
オレはご飯大好き人間で、パンはダメ。ラーメンとご飯があれば満足。オレは小池さんか！
それから、何と言っても王様の影響であります。

王様のザ・ビートルズの直訳アルバム「カブトムシ外伝」の曲に、「カム・トゥギャザー」をパロった「米とげ、ザ～ッと」があります。
この曲で、王様はお米を上手に炊く秘訣を歌っておりますが、曲中「ライス～！」と雄叫びを上げておられまして、そのお言葉が強く我が胸に刻まれているのであります。
先ごろＰＯＷＤＥＲと王様とのコラボライブでは、この「米とげ、ザ～ッと」も演奏いたしまして、ワタクシ、しっかりとバッキングでドラム叩かせていただきました。楽しかったなあ。
従いまして、ＴＶで「ライス国務長官が・・・」という言葉が聞こえると同時に、ワタクシの瞼には王様がご飯のお茶碗を手に、「ライス～！」と叫ぶお姿が想像されてしまうと言うことであります。

どうもくだらぬ日記でごめんましょう。

Ｗｉｎ Ｆｉｘｅｒのインチキ野郎！

この間の日曜日、暇な時間にネットで音楽サイトを見ていた。
You Tubuで、世界の有名無名のドラマー達のドラムソロを見ていたら、楽しいの何の。
ところが、突然警告画面が。
「エラーが発生」だとか「重大な脅威」或いは「スパイウェアが見つかりました」みたいな警告が出て、「このコンピュータのセキュリテイシステムでは駆除できません。直ちにこの駆除ソフトをダウンロードしますか」というような画面が出た。
そして、購入画面へと続いた。
オレはびっくりして、あんぐりと口を開けたまま画面に釘付けになった。
だって、つい先日期限切れになったセキュリティソフトを最新版にバージョンアップしたばかりだからだ。
それなのに、更に新しいソフトに買い換えなきゃいけないというのは納得がいかなかった。
でも、PCがこのまま壊れてしまうのでは困るし、既にやられてしまっているのかも知れないし、買うべきかやめるべきか悩んだ。

そんな困ったときのJUNJI頼み、ということで早速電話してみた。
すると、「あはは。そういうの、あるかも知れないっすよ。放っておいても大丈夫ですよ」とそっけない返事だった。
自分のPCは「ノートン・アンチウィルス」をインストールしてあり、駆除できるか試してみた。
すると、至極簡単に駆除が終了し、こいつの正体は「Win Fixer」という名前だった。
調べてみると、「典型的な脅迫押し売り型インチキアンチスパイウェアソフトです。」とのことであった。
騙されてクレジット番号を投入しなくて良かった！
オレは、このインチキ野郎のために2時間以上悩み、JUNJIに電話までかけて迷惑を掛けたじゃねーかよ。
くっそー、しかし、一体どこで拾ってきたんだろう。

しまったなあ。。。

まだ引きずります。
どうです？この満面の笑顔、嬉しそうだね。
この写真、ちょうど1年前にＷＡＴＴＳの練習をしたときの写真です。
場所は豊川市のミチヤス氏の自宅兼仕事場でのスナップです。
遺影に使ってもいいくらいのいい顔なんだけど、間に合わなかった。
何もかもが突然で、全然準備ができなかった。

今日、予約してあった練習スタジオに行って、キャンセル料金を払いに行った。
今夜は、今頃ワッツとオレは練習して、バカ話をして、真面目な話をして、録音していたはずなんだな。
オレの携帯には、今日のお昼から夕方には「今夜練習よろしくね。」ていうメールが来るはずだったんだ。
めちゃくちゃマメな男でした。練習当日には必ずメールをよこしていた。
こちらの個人的な事情で練習の日程をずらしてもらうときも、「了解、また連絡します」と一言だけのメールで、文句は一切言わなかった。
実は、今日の練習だって、先週やる予定をこちらの都合でずらしてもらったんだ。ごめんな、わっちゃん。
先週やっていたら、もう一回逢えたなあ。
ちきしょ～、今頃になって、またじわじわときやがる。

今日、予約していた練習スタジオに行って、キャンセル料金を払おうとして、店長に事情を話した。
すると、キャンセル料金を受け取るどころか、
「ええーっ、あのワッツさんが？」って非常に驚き、かつ残念がって「そうかあ・・・・信じられないなあ。そんな事情なら受け取れないですよ」って、悲しく寂しい顔をしていた。
オレは「しまった！」と思い、その瞬間激しく後悔した。
葬儀の前に連絡をしなきゃいけなかった。
スタジオキャンセルの連絡はしたが、その時は病院に駆けつける途中で、すこしだけ予約をずらすぐらいの気持ちだった。
そして、その後もあまりの急展開に頭の中はパニクってしまい、悲しいお知らせを連絡をしなくてはいけないリストに含まれていなかったのだった。
いくらあたふたとしていたとは言え「後悔先に立たず」である。
まだまだ連絡すべき方々にもれがあったかも知れませんが、今となっては仕方がない。
すみません。この場を借りてお詫びします。

そうこうしているうちに、あ～、今夜の練習予定だった時間も終わってしまったな～。
わっちゃんを慕う「Andrew」が自分のブログでやる気が起きないって言っています。
全くそのとおりだ。

今後の予定

今日もいいお天気で爽やかな一日だった。
ワッツの葬儀にあたり、このいい天気は悲しみを一瞬でも忘れさせてくれるような、それでいて皮肉なぐらいに気持ちの良い朝だった。
自分は葬儀の手伝いをするため、朝一番で葬祭センタに出かけた。
仕事は一日休めるように手配してきてあった。
現地に到着すると、お通夜から一睡もせずに故人を偲んで語り合った数人のワッツの古き友人達が、赤い目をして酒臭い息を吐きながら座っていた。
話を聞くと、どうやら酒を飲んで帰る術をなくし、そのまま昔のバカ話をして朝になっただけのようだったが、ワッツは多分、あのやさしく含みのある笑顔で昔話を聞いていたことだろう。
オレは夜中になる前に帰ってしまったことをほんの少しだけ後悔した。
葬儀の前、忙しくなる前にと思って、眠ったままのわっちゃんの顔を見ておはようを言った。
すると、ヤツは大好きだったラーク（タバコ）を吸いながら眠っていた。（実際はご家族が棺の中にタバコの箱を開けて置いてあったわけなんだが）
相変わらず無邪気な顔だった。

告別式は、昨日に続きまたも大勢の弔問客に囲まれて盛大に行われた。
夕べ涙を枯らした人たちは、またも最後のお別れに涙を流した。
地元のミュージシャン達がぞろりと集う葬儀は、やはり壮観であった。

葬儀の後、親族に混じって斎場に行った。
待ち時間、朝若氏をはじめ最も身近なミュージシャンと話し合ったが、ワッツのやりかけの仕事は、放っておいてはいかんのではないか、残されたメンバーで仕上げて彼の魂に応えてあげなきゃいかんだろう。ということで考えは一致した。

斎場には来られなかったが、葬儀の後で、ワッツの癒しのハコだった「パラディソ」のママは、早いうちに追悼ライブをやってよと仰っていたということだ。

ワッツの音楽をアルバムという形に仕上げるとか、追悼ライブということに関して、「そのうちに」などと思っていると、日はすぐに過ぎてしまう。
作業はなかなか難しいと思うが、みんなで協力して作り上げていきたいと思う。
これから朝若氏は、ワッツのＨＰを立ち上げるべく、動き出すということだ。
鉄は熱いうちに叩かないとただの塊のままだからね。
旧知のミュージシャンの皆さん、ご協力くださいね。