ぶろぐ“あみん”

タイを中心にアジアの話題。
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■徳を積む(ทำบุญ=たむぶん)=情けは人のためならず

2023年09月09日 00時00分00秒 | ちょっとお出掛け^^
 昔々、タイ人のお友だちとあちこち遊び回りました。でも、そのとき一度は連れて行かれたのがコチラ。
【泰國義徳善堂ファランポーン寺院支店】
 バンコクラーマⅣ世通りจามจุรีสแควร์(=チャムチュリースクエア)สามย่าน มิตรทาวน์(=サムヤーン ミットタウン)の向かい。วัดหัวลำโพง(=ワット・ファランポーン)に併設の義徳善堂です。

泰國義徳善堂……
 タイ語ではมูลนิธิร่วมกตัญญู(むらにてぃ るあむかたんゆー)華人慈善宗教団体善堂。明代に中国で誕生した慈善のための組織。中国では中華人民共和国の成立とともに衰退していったが、潮州系移民が多いタイやシンガポールでは20世紀に入ってから多くの組織が生まれ発展した。特に公の救急組織が存在しなかったタイでは、現在でも民間救急の担い手である。
 泰國義徳善堂は、救急隊(レスキュー隊)を所有するボランティア団体。遺体回収、傷病者の病院搬送、交通事故被害者搬送、災害救命活動など救急医療を必要とする人々を救助するために活動している。隣接のワット・ファランポーンに無縁仏の共同墓地がある。

 施設前には、
救急車も停まっています。常に無線を傍受していて、事故発生を知ると現場へ急行するんです。





「ココにはね、無縁仏のお墓があるんだ。でもね、身寄りがなかったり、貧乏だったりすると、死んでもお棺がないんだ。そんな人に、ちゃんと天国に行って貰えるように、僕らがお棺を寄付をしてあげるんだよ」
「幾らぐらい寄付したらいいの?」
「無理しないでできるだけ。100でも、500でも、10,000でも^^
 でも、これは徳を積むことにもなるから、必ずその分は自分に返ってくるんだよ」


 そんな話があってから、近くへ行ったときにはたいていココへ顔を出すンです。

 受付で、ピンク色の紙に名前を書いて寄付額を渡すと、オレンジ色の紙と共に先のピンクの紙が戻されます。

 オレンジ色の紙だけ、本堂? のこの壺で燃やします。

 隣の部屋へ行き、残ったピンクの紙をここにある木箱に貼ります。
 これが行き倒れだったり、スラム街での孤独死だったりした人の棺桶になるんです。

 もう30年近く、大体Ⅰ回分のごはん代(最近は、ビール代もプラスするようにしています(^^; )を行く度に貼り付けています。
 たぶん、何人かの旅立ちのお手伝いはできたと思っています……。
 ちなみに、タイ語でるあむ かたんゆーとは、“有り難く参加する(させてもらう)”というような意味になります。
【2023年4月 バンコク都バンラック区】

【ノート】
มูลนิธิร่วมกตัญญู(むらにてぃ るあむかたんゆー)
泰國義徳善堂
Ruamkatanyu Foundation
788 ถนนพระรามที่ ๔ แขวงสี่พระยา เขตบางรัก กรุงเทพมหานคร 10500
788 Rama IV Rd, Si Phraya, Bang Rak, Bangkok 10500
0-2235-4349


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2 コメント

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おはようございます (oyajisann)
2023-09-09 08:57:57
おはようございます。
人は人に生かされている=感謝の心。
気持ち洗われるような所ですね。
蛇足ながら・・・。
設立国本元。
>中華人民共和国成立後衰退。
何となく分かります。
良い週末をお過ごしください。
返信する
oyajisannさん^^ (あみん (hgn))
2023-09-10 09:38:51
 まいど、ご来場とコメントをありがとうございます^^

 元来、仏教ですからね。とにかく、今に不満だったら、来世が不安だったら、徳を積みなさい、的考え方なのだと思います。
 30年ほど前までは、松葉杖とか車椅子で街を歩いても、手を貸す人はほとんどいませんでした。それどころか、「前世で何したんだろうね」「因果応報ね」なんてこそこそ話……。前世で良くないことをしたから、現在のようになった……、と考える。そんな社会でした。
 この棺桶タムブンにしても、寄付をしただけ自分に返ってくるから……、的な寄付なんですよね(^^; 
 現世が貧しければ来世こそはと生活を切り詰めてでも、現世で成功していれば来世も同様に……と寺の改築費用を、と寺に寄進をするのです。どちらにしても、寺にとっては嬉しい話でありましょう(^^;
 ガイジンは、美味しい所だけ戴いております(^^;

 中国は、文化大革命が全てを物語っているように思っています(^^;
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