自分を味わいつくす、とその人は言った。
高い天井にシャンデリアが下がる聖堂のような空間を
祈りの硬度で、でももっと朗らかに
遊ぶように、でも命をかけて
真剣だけど心から面白がり喜びながら
(声?)(存在?)(挨拶?)で満たした。
その人、山崎阿弥(やまさきあみ)さんは、さえずりながら世界と直にやりとりするのを実演してみせた。
エコロケーションで世界と関わるということはつまり、自己の境界や世界の成り立ちの認識の仕方が違うということ。
ことばの範疇を超えるから壇上のふたりも聞いてる観客のこちらも、えーと(バイブレーション?)と試着するようにちょうどいい言葉を探した。
人は普段言葉や形を見ているけれど、その夜私たちはそれが乗ってる画用紙、空間、氷山の九角を手探りしていた。
見えない水の中に見えない手を入れて小石みたいな言葉を拾うように。
「何かにぶつかる音ではなく雨そのものの音を聞けないかな」
「フォトンが音を記憶し続けていく」
「聴覚は膜を超えていくから、生命の再定義」
「実感と科学の間を振り子のように動きながらいたい、味わい尽くしたい」
「大笑いして開けてやろう、その扉を」
その人は13才の時の夕陽の色を声帯の振動で覚えている。
高い天井にシャンデリアが下がる聖堂のような空間を
祈りの硬度で、でももっと朗らかに
遊ぶように、でも命をかけて
真剣だけど心から面白がり喜びながら
(声?)(存在?)(挨拶?)で満たした。
その人、山崎阿弥(やまさきあみ)さんは、さえずりながら世界と直にやりとりするのを実演してみせた。
エコロケーションで世界と関わるということはつまり、自己の境界や世界の成り立ちの認識の仕方が違うということ。
ことばの範疇を超えるから壇上のふたりも聞いてる観客のこちらも、えーと(バイブレーション?)と試着するようにちょうどいい言葉を探した。
人は普段言葉や形を見ているけれど、その夜私たちはそれが乗ってる画用紙、空間、氷山の九角を手探りしていた。
見えない水の中に見えない手を入れて小石みたいな言葉を拾うように。
「何かにぶつかる音ではなく雨そのものの音を聞けないかな」
「フォトンが音を記憶し続けていく」
「聴覚は膜を超えていくから、生命の再定義」
「実感と科学の間を振り子のように動きながらいたい、味わい尽くしたい」
「大笑いして開けてやろう、その扉を」
その人は13才の時の夕陽の色を声帯の振動で覚えている。
企画して下さった井本由紀さん、輝く瞳で話を引き出して下さった藤田一照さん、ありがとうございました。
山崎阿弥さんのTEDの動画
「アートに勝ち負けって?
でも表現している人は負けたらわかる
誰と戦っているかといえば自分だけど
すごい相手はギリギリの限界まで連れて行ってくれる
アーティストに一番必要なのは勇気
最後の一押しは自分の孤独」
(阿弥さんはファイタータイプのアーティスト)
知らなかったけど阿弥さんは「精霊の守り人II」の異世界音を担当しているそうです。
自分と戦う感は、私レベルでもあるときあるから、本気でやってる人のそれはすごいんだろうと思う。
ものをつくる、ってやはりもうそれだけで勇気だよねえ。
最後の一押しは自分の孤独
不思議なシンクロ。
今一番響く言葉。
そうか、届いてよかった
戦う、も
勇気、も
孤独、も
そうなんだ、と人ごとみたいに思ったの。
せすなとフミオへの伝言だったのかもね。
極から極への成長を渇望するとき。
やはり自分と戦うしかないし、それをやりつづけるにも勇気がいる。全編通してその道中は孤独だよね。
それでも。極を望むなら、自分を押してやるしか手はないんだよね。
せすなさんとは受け止め方が違うなぁ!
しっかり届いたよ。
言葉ってこういうときは面白いしすごい。
わたしは日常の中でアーティストになろうとしてるから、毎日勇気を出してひとりでいる孤独を手に入れようとしているところ。
ことばは鍵のような魔法のアイテムで
開かれるのは自分かな?
せすなはファイター、
私にはない要素なんだよね。