和葉さんが「宇宙の」と言った音を聞きに行ってきた。
(彼女が話した、宇宙を星が行く時の圧倒的な静寂の中に聞こえないはずなのに聞こえる轟音を私も聞いたことがある)
石笛。
静かな山あいにどこまでも甘く許してゆく夕日に浸りながらその音を体験した。
石に自然に開いた穴つまり貫通していない穴に息を吹き込んで音を出す。
一番近いのは指笛かもしれないけれど、それを一千倍強くしたような聞いたことのない音(音なのか?)
通常、音は音源から最短距離を通り私に届く。
だけどその音は暴れ回る野生の生き物(白馬か龍?なぜか色は発光する白に決まってる)のよう。
あるいはランダムに回転しつつ飛び回る複数の円盤(これもどうしてだか直径はこだまスイカ、プリンスメロンくらい)
または降り注ぐ柱状の白昼のオーロラのよう。
音ではないように独自に空間に存在し動き回った。
不思議だなあ。
宇宙の音かって言われたらわからないけれど、確かに横笛を吹く時には地上に戻ってきたように感じたから、そういう意味では宇宙の音かも。
合間に唸る様に響かせた声もよかった。
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