日々乃家日誌 まにまに・てい子の日々の発見

母まにまにが娘てい子と始めた、日々の発見を綴るブログです。

特別な五月

2020年04月30日 | virus

私たち今すっごく大きな津波の中にいる


大事なものから手を離さないで


そうでもないものからは手を離して


くっきりと世界がうつくしく見えるのは偶然じゃない


私たちの体が死を(命を)感じているから


矛盾するようだけれど人の言うことは聞かなくていい


頭じゃなくてもっと中もっと底から納得できることをして


食べて


寝て


生活のダンスをして


生き延びて






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われらを分かつまで

2020年04月29日 | 死について
みんなそうかもしれないけど、人間じゃなくてもとても大切な家族もいる。

そして人間の場合もそうだと思うけど、いつかはなんらかの形でのお別れがくる。

はなは結婚してすぐの頃に道でないてた子猫で、3年前に死ぬまで海外の赴任先にも一緒に連れて行った。
(長い間に一緒にいられない時もあってそれは本当にいやなことだった)

19才になる頃咳をするようになって胸にできものができていることがわかったけれど、結局手術はしなかった。
息が苦しそうになって獣医に勧められた酸素テントを借りたことを、友人が「延命だよね」と言った。

そうかもね。

だけどまちがいや無駄なことを私たちはするんだよ。
どうせ悩むし泣くし、そしてどちらにしろ後悔はするんだ。

はなは酸素テントをしばらく使った。
2、3週間かな。
苦しいと自分からビニールの中に入って寝た。

胸の腫瘍がどんな風に大きくなったのか位置が変わったのかわからない。
どういう具合かその後呼吸は楽になり、最期はゆっくり穏やかに死んだ。

酸素テントを借りたことは微塵も後悔していない。死ぬほど満足してる。

正しいこと、なんてない。

どうなるかはわからないし後悔はする。

だからね、したいことをしていいと私は思う。














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ろうそく

2020年04月28日 | 日記
ピンポンと鳴ったので膝から猫を下ろして、はーいと玄関に向かった。

コロナなので受け取りのサインはなし。

待っていた素敵なものが届いた。

アーティストの河合悠さんにオーダーした特製のろうそく。

思っていなかったけど、思っていた通りの私のためだけのろうそく。

なつかしくかわいく思い、ついついなでてしまう。

少し前に私が書いたものを「イメージの種」にしてもらった。

どの記事かわかるかな?







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さんぽ (ていこと)

2020年04月26日 | 日記

海か山に歩きに行かない?


いつもは私が誘うのに、それでも話に乗るのは三回に一度の娘が私を誘った。


えーと少ししてからでいい?

少し休んだら行けると思う。


いいよ、別に行きたいわけでもないし。

ああ言ったけど山がいい。少しだけね。


ふたりで歩き始めたら娘が言う。


もうやめてって言うまでなら愚痴を言っていいよ。


ぼんやり頭にもしみてきました。

どうやら私を元気付けようとしているらしい。

えーと大丈夫です。愚痴もなし。


小さく一周、緑の中を歩いてきました。


いったいどうしたらこんな子ができるのか。

育つ過程の道のりはかなり荒地のハードさだったはず。


あーでも再現は不可能、きっと。


どこか雲の上でかみさまのウインク。










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巣ごもり

2020年04月25日 | virus

繭の中でまるまって


這うようにしながら生きている


安らかにあるけれど


身体はあちこち千切れている


つらい


しあわせ


それを見ながら


おもしろいな


世界は優しげで綺麗だし


鳥にも魚にも感染症は関係ないし












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