久々に堪能しました。
筒井康隆のとびきりのセンスが、待ち焦がれていた心の飢えを満たしてくれる。
いやあ、実はもう諦めていたのですよ。
こんな面白い作品に出合えるなんて。
2008年の作品で、去年文庫本として出版されたものを読んだわけです。
筒井さんは、昭和9年の生まれで、7年前に死んだうちの親父と同い年ですから今年は76歳になられるはず。
生きておられるだけでありがたい存在なのに、何なんだろうこのパワーと新鮮さ。
もはや人間国宝ですよ。
紫綬褒章を受章しておられますが、オレにとって死んだ親父と同じ「神」の領域。
それにしても、若いころ夢中になって読んだ数々の文庫本と同じ感覚が甦りました。
筒井さんの作品といえば、「SF」「ドタバタ」「スラップスティック」「ナンセンス」「ギャグ」「阿鼻叫喚」「フリージャズ」「夢」といったキーワードが連想されますが、まさにその集大成という小説。
「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」
それにしても、この繰り返しという荒技が、読む者をビックリさせ喜ばせる。
もう、これ一発でオレのハートは鷲づかみにされてしまった。
読みだした瞬間に、「はは~ん。夢だな。来たぞ!」と思って読み続け、音楽のように流れに身をゆだねているうちに読み終えるという感じ。
やはりこれは音楽だ。
場面展開なんかもジャズだ。
でもなんかパンクっぽいし、ロッキンロールしてる。
この作品で、第4回絲山秋子賞及び第2回清水良典賞を受賞し、さらに去年第58回菊池寛賞を受賞するという、受賞ラッシュ。
やっぱり、神だ。
筒井康隆のとびきりのセンスが、待ち焦がれていた心の飢えを満たしてくれる。
いやあ、実はもう諦めていたのですよ。
こんな面白い作品に出合えるなんて。
2008年の作品で、去年文庫本として出版されたものを読んだわけです。
筒井さんは、昭和9年の生まれで、7年前に死んだうちの親父と同い年ですから今年は76歳になられるはず。
生きておられるだけでありがたい存在なのに、何なんだろうこのパワーと新鮮さ。
もはや人間国宝ですよ。
紫綬褒章を受章しておられますが、オレにとって死んだ親父と同じ「神」の領域。
それにしても、若いころ夢中になって読んだ数々の文庫本と同じ感覚が甦りました。
筒井さんの作品といえば、「SF」「ドタバタ」「スラップスティック」「ナンセンス」「ギャグ」「阿鼻叫喚」「フリージャズ」「夢」といったキーワードが連想されますが、まさにその集大成という小説。
「ねえ。誰かが家の前で喧嘩してるよ」
それにしても、この繰り返しという荒技が、読む者をビックリさせ喜ばせる。
もう、これ一発でオレのハートは鷲づかみにされてしまった。
読みだした瞬間に、「はは~ん。夢だな。来たぞ!」と思って読み続け、音楽のように流れに身をゆだねているうちに読み終えるという感じ。
やはりこれは音楽だ。
場面展開なんかもジャズだ。
でもなんかパンクっぽいし、ロッキンロールしてる。
この作品で、第4回絲山秋子賞及び第2回清水良典賞を受賞し、さらに去年第58回菊池寛賞を受賞するという、受賞ラッシュ。
やっぱり、神だ。