ドラマー人生めちゃくちゃ長いオレですから、今までたくさんのシンバルスタンドを使ってきました。
写真はほんの一部ですが、このあたりが今のメイン。今使っていないものは倉庫にしまってあります。
そこで、今現在使用中のスタンドのおすすめアイテムと、逆におすすめしないアイテムのご紹介でもしちゃいます!
もちろん、ドラミングのスタイルによって必要なスタンド形状がありますので、あくまでオレの好みということで参考にしてちょんまげ。
まずは、今メイン中のメインで使用しているのがこれ。
カノウプスCCS-1F
シングルスタンドなので、ブームにはなりませんが、自分のドラムスタイルではこれがいい。
フラットベーススタイルという、国産でビンテージモデルをいち早く販売したカノウプスの逸品ですね。とにかく軽くて折りたたむと小さくて楽チン。それまでのスタンドは、どれもダブルレッグで大きくて重たいスタンドばかりで、かさばるしカッコ悪くて嫌いでした。
今ではビンテージブームということもあって、各メーカーも類似品を販売していますが、時代の先駆けはこれでしたね。片手で2本らくらく持てるのはこれだけでした。
自分は10年ぐらい前から使い始めて、ザ・スターキーのライブでもずっと使用しております。毎月のライブで酷使しても一度もトラブルはありませんし、ソウルフィンガーでもクラッシュ用として左右のタム横に置いております。
ただし、欠点はあります。
この軽さゆえに、野外ではシンバルが風にあおられて倒れる心配大。
特に18インチ以上の大きなシンバルでは安定感が足りません。屋外ではスタンドの足をガムテで固定するなりの補強をしないと、大切なシンバルを割る可能性もあります。
そんな時はこれがオススメ。
パールC-150S
こちらもビンテージスタイルの、見た目華奢なシングルスタンドですが、足の部分がしっかりしていて安定性は抜群。その代わり、けっこう重量はあります。
なので、自分は屋外時の必需品です。
こちらはブームスタンドもあります。
パールBC150-C
このタイプはブームのロッドを格納することもできて、シングルでも使用できる優れモノ。
そして、レッグもシングルと同じくフラットベースタイプと従来型に変更可能です。
自分は、これを毎回ソウルフィンガーのライド用に使用しています。
さらに、もう一つ。
高い位置にチャイナなどを設置するときには、これがオススメ。
カノウプスのハイブリッド・スタンドCBS-2HY
これは、去年ブログで紹介しておりました。
大きい割に軽いというのが特徴で、しかも操作性が上品で使い良い高級品です。お値段も結構高い。。。
逆にオススメしないのは・・・
ZENN-DBS6000
決して全否定ではなく、一応使えます。ただZENN製品全てに言えますが、安いだけに作りが丁寧ではなく値段相応で安っぽい。大きくて重たいし、使用中にストッパーが緩んだりシンバルがお辞儀することが度々あるので、今はほぼ倉庫行きになってしまいましたね。
他に、YAMAHAやラディック製も持っていますが、今はあまり使っていません。
昔は作りのしっかりしているYAMAHA派でしたが、案外重たくてかさばるのでメインでは使わなくなりました。
やはりライブでは持ち運びという点で、コンパクトで軽いというメリットは大きいのです。
時代とともに進化しているスタンド類。
60年代の黎明期から始まったドラムパーツの歴史。この頃、日本の3大メーカーのPEARL、YAMAHA、TAMAが揃い、切磋琢磨してきました。その後各社アイデアを盛り込んだ製品が次々と開発され、作れば売れるという時代がやってきました。
90年代でバブルがはじけるまでは、ドラムセットは超深胴だったり、ヘビーデューティといって豪華堅牢で重厚長大なハードウェアーがもてはやされて、とにかく重くて運搬が死ぬほど辛かった。
その後、前述のビンテージブームがやってきて、華奢で軽く、しかしアイデア豊富で使い勝手のいい製品が次々と発表されています。
今の製品は、国産品も輸入物もどれも信頼でき、おしなべていいものが多いと思います。
自分のドラムスタイル、見た目の好みでいかようにも選択肢があって楽しめますね。