昨日
2月11日は
建国記念の日
でした。
この日は
初代天皇である
神武天皇が即位した日を
建国の日として
お祝いしています。
神武天皇は
『古事記』では
神倭伊波礼琵古命
(かむやまといわれひこのみこと)
と称され
『日本書紀』では
神日本磐余彦尊
(かむやまといわれひこのみこと)
始馭天下之天皇
(はつくにしらすすめらみこと)
若御毛沼命
(わかみけぬのみこと)
狹野尊
(さののみこと)
彦火火出見
(ひこほほでみ)
と称されています。
その
神武天皇が
お生まれになった年が
庚午年の1月1日
西暦で標記すると
紀元前711年2月13日
になります。
60年に一度訪れる
庚午という年回りには
いろいろなことが
起こっているようですね。
ところで
「2月11日」
という日の制定について
明治期には
いろいろと紆余曲折が
あったようです。
明治5年(1872年)
11月15日
明治政府は神武天皇の即位をもって
「紀元」と定め
同日には1月29日を神武天皇即位の
「相当日」
として祝日にすることを
定めました。
明治6年(1873年)3月7日には
神武天皇即位日を
「紀元節」
と称することを定め
あわせて
天皇誕生日を祝日とする
という布告も出されました。
しかし
1月29日は
孝明天皇の命日である
慶応2年12月25日
(1867年1月30日)と
前後するため
不都合になり
明治6年(1873年)
10月14日
新たに紀元節を
2月11日と改めました。
▼孝明天皇
紆余曲折があった
紀元節ですが
他国からの独立や解放
革命などではない
「即位」
を記念している国は
世界でも多くはありません。
あわせて
明治22年(1889年)の2月11日は
大日本帝国憲法の公布日でもあることも
覚えておきたいですね。
神話が生きる国
ちなみに
次に来る「庚午年」は
35年後の
2050年です。
◎感謝