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歴史は夜つくられる

2015年02月15日 | 歴史日誌


“History Is Made At Night”
邦題「歴史は夜作られる」は
昭和12年(1937年)公開の
アメリカ映画です。

主演女優は
90歳の長寿を全うされた
ジーン・アーサーです。
(1900.10.17~1991.6.19)
キレイですね。




この映画は
ラブストーリーですが
邦題は現在でも
歴史の本質を現わすのに
使われることがあります。

実際のところ
歴史上の事件には
「夜」すなわち
大衆が気づかないうちに
秘密裏に
創造されているのではないかと
疑問を感じることがあります。


なかでも
戦争や紛争などの
歴史的な大事件においては
その
始まるきっかけが
いまでも

“不明なまま”

も多いようです。




たとえば
今日は2月15日ですが
アメリカとスペインが戦った
「米西戦争」が始まる
きっかけとなった事件

「メイン号事件」

が117年前の今日
(明治31年/1898年)
キューバのハバナ湾で
発生しています。




メイン号は
アメリカ海軍が
沿岸防衛のために建造した
外洋行動可能な主力艦です。



ハバナで発生した
暴動に対してアメリカの

権益を保護するため

に派遣されましたが
この日の夜、突然
艦の前部が大爆発し
260名の乗組員が
亡くなりました。




原因は

・スペインによる機雷説
・積載燃料である石炭の自然発火による引火説
・対スペイン開戦を狙った米国による自作自演説

などなど
色々と推測されていますが
今日に至るまで
特定されたものはありません。


つまり
原因が特定されなくても
すでに争いが始まってしまうのは
今も昔もかわらない。

さらに
原因が特定され
事実が明らかになっても
争いで亡くなった市民や兵士の
いのちは戻ってくることはありません。

そもそも
戦争の目的が
権益の保護であるとしても
その権益は国民ではなく
軍隊の為であったりするわけです。




事実
「メイン号事件」は

西部への拡張および
アメリカインディアンとの
大規模交戦の終了が
陸軍の任務を減少させ
軍の指導陣は
新しい任務を望んでいた
ことが背景にある

とも言われています。




テレビや新聞で
大きく取り上げられる
ニュースには必ず
「目的」
があることを
知っておく必要があります。




「夜」
知らないところでこっそりと計画され
「昼」
大衆にむけて大袈裟に放流される


“History Is Made At Night”


世界を駆け巡る
昨今の報道をみるにつけ
背後にある
大きな何かを
感じてしまいます。




愛にあふれた
平和な地球になりますように

◎感謝

















コメント
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