何度もこのレコードを聴き、ハードなタッチのブルース・ロックを覚えた。その頃すっかりハマっていた「CAROL」のようなR&Rに比べてポップじゃないジャンルなのに、このアルバムでブルースの黒っぽさと渋さと熱さをいっぺんに教えてもらった、大人のレコードでした。 自分は、このアルバム以降の、『クリエイション with フェリックス・パパラルディ』(1976年)、3枚目の『PURE ELECTRIC SOUL』(1977年)、さらにダイレクトカット盤の『STUDIO LIVE』(1979年)、『朝日の国』(1980年)など、LPレコードが新しく出るたびに追いかけて買っていたが、例によって引っ越しする際に全部処分してしまった。もったいないことをした。。。
オレ的にブルース・ロックバンドとして一番好きなクリエイションは、もちろん1stアルバム『CREATION』(1975年)だが、脂が乗っているという意味で3枚目の『PURE ELECTRIC SOUL』(1977年)をあげたい。このアルバムは曲・演奏ともに素晴らしい。米国での成功もあり、金をかけてオリビア・ニュートン・ジョンの女性バックコーラスなども参加していたりとアレンジが豪華で完成されている。特に竹田さんのボーカルが迫力満点で自信が溢れている感が今聴いても素晴らしいと思う。