日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

bwd 死にゆく人とともにあること

2017年04月12日 | 死について


ERの待ち合いベンチで
母のトリアージを待ちながら

入退院を数える
そして旅行と
その年月と

はるばる来た
この道のりは
見方によっては
ひたすら下る悲しい道に見えるかもしれない

でも
それを
悲しいだけとは
見ないで欲しい

もしこの先でたどりつく門に
かみさまかえんまさまかてんしたちがいたとして
私たちは胸をはって記録を渡す

母を中心にみんなの力を合わせて
良き人たちの貴い手を借りながら
母らしく私たちらしく歩いてきたと
不備も不足も隠しだてせず
その時々に
なんとかやってきたと

やがて通されたハイケアユニットに何年ぶりかの懐かしいサトウさんがいても

同じように親切に疲れた顔で笑ってくれても

動けなくなった母と私たちを

どうか悲しいだけとは
思わないで欲しい

これもまた豊かな生であるのだから
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キャンプ

2017年04月06日 | 旅行
コテージからみえるオートキャンプ場。
昔学生の頃やったことあるからあんまり言えないんだけど
人間って面白いことするよね。

生活の基本を不便なところまで遡ってなぞる遊び

だけど道具が多いから車で来たりして
ちょっと便利に流しをつけたりして
それから電源もつけたりして

私たちはね、コテージに泊まってたわけなんです。
ぐるっとコテージが囲む真ん中にキャンプ場があって
折々にどうしたって目に入る。

火を焚いて料理して
みんなで用意して片付けて
寝袋で寝て、起きて

わかんない人にはわかんないよね。

何してるわけ?って
何が面白いの?って

私も気になってちらちらみてた。

だけどさ。
よく考えたら私たちみんながやってことと一緒だよね。
生きて一緒に生活すること。
暮らしを共に楽しむこと。

なるほどなあって思ったよ。

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掛川

2017年04月06日 | 旅行
まにまにですよ。

てい子と秘密のあの方と3人で、静岡県の掛川に遊びに行かせてもらいました。
お家で子供を育てている仲間がずっと続けているお泊まりツアーに初参加。

楽しかったなあ。

オートキャンプ場のまわりに並んだコテージを何軒も借りて、行き来して。
サイクリングして。持参した仕事もさせてもらって。
向こうの友だちがご飯を作ってくれて「そろそろできますよ」ってメールで呼んでくれて。

せっかく来たんだからとにかく一緒に何かしよう!! … じゃなくて

好きにしてていいの。

美味しいご飯と優しい人たちの気配と自由がたっぷり用意された場所に、
どっぷり浸かって甘やかしてもらった。

あんな風な人とのつながり方って初めての経験かも。
大人になったからよけいその良さがわかるようになったのかな。

みなさん、ありがとう。

また行くね。



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人生というお料理、の蛇足的補足

2017年04月06日 | 覚えておくために
前回のポエミーなんだけど

一見、自分を抑えて良い人になって
できた人は違うわね、っていう
いい話っぽく感じるでしょう?

違うの。

これは考え方の効率化、最適化の話なんです。
恐ろしく使える認知モデル、
でもあるんですよ。

自分の感情や文化的なバイアスを最低限に押さえて
自分に自分の成長を邪魔させない。

さらに決して相手の物語に巻き込まれない。
相手にそれを許さない。
自分と他の人の課題をごっちゃにしない。

どんな経験も自分の糧にしてしまう、
何からも学んでしまう、
最も自分の役に立つやり方なんです。

多分ね。

必要なのは自らの意思でテーブルにつくことだけです。


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人生というお料理

2017年04月04日 | 覚えておくために
久しぶりのまにまにですよ。

あっち行ったりこっち行ったり
発見が多すぎて
いっぱい書くことはあるけど、まずはポエミー。



お招きされて

嬉しい気持ちでテーブルについて

ワクワク待っていたら出てきたお料理が
小骨だらけだったとして

いやいやではなく
恨みがましくもなく

ありがたいなと全部のみこめるか

小さな骨も
大きな骨も
取りのぞいたり
砕いたりせずに

私のために供されたものだから

無理やり座らされたのでも
食べさせられたのでもなく

自らの意思でここでこれをいただいている、と

いつも必ず
覚えていよう
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