私が嫌だなと思って反応する部分は
自分にも心当たりがあるから毛を逆立てているんだ
ひとつひとつ
自分のくだらなさを棚卸しする
しばらく見てなかった毛玉だらけのセーターみたいに
ぱたぱたと埃を祓い日の光をあてる
私は大人になっているので
自分のくだらなさや幼稚さもそっと扱うことができるようになっている
大きくなく小さくなく速すぎず遅すぎず
それをそうと認めたら
ただの古いセーターになり
チカラを失い
私の一部になって消えていく
私が嫌だなと思って反応する部分は
自分にも心当たりがあるから毛を逆立てているんだ
ひとつひとつ
自分のくだらなさを棚卸しする
しばらく見てなかった毛玉だらけのセーターみたいに
ぱたぱたと埃を祓い日の光をあてる
私は大人になっているので
自分のくだらなさや幼稚さもそっと扱うことができるようになっている
大きくなく小さくなく速すぎず遅すぎず
それをそうと認めたら
ただの古いセーターになり
チカラを失い
私の一部になって消えていく
水面から4.5mにサスペンドされた通路
あるいは橋
足元の格子の隙間から翠の海
風に揉まれながら沖合に進んだ
その時にたしかに何かをした
ことばとことば以外とで
意識と意識以外とで
わたしは汝
わたしはわたしたち
わたしをつかえ
それは祈りだったか