日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

第七期

2024年07月25日 | 無心

暑くて暑くて全ての輪郭が溶けていった去年を思い覚悟して石段を登ったら、お寺の中にはそよそよと高原のような風が流れていた。


6年前には石段に灯りもなく、インターネットもなく、それが少しずつ近代化されてついにクーラーが新設された。


固いなあと思っていた人の配置は変わらないものの少しずつ出入りを繰り返し、いい感じに馴染んできている。


この場所で、リアル参加が基本、それが発心の時からの条件。


だってかなりの人が赤野さんの言うところの「聞いてない」聞き方をしてるから。






それにしても竹箒で土に波紋様、どうしたらそんなことができるんだろう

(写真は上手く撮れませんでした)

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師匠に頭を冷やせと言われた話

2023年08月25日 | 無心

さっき降った雨のおかげで幾分ましになったとはいえ、山の斜面の階段を登ってきたら暑くてくらりとするようだった。


先に来ていた何人かが中に入らず塔頭の前に座っているのは、中に入ってわかった、外の方がまだ少し涼しいから。


この前買った首を冷やすやつ持ってくればよかったと言ったら、首を冷やすのは良くないと思うよ、冷やすなら頭頂部、と師が言う。


帰り道濡らしたタオルを頭に乗せていたら、それはなんなんですかと聞かれたので説明した。


つまり「禅の師匠にお前は頭を冷やせって言われた」ってことですね。


私たちは暗い境内で笑いながら斜面を降りておやすみなさいと別れた。






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夏の夜

2023年07月26日 | 無心

扇風機と団扇と蚊取り線香


山に響く遠い花火


私たちはお寺で勉強していたはずが


暑くて暑くて


気がつくと輪郭が溶けていた


ハセガワさんが MBSRの話をしているのか


MBSRがハセガワさんを話っているのか


にゅるっと出会っている感触が確かに汗と流れていく


耐えている感じとハイな感じが場に満ち満ちる


迷い込む虫を捕まえては逃し


熱いお茶と阿闍梨餅をいただき


私たちは幻のような命を寿いだ






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忘年会/声を届ける

2022年12月22日 | 無心

忘年会があったよ。


何回目かの、お寺の忘年会。


ちょっとだけ舐めた香り高いお酒(獺祭)


プロ選手お下がりの由緒正しいテニスボールを踏んでから


カードで今年を振り返り来年を占った。


(時間切れでお勉強はなし)


みんなで声を届ける遊びをして最初は声をかける側、その後背中を向けて受け取る側になった。


背中の手前で一瞬立ち止まる声の気配がした。


上を通り越してはいない。


私かな、違うかな?

(私ならうれしいけど)

斜め後ろの人宛てかな?


「どこに声が届きましたか」の質問に、みんなそれぞれに指を指す。


私の辺り、ちょっと後ろ、左。


ギャラリーにも質問。


指はてんであちこちに向いたりはしない。

なんとなくふんわりまとまった空間を示す。


正解は?


私だった。


おおさわくんによれば、声の大小や声質は関係ない。

声を届かせようとすればするほど届かない。

声が出る、そこに自分があれば声は届く。

自分で自分を邪魔してるものに気づいてそれを修正するチャレンジ。

出す側と受け取る側の間に声はある。


美味しいお弁当を食べて一旦のお開きの前、声をかけてくれたかずはさんとちょっと話した。


「私かな?違うかな?って遠慮してるのが見えた」


「そうなの、私ならうれしいけどそうじゃないかなって思って」


ごめんごめんうれしかったって、空気で酔っ払った彼女を温まったダウンごと抱きしめた。


指示されたから声をかけただけなのに「声をかける」ということの大きさがじわじわ沁みてくる。


私たちはみんな自分の声を探している途上にあるのかも。


それまでは。


例え声が届かなくても。

隙間は言葉やハグで埋めればいいよ。






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無心はともかく、とは言え

2022年08月25日 | 無心
ともかくとは言ったものの

昨日流れていたテーマは

アンラーンunlearn

その重要性

あるところから先

学ぶことは

ほぼほぼそのまま

自己変容





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