すごいおみくじ

去年、お友達のペンちゃんと作ったおみくじがすごいって評判だった。

なにしろペンちゃんの絵が素敵。
見ているとかわいくてなでなでしたくなる。

あと、当たり方がすごい。

あ、運の良し悪しじゃなくて、なんか適当なことばが書いてあるんです。

助言っぽかったり、そうでもなかったり。

どのくらいすごいかっていうと、閉所が苦手な私が初めてのMRIが嫌すぎてジタバタしながら引いたおみくじがこちら。

「目をつぶって 静かにして 動かない」

誰がこんな文を書いたの！
（私ですが）
（MRI決まるずっと前に）

同じ頃、ショックなことがあって思わずペンちゃんが引いたおみくじがこちら。

「気にすんな！」

その他にもいろいろあって、なかなかのおみくじ、今年もあちこちで売る予定。

Zen follows me

なるほど

予想はいい方へ裏切られた。

一般的な誰かの記念館や博物館の作りとは
そうだ、当たり前だ、違う。

たくさんのパネルもゆかりの物も写真もない。

ごく少ない、選ばれたものだけが、正しく配置されている。

好きなだけ立ち止まり
好きなだけ座っていられる。

来たことも会ったこともないのに
その場所は懐かしかった。

そうだ、外に開かれているのに
きちんと枠が、境界がある。

それはその中に真空を
無心を生み出すためのもの。

水と

空気

空間

光

そうだ、もちろん。


鈴木大拙館

外から見る思索空間

中から見る思索空間

水鏡の庭

うたしもんぺ

全く行ったことないところで、全然知らない人に、初めてのことを習いに行く。

その日私は仕事だったんだけどあまりに楽しそうじゃない？と娘に言ったら、それは楽しそう、１人でも行くと言うので娘の名前で申し込んだ。

着物の布でサルエルパンツを作る。
（そのこと、教えてくれたのは素敵なnさん）

別にね、学校でなくても
学校よりずっと面白く学べるよね。

娘にそれが伝わってたらうれしい。

そういえば私も学びたかったことは大学に行っても扱ってなかったけど、今頃になって学校じゃないところで学んでいて、すっごく楽しい。

仕事終わって駆けつけたら、なんか懐かしい感じの女、針、布の輪の中に娘がいた。

作りたければお母さんもどうぞと言われたので、好きな布選んで滑り込みで教わって、久しぶりのミシン、ガーっとかけたら。
あっと言う間に出来上がった。

めちゃくちゃ可愛い。

それぞれのうたしもんぺ、２人ではいて帰りました。

賭け

天気予報は曇り時々雨だったけれど、出かける前に広がった青空は夏のように眩しかった。

雨なんか降らないだろう！

早速バスタオルを放り込み洗濯機を回した。

息子に手伝ってもらって大急ぎでベランダに干した。

電車の中で「雨が降るとしたら手すりに干さない方がよかったかな？」と聞くと

「天気予報見なかったの？」と息子が言うので

「見たし時々雨だったけれど、青空だったから私は予報が外れる方に賭けた！」

息子は口の端で笑った。

そして帰り道。

音が響くほどの大雨。

賭けは、負け。

だめでも大丈夫

自分がだめなのはわかってる

前と違ってできるようになったのは

だめなところをそのままにしておくこと

私が堂々として見えたとしたら

自分を恥じてはいないだけ

たしかに存在する素晴らしい人たち

天女のような人たちを見れば

自分の拙さや濁りがよくわかる

それはそれで全然かまわない

それはそういう面白さとして

このまんま自分の道を歩いていく

どんなに小さくても

どんなにおぼつかなくても

自分は自分だけ良くしていけばいい